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【婚活日記】37日目 最終回 またもやショートコント『プロポーズ』

【あらすじ】
誕生日ディナーでもしかしたらプロポーズされちゃう?なんてテンション高めで当日を迎えた楽渓花。しかし!ここで彼の思い込んだら突っ走る性格が再びあらぬ方向へと迷走する…!

実家に帰った際の結婚するかもしれない報告と同じ二番煎じのタイトルなのでどうかなーとも思ったんですが、どう考えてもコントとしか思えない展開だったのでこのタイトルにしました。大事な所で悉く決まらない彼とそういえば真剣交際を申し込まれた時もこんな感じだったなーと当時を思い出し、何だかおかしくなってしまって、怒るより笑いが出てしまった私の話です。

昨日が私の誕生日だったので、彼が予約してくれたホテルの高層階ディナーデートへ行ってきました。約束通り、彼は家まで迎えに来てくれて、玄関先でケーキとお花を貰いテンションup。待ち合わせが16時でホテルの予約が17時半とのことで、距離や時間的に私の家であまりのんびりすると遅刻するかもしれないな、という心配もあったので、そのまま早めに出掛けることに。

多分ここで彼は一旦家に上がって一緒にお祝いしたかったんだと思うんですが仕方ない。渋滞とか予想外のアクシデントに遭わないとも限らないので、なんとなーく上がりたそうな彼には気づかない振りをしてそのまま外出。気持ちは言って貰わないと分からないし、そうしたいならLINEで事前に言ってくれれば良かったんだから、次からそうしたらいいだけだしね。それより急な予定を入れてホテルの予約の時間に遅れる方が大問題。

で、予定より早めにホテルには到着。しかしここからが色んな意味で驚きの連続でした。ここまで決まらない人って居るの…?ってくらいの展開です。

まずは料理!勿論ホテル高層階のディナーなので素敵なディナーコースではあったんですが、これが全部私の苦手な牡蠣をふんだんに使ったフルコース!!以前から牡蠣は勿論、貝類は全種類無理!!って伝えていて彼も知っていたにも関わらずウェイターさんより出されたメニュー表に踊る牡蠣づくしのお品書きにそれまでの笑顔も凍り付き…ウェイターさんが去った後、流石に『私牡蠣苦手って言ってたよね…?』って思わず口に出てました。

どうやらホテルのサイトを見た際、値段だけチェックしてすぐ横にある『メニュー詳細』は見ずに予約したらしいです…値段よりメニューを気にして欲しかった…!そういう所も私とは考え方が全然違うなーと改めて実感。
自分ならメニュー内容を見て一緒に行く人が食べられないものがないかを一番にチェックするからね…多分苦手な食材の多い女友達がいるからこその習慣なんだと思うけど、人を喜ばせるのってやっぱり大変なんだなーって思いました。

そこからの彼の慌てぶりは見ているこっちが可哀想になるくらいでした。
勿論大人だし、ホテルディナーということは当然ある程度のお金も掛かってるわけだからお残しはまず論外。でも牡蠣はあの噛んだ時の生臭さというか磯の匂いが苦手なので、デザートまでのメニューは全て苦行でした。どんなに腕の良いシェフが作ったとしても苦手なものはやっぱダメなんだな、って実感。

もう食べることで精一杯なので、会話を楽しむ余裕はないし、ホテルディナーが20数年ぶりという彼からは『こっちの牡蠣じゃないの食べる?』と添え物の肉をこちらに寄越そうとしたりと、ファミレスじゃないんだから自分にサーブされたのはちゃんと食べて、そういうのはマナー違反なんだよ、と優しく伝える元気も出ず『大丈夫だから食べて』と返すので精一杯。あまりテーブルマナーについて触れる機会がなかったのか、他にもちょっと気になる所作があったので、次に私とホテルディナーに行く時はきちんと彼が恥ずかしい思いをしないように説明をした方がいいなと感じました。

そんなこんなで著しくテンションが下がり、精神的にも疲れ切った私にようやくやってきたデザートタイム。もしプロポーズならこの辺なんだろうなーと思い、苦行を何とかクリアした達成感?もあり、余裕を取り戻しつつあった私はここで回想に入り…,

そう言えば仮交際→真剣交際の申し込みの時に貰ったお花も今日と同じスーパーで買った値札のついたままのお花だったなーとか、一人暮らしなのにプレゼントのケーキのホール、結構大きかったよなぁ、とか、微妙に決められない、お付き合いに対して年上なのにどこか不慣れな所が一生懸命な感じがして好きになったんだったと思い出して、そう思い始めるとここまで決まらないのも私達らしいと言えばらしいのかな、と何だか妙に腑に落ちてしまい、気づけばもやもやは無くなってました。

あとはデザートだけなのでもう私のテンションも回復。誕生日ディナーということでホテルの方のご厚意で写真を撮ってプレゼントもして貰いました。やったね!そこでようやく口数も戻り始めた私を見て彼が急に席を立つと私の隣に。『何?プレゼント?(笑)』と分かっている癖にからかう私を前に予想通り用意していた指輪を出して『これからもずっと一緒に居て下さい』とひと言。

ん?それじゃあ普通にお付き合い継続、っていう意味に取られかねないよ?と思い『それってどういう意味?』と更に押して聞いてみるとそこで初めて『結婚して下さい』そうそれ!!それだけで良かったんだよ!!勿論返事は『こちらこそ喜んで!』…若干居酒屋風味がしなくもない返しでしたが、無事めでたくプロポーズ終了。指輪は指のサイズがいまいち分からなかったとのことでリングの部分はレンタルでしたが、しっかり左手薬指に入り…

結婚指輪じゃないから右の薬指なのかな?と思って私は右手を出したんですが、彼自身がそっちじゃない、って言って左手の薬指に嵌めてくれました。どうやら婚約指輪は基本左手薬指に嵌めるとはあるものの、実際はどちらの薬指でもOKらしく、逆に当たり前のように左手の薬指を選んでくれたことが嬉しかったです。

完全理系で豊富な知識を元に私の知らない世界を色々教えてくれる彼と、逆に彼があまりよく知らない『普通の人の感覚』を持っている私。頭が良すぎて時々とんでもない方向へ行きますが(笑)そこはまずこういう人なんだっていうことを理解した上で怒るのではなく『●●すると私はこう思うから、次からは●●みたいにして欲しいな』と選択肢を敢えて一本化せず、自分で考えて貰う事で成長していって貰えたらな、と思っています。

そんなわけで6月頃から始まった婚活日記、本日で最終回です。
ここまでご覧下さった皆様、ありがとうございました。次からは【婚活日記after】とでも銘打って、新居探しや実家への挨拶、結婚式はどうする等についての顛末を綴ってゆく予定です。良ければ引き続きお読み頂けると幸いです。ありがとうございました!!

【最後に】40代.50代の貴女へ
幾つになっても恋愛は出来るし、結婚も出来ます!!
ただエンジンを掛けるのが若い時よりちょっと難しいだけ。
だから私は無理矢理相談所にエンジンを掛けて貰って、結果彼と出会いました。婚活パーティやアプリで手応えがないのなら、目先を変えたらいい。

相談所は真剣に相手を探している人ばかりなので、初期投資こそかかるものの、時間もお金も最小限で素敵な方と出会える可能性が高いです。最期も1人で良いと覚悟が決まっているのならいい。でも『誰かと一緒に居たい』と少しでも思うのであれば、人生の中で一番若い今日の今!決めましょう。これを見て下さった方が一人でも多く幸せになれることをお祈りしています。

【実際私が利用した結婚相談所はこちら】


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