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vsFC東京戦を終えて

 こんにちは。
 昨日7月16日は、明治安田生命J1リーグ第21節FC東京戦が味の素スタジアムにて行われました。

 水曜日に行われた天皇杯3回戦をヴァンフォーレ甲府相手に2年連続で敗れ、タイトル1つを逃した鹿島。連敗をしてはいけない試合、そして中断期間前最後の試合でもあり、今後の鹿島のサッカーとはこうだ🫵というのをファン・サポーターに意思表示するためにも負けてはいけないということ以上に大きな意味を持つ試合になります。



☆スターティングメンバー

       鈴木優磨  垣田裕暉
  仲間隼斗            樋口雄太
   ディエゴピトゥカ  佐野海舟
 安西幸輝  関川郁万  植田直通  広瀬陸斗
          早川友基
 
 このメンバーで挑んだ鹿島、ベンチには若手の舩橋佑選手、師岡柊生選手がベンチ入りし選手交代にも若手をどう組み込んでいくか期待がかかりました。




☆前半

 鹿島は前半から球際の強度で優位に立ちますが、前半9分、相手左サイドから最後はディエゴオリベイラ選手の技アリゴールを決められ、痛い先制点を献上してしまいました。
 このゴールに至るまで守備では再三相手左サイドを突破される場面が多く、対応する広瀬陸斗選手が手を焼いていましたが、同サイドからやられてしまった形に。

 しかし、得点が入りギアが上がったのは鹿島でした。先制し、隙とスペースが出来た東京に対し、この日もキャプテンマークを巻いた鈴木優磨選手を中心に、自分たちのサッカーを体現すべく同点ゴールを狙いに行きます。負けてはならない鹿島は前半23分、安西幸輝選手と鈴木選手のコンビで相手を上手く崩し、最初のコーナーキックを獲得しました。
 キッカーの樋口選手の精度の高いボールに合わせたのはエースの鈴木選手!見事なヘッドで前半のうちに鹿島が同点に追いつく方が出来ました👏
 この時点でまだ前半は半分残っている状況の中、さらにギアを上げたのは鹿島でした。得点後にすぐさまコーナーキックを獲得するなど、甲府戦では見られなかった気迫を感じさせました🔥
 すると、前半終了間際、鹿島右サイドのスローインから繋いで行き、逆サイドの安西選手へ。持ち上がった安西選手がクロスを送ると鈴木選手がシュートへと持ち込みますが、打ちきれず、こぼれたボールを樋口選手がシュート!枠は外れますがその延長線ににいたのは垣田選手!見事に頭で合わせ待望の逆転ゴール🙌
 鹿島が前半のうちに逆転に成功し前半をリードして折り返しました。




☆後半

 両チーム共に交代はなく、後半に入りました。
 後半も鹿島が主導権を握り追加点をとりに行きました。
 後半54分、いい守備から前線鈴木選手へ。左サイドを駆け上がってきた安西選手へとボールが渡り、ゴール前へとパス。それにダイレクトで仲間選手が合わせるもキーパー正面。しかし、そのこぼれを上手くトラップしシュートを打ったのはピトゥカ選手!見事なゴールでリードを2点に広げる大きな得点を挙げました🙌
 その後も完全に鹿島ペース。後半70分には仲間選手、樋口選手に代えて荒木遼太郎選手、松村優太選手を投入、75分には垣田選手に代えて師岡柊生選手を投入しました。知念選手やカイキ選手が離脱中の今、交代選手で強度保つことが課題となっている中、途中から出場したこの3人が見事な強度で相手に流れを渡さず、試合も終盤まで迎えることができました。
 後半90分、プロフェッショナルファールにて安西選手が退場処分となり、人数が1人減ってしまいますが直後の相手セットプレーでも得点を与えず。
 ロスタイムの94分、鈴木選手、安西選手の退場のため戦術的交代となった師岡選手に代わり土居聖真選手、舩橋佑選手が投入され、試合を締めました🙌

 中断期間前最後の試合で今シーズン初の逆転勝利を飾ることができました。




☆総評

 3日前の天皇杯の出来とはまるで違う気迫と覚悟を感じた勝利でした。
 こういう試合を毎試合続けてほしいのが本音ですが、そうはいかないのがサッカーの面白さ⚽️このサッカーが3日前に出来ていれば、、、。そう思わせられる内容だっただけにタイトルを逃した現実をまた突きつけられた感じにはなりましたが、何がともあれ、今後の試合に弾みのつく結果、内容だったと思います。

 ただ、まだまだ😑これを継続することが今の鹿島の最大ミッション。良し悪しはあれどその波を少なくし、今日のようなパフォーマンスをいかに維持できるかがこれからの残りのタイトル争いで大事になります。
 鹿島の課題である継続力、そして前回のnoteでも触れた試合中の選択肢な数をこの中断期間を生かして8月以降の戦いに繋げてほしいと思います。

 今日の試合での何点か上がるとすれば、1つは失点直後の戦い方です。鈴木優磨選手が中心となりブレずに自分達のサッカーを体現したこと、それに周りの選手が呼応するかのように目の前の勝利のために得点を狙い続けた事は成長した部分ではないでしょうか。

 もう1つは、若手選手の躍動です。これまでなかなか出場機会を得られなかった若手の選手が途中出場ながら相手に流れを渡さない、逆に、ギアを何段階も上げてくれるプレーを短い時間ながらも表現してくれた事は、今後のアントラーズにとって大きな意味を持つそんな素晴らしいプレーの連続でした。

 最後に、この選手なしでこの勝利は語る事はできません。そう、安西先生です👏
 天皇杯で120分を戦い抜きながらも、中3日ながら、この試合で3得点全てに絡んだ勝利の立役者。終了間際退場してしまい、次節の札幌戦に出られないのは痛手ではありますが、疲れを知らない上下動を繰り返し岩政アントラーズをしっかり体現しました。
 まだまだ荒削りな部分はありますが、彼の運動量そしてプレー面以外でもいずれ鹿島に21個目の星をつけてくれる貴重な存在だと改めて感じることができました。

 現時点ではありますが、首位と勝ち点差を10に縮めることが出来、最低限の状態で中断期間に入ることが出来ました。
 まずは、期間明け最初の試合であるホーム札幌戦に向けてしっかりと鍛錬し、若手選手はガンガンアピールしてほしいと思います。


 次節も共に闘いましょう!

 ここまで読んで頂きありがとうございました🙇‍♂️