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相棒はブラッキーと… 雪道も!?ゲンガーVMAXデッキ

はじめまして、りゅうと申します。

今回は、発売当初から注目を集めている、ゲンガーVMAXのデッキについて、私なりの構築をまとめていきたいと思います。
この記事を読んでくれた方の参考になれば幸いです。

まずは早速、デッキリストから。

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デッキコード:VkVFFV-JIxDmi-bbkkkF

いわゆるスタンダードな、ゲンガーVMAX+ブラッキーVMAXのデッキとなります。

ならなぜ、この記事を書いたのか。それは、頂への雪道を採用している強みをお伝えしたかったからです。

頂への雪道というカード

ご存知の方がほとんどだと思いますが、頂への雪道のカード効果はざっくりいうと、「お互いのV、GXポケモンの特性がなくなる」というものです。
デデンネGXやクロバットVなどはもちろん、様々な強力な特性を使わせないということができます。
現在のポケモンカードゲームシーンにおいては、ポケモンの特性を主軸とし、それを活かしたデッキタイプが多く存在します。
それらを全てストップさせることが出来るのが、このカードの強みです。

しかし、ブラッキーVMAXもその例外ではありません。頂への雪道があると、ブラッキーVMAXも特性を使用出来ないのです。

ではなぜ、この相反するカードを採用しているのか。それは、頂への雪道を貼るタイミングを調節することで、自分だけが特性を使い、相手には使わせないという強力な立ち回りが可能だからです。

具体的に、どういうプランのもと、構築を考えたかを先にお話致します。

対戦においての大まかな立ち回り

このデッキの大まかな立ち回りとしては、
先攻2ターン目にブラッキーVMAXの特性を使いベンチポケモンを呼び出し、ゲンガーVMAXで倒す(ブラッキーVMAXの特性を使用後、頂への雪道を貼る)

3ターン目以降は、頂への雪道を維持しながら、ボスの指令を使い、ベンチポケモンを呼び出して倒していく

というような流れです。
とてもざっくりとした説明ですが、
相手プレイヤーには、「先攻1ターン目〜先攻2ターン目までの間しかV、GXの特性を使わせない」という状況を押し付けながら戦うというコンセプトとなります。
ここからは、メインポケモンの強みをお話します。

ゲンガーVMAXの強み

ゲンガーVMAXは、持っているワザがとても強力です。
2エネで最大360もの打点を出せるワザと、
3エネで安定して250点を出すワザを持っています。

その為、ワザを打つためのハードルが低く、しかも高い打点を出せる、というのがゲンガーVMAXの強みだと考えています。
また、「いちげき」カテゴリのカードであることから、いちげき関連のサポートを受けることが出来るのも強力です。
いちげきエネルギーで打点を伸ばしたり、ヘルガーの特性によってエネ加速をしたりと、ゲンガーVMAXの強みを後押しする形になっています。

ビクティニVMAXや、はくばバドレックスVMAXなどの、「先攻2ターン目で相手のV、GXポケモンを容易に倒せる」という強みと同じものを持っているので、それを存分に活かすべきだと考えました。

ブラッキーVMAXの強み

ブラッキーVMAXの特性は、サポートカード「ボスの指令」と全く同じ効果を持ちます。
つまり、サポート権を消費せずに、ボスの指令を使うことが出来るわけです。
博士の研究とボスの指令を同じターンに打ちたい!ポケカプレイヤーなら誰もが一度は思ったことがあると思います。
ブラッキーVMAXは、それを可能にする1枚なのです。

剣盾シリーズ以前の、BWやサンムーンシリーズの頃からポケカをプレイしている方なら、この強さは身にしみていると思います。(私は当時プレイしていませんでした。)

先攻2ターン目から、ブラッキーVMAXを使い相手のベンチポケモンを呼び出し、さらに博士の研究などのサポートを使い、自分は次の展開を着々と行う。そして、呼び出したポケモンを倒し、サイドレースとゲーム展開を有利に進める。
ブラッキーVMAXはその力を持っています。

先程紹介したゲンガーVMAXと合わせて使うことで、ゲンガーVMAXの強みを最大限活かしたゲームメイクが可能となります。

長くなりましたが、ここからは、その他のカードも含め、採用カードについてお話していきます。

採用カードとその理由

・ゲンガーVMAXライン 3-3
メインアタッカーです。
2匹たてられれば十分なので、3枚ずつです。枠があれば、Vのほうを4枚にしたほうが初動が安定すると思います。


・ブラッキーVMAXライン 2-2
キーカード①。
ゲームの最序盤に1回特性を使うことを考えているので、各2枚ずつのみの採用。
ブラッキーVMAXの特性に依存しすぎると、頂への雪道が重いです。

・デルビル、ヘルガー 3-3
エネ加速+打点上げを担ってくれるシステムポケモン。
序盤にヘルガーが1匹立つと、ゲンガーVMAXのワザをかなり打ちやすくなります。
中盤以降に2匹立つと、後続アタッカーの育成がかなり楽になります。
上記の状況を目指したいので、各3枚ずつの採用。4枚入れると手札でダボつくと思ってます。

・いちげきウーラオス 1
対ミラー、対ムゲンダイナで使うためのカード。
ヘルガーを2匹立てておけば、このポケモンを出したターンにワザを使うことができます。
奇襲性が必要なカードだと考えるので、相手にできるだけ見せないプレイングをします。よって1枚のみ。

・マーシャドー(リセットホール) 1
相手の貼ってきた混沌のうねりや、こちらの頂への雪道を剥がすときに使います。
雪道剥がす→ブラッキーVMAXに進化して特性使う→雪道を新しく貼る
という動きが出来るのもいい点。

・クイックボール4、しんかのおこう3、ポケモン通信2
1ターン目にゲンガー、ブラッキーと、出来ればデルビルまで場に出したいので、クイックボールは最大枚数。
デッキ内の進化ポケモンがどれも優秀で、早めにすべて進化させたいのでしんかのおこうは多めに採用。ポケモン通信は単体では使用が出来ないので優先度は低めになっています。

・ポケモンいれかえ3、ふうせん1
あまり入れ替えを多用するデッキではありませんが、ゲンガーVが対戦準備でバトル場にいないことも多いので、計4枚採用して序盤に引きこめるようにしています。

・活力の壺 3
ゲーム中使うのは1度だけのことが多いのですが、使用するのは中盤〜終盤であり、序盤に来たときに捨ててしまうことを考慮し3枚採用しています。2枚に減らしても上手く回るとは思います。

・おおきなおまもり
実はキーカード②。
ヘルガーの特性を使ってエネ加速をしたときにダメージを受けてしまうので、それをケアするためのカードです。
これをゲンガーVMAXにつけることで、ヘルガーの特性を使用しても、れんげきウーラオスVMAXにワンパンされる心配がかなり低くなります。
HP300と320の差はとても大きいです。


・博士の研究 4
ドローエンジン。ノータイムでフル投入しました。

・マリィ 3
ドローエンジン兼手札干渉。
カードを引ける枚数があまり多くないので、頼りきりになると不安定だと考え、3枚にしています。

・ボスの指令 3
ブラッキーVMAXを採用しているデッキタイプは、ボスの指令を減らす傾向が多く見られますが、このデッキはブラッキーVMAXは1度しか使わない前提で動きます。
中盤〜後半で2回は打ちたい場面があると思うので、引き込めるように3枚。

・エリカのおもてなし 1
要調整枠です。
マリィ4枚目をこのカードに変更しています。
状況によってドロー出来る枚数が異なり、不安定さはあるものの、手札をキープしたまま追加でカードを引ける点を評価し採用しました。

・頂への雪道 3
キーカード③。
相手の動きを止めるためのカードです。
メインコンセプトのひとつであり、相手によってはかなり有利に立ち回れるようになるので、貼り合いに負けないように3枚投入。
雑に貼っても、相手がこのカードを貼り替えようとリソースを割いてくれるなら御の字なので、それだけでも強いです。
ブラッキーVMAXの特性を使うタイミングで先に貼ってしまわないように注意。

・あくの塔 1
スタジアム貼り替え用+ドローソース。
貼れたらいいなくらいで入ってます。

・いちげきエネルギー 4
ヘルガーの特性を十分に使えるようにフル投入。

・ハイド悪エネルギー 2
特殊エネルギー対策のケアのために、基本エネルギーを多めに入れたかったので、2枚のみ。

・基本悪エネルギー 4
相手のトキワの森を利用できたり、特殊エネルギー対策をされた場合に詰まないよう、ハイド悪よりも優先度を上げています。
ここの枚数配分は環境を見ていじるポイントかなと思います。


その他の採用候補カードについて

・ミュウ(ベンチバリア)
ベンチ狙撃が多く見られるようになった中で不採用なのは、ヘルガーがれんげきウーラオスVMAXのキョダイレンゲキを耐えるHPを持つことが理由です。
また、ヘルガーに依存しているデッキではないので、サイドレースに気をつけていれば、わざわざベンチ枠を埋めてまでケアする必要はないかな、と感じたためです。
環境に応じて入れ替える部分だと思います。

・デデンネGX、クロバットV
ドローソースになりうるカード。
とても強力ですが、ベンチ狙撃の対策をしていないことと、頂への雪道で特性が使えないので、腐る場面のほうが多いと思って不採用。

・リセットスタンプ
枠の都合というのと、このカード自体に自分のデッキを動かす力がないことが理由です。
また、力で押し切るようなデッキタイプの為、このカードを打つより先にゲームを決めてしまったほうが早いとも思いました。

・ツールスクラッパー
リセットスタンプとほぼ同じ理由です。


終わりに

いかがでしたでしょうか。
このデッキを作ってから、あまり大会等で回していないので、細かいケアや動き方などを含めると、デッキレシピもまだまだ荒削りなものかもしれません。
ですが、個人的には、ゲンガーVMAXのデッキはこの形が一番強く立ち回れると考えています。

ぜひ、こんな構築もあるんだと、頭の片隅にしまってもらい、参考になれば幸いです。
最後までご覧頂き、ありがとうございました。

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