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YBCルヴァンカップvsアルビレックス新潟戦を終えて

 こんにちは。
 昨日6月18日は、YBCルヴァンカップ第6節アルビレックス新潟戦が県立カシマサッカースタジアムにて行われました。
 鹿島はグループステージD組を勝ち点7の2位につけており、この試合で引き分け以下だとプライムステージ進出はほぼ不可能といった状況の中、他会場の結果も伴いますが勝利が絶対条件の重要な一戦となりました。
 
 


☆スターティングメンバー

       染野唯月  荒木遼太郎
  仲間隼斗            土居聖真 
   ディエゴピトゥカ  樋口雄太
 安西幸輝  関川郁万  植田直通  常本佳吾
                                      沖悠哉
 
 リーグ湘南戦からメンバー6人を入れ替えて挑み、勝利が絶対条件の中チャンスをしっかり決め切ることが重要となる一戦でした。
 中でも注目は、染野選手と荒木選手の前線コンビ。複数得点が必要となるなか、攻撃陣をどう引っ張っていくのかに注目です。



☆前半

 鹿島は試合序盤から守備の強度が高く、ボールを奪ってはロングボールで深さをとり新潟ゴールに迫っていきます。
 試合開始早々3分、鹿島が積極的な守備から新潟陣内中央付近でボールを受けた久々にスタメンの仲間選手が相手を1人交わしこの試合チーム初めてのシュート!ゴールから距離はあったものの見事なミドルシュートがゴール右隅に決まり、プライムステージ突破に向けて大きな先制点を取りました👏
 いい守備からいい攻撃とまさに文字通りの先制点となり、幸先のいいスタートとなりました。

 先制した鹿島は、その後も強度の高い守備で相手新潟を翻弄し追加点を取りに行きます。そして前半12分、相手新潟のゴールキックの場面。キーパーは大きく蹴るのではなく下から繋いでいくビルドアップを選択しました。しかし、ビルドアップの部分で上手くコースを切りながらチェイシングした鹿島の染野選手のプレッシャーもあり相手キーパーのミスを誘い、染野選手がボールカット!これがゴールへと吸い込まれ待望の追加点🙌
 スタメン起用に答えた2人の活躍により早い時間帯で2点を先取し、鹿島がゲームを優位に進めました。

 しかし、鹿島優勢と見られた試合は、徐々に流れが変わっていき点を取りに行くしかない新潟が、左サイドのダニーロゴメス選手を中心としたシンプルな攻撃で鹿島ゴールに迫っていきます。鹿島は、徐々に新潟の攻撃を受ける形となってしまい、序盤のような決定機を迎えることができません。
 そして、この時点で他会場の同組首位のアビスパ福岡は先制しており、このままでは首位通過は不可能なためなんとしてでももう1点、2点と追加点を取り各グループ2位の成績上位3チームに入らなくてはいけません😖
 ただ前半中盤以降は新潟にペースを掴まれてしまい、このまま前半を2-0で折り返しました。



☆後半

 両チーム共にメンバー交代はなく、後半が始まりました。
 後半は開始から両チーム共に一進一退の戦いが続き、硬さのある立ち上がりとなりました。そんななか後半58分、鹿島は一気に3枚替えを行いました。先制点を挙げた仲間選手、土居選手、荒木選手に代えて藤井智也選手、佐野海舟選手、鈴木優磨選手が投入されました。中盤での守備の強度は保たせつつ、攻撃に個性、得点力のある選手を投入し追加点を狙いに行きました。
 負けじと新潟も攻撃のタレントを入れ替えながら得点をとりにきました。鹿島としては、奪ってからのカウンターで仕留める、もしくはセットプレーをうまく活用することが出来ていれば追加点は取れていたと思いますが、この日の気温や前半から飛ばしていたことも考えると後半は難しい戦いになってしまったというのが正直なところです。
 63分には染野選手に代わり師岡柊生選手が、74分には常本選手に代わり広瀬陸斗選手が投入されますが、最後まで得点を奪うことはできずこのまま試合は終了。

 残すは他会場の結果のみです。

 同組首位アビスパ福岡は、前半のリードをそのままに勝利し、これで鹿島の2位が確定しました。
 突破には、各組首位チームはもちろん、各グループの2位のチームから成績上位3チームの計8チームがプライムステージへとコマを進めます。
 グループE組2位のFC東京が成績上位トップグループA組2位のコンサドーレ札幌が成績上位2位となり残すはあと1チーム。
 
 グループB組2位は清水エスパルスで勝ち点8、グループC組2位はサンフレッチェ広島で勝ち点9となり、最終節新潟に勝利し勝ち点10と積み上げた我ら鹿島アントラーズがギリギリでの成績上位3番目に入り、プライムステージ進出を決めました😮‍💨🔥



☆総評

 なんとか無事にプライムステージ進出を決めてくれた選手、監督、スタッフの方々。
 今年のルヴァンカップは、チーム状態がよろしくない時期での試合がほとんどだったため自分たちでこのような状況を作り出してしまい難しい大会となってしまいましたが、なんとかタイトル獲得に向けて1つ山場を超えてくれました👏
 これはひとえに、選手たちの頑張りはもちろんですが岩政監督のマネジメントの賜物だなと、グループステージのMVPは岩政監督が相応しいと僕は思います。
 ここ数年の鹿島を見ているとやはりどこか怖がってプレーしている選手たちや消極的、良さを引き出せないサッカーがここ数年の鹿島でしたが、ルヴァンカップではなかなか出場機会に恵まれない選手たちが起用されてきました。今日の試合は、そのような選手が半数出場していましたが、特に今日の試合は前半から生き生きと、得点を取る、ポジション奪ってやるっていう気概を前半から感じ、その選手たちの活躍やゴールがあって突破を決めることができました。
 選手たちはもちろん悔しいはずです。ただそれを岩政監督にしかできないケアマネジメントで選手達と接し、きちんと競争を促す手腕は、今までのアントラーズの監督とは打って変わって魅力のある監督だなと感じました。それが現在の鹿島の公式戦12試合負けなしにも繋がっていると思いますし、岩政監督の意図が選手達にも伝わっている何よりもの証拠だと思います。

 まだまだリーグ前半戦、ルヴァンカップグループステージ終わっただけで大袈裟ではありますが残り試合、来年以降のアントラーズが非常に楽しみな突破となりました😊

 次なるステージはプライムステージ、準々決勝です!
 組み合わせ抽選会は、7月3日を予定しており、準々決勝第1戦は9月6日、第2戦は9月10日となります。ホーム&アウェイによる戦いでグループステージにはなかったVARも採用されます。
 鹿島の次なる対戦相手はどこになるのか乞うご期待です🙌

 頭を切り替え、次はリーグ後半戦へと入っていきます!中5日でアウェイガンバ大阪戦が控えています。まずはこの試合を落とすことなくシーズンダブルを喰らわせ、リーグ首位追撃に向けて後半戦戦っていきましょう!


 共に闘いましょう!

 ここまで読んで頂きありがとうございました😊