【婚活日記 after】15日目 思った以上に重い悩み

【あらすじ】
1/30の相談所への退会手続きの為、彼と出かけた楽渓花。
しかし相談所の人の都合で時間が延びてしまい、結果時間が来るまで私の家で先日彼の言っていた『私と出会った時から悩んでいたこと』を聞くことに。

先日の喧嘩から顔を合わせるのは初となった30日。丁度予定していた退会手続きが先方の都合により遅延が発生した為、空いた待ち時間で彼が私と出会った時から悩んでいたことを話して貰いました。

彼によると私との結婚が正式に決まってから、ここ最近ずっとその悩みがあったということで聞いてみると『私と結婚しても子供は出来ないんだよな』ということ。これについては真剣交際中に私から『私と結婚したとしても子供は望めないけどそれでもいい？』と確認して彼からは『子供が出来ないのは寂しいけど私と居られる時間の楽しさの方がずっと大きいから構わない』って言ってくれて、ここまで来たんですよ。

なのにまたここまで来て話し合ってお互い納得していた筈の内容で悩み始めてしまう彼に驚きと同時に困惑。もうお互い年齢的に子供を望めないのは分かっているし、実際授かったとしても、育ててゆくにはお金が掛かるわけで、彼が今どれだけ貯蓄があると言っても子供が生まれることを計算に入れればやはり今の年齢では生活が苦しくなるのは目に見えているから『子供は持たない』って選択をした筈なのに…

思ってもみなかった悩みにどう返して良いか分からず、涙が出るばかり。
今更言われても叶えてあげられない望みなのに、私はどうしたらいいのか？心の裡でずっとそう感じているのなら、結婚後もずっと彼はそれを引きずるかも知れない。それならまだ辛うじてお互い引き返せる今の内に婚約解消をした方がいいのか？そう思い『じゃあ結婚するの止める？』って聞いたら『それはしない』と即答。

『これまでも、恐らくこれからもここまで自分と波長が合い、気持ちが安らげる相手は私しか居ないと思う。だから婚約解消とかは考えていない。

子供についてはちゃんと話し合った上でここまで来たのに、割り切れていない自分が悪い。だからこの間もそのことを考え続けていたせいでおかしな態度(殆ど無口だったり話を上の空で聞いていたり等)を取ってたと思う。ごめん』

そんな風に言われたらもう私からは何も返す言葉はありません。
彼が子供を持たず、二人で生きることの楽しさや喜びを少しずつ見出してゆけるよう、私が一緒に過ごしてゆけばいいだけ。『話が違うじゃん！』って怒るのは簡単だけど、人の気持ちって分かっていてもどうにもならない部分があることがあるのも解ってるし、それが少しずつ癒されたり薄れて行ったりすることも経験上知っているので、私はただ彼に寄り添うのみです。

想像以上に重い悩みでしたが、私に打ち明けたことで彼も変な罪悪感に苛まれることもなくなっただろうし、2人で居ることに対して前向きに考えるきっかけにもなったと思うので、逆に聞けて良かったです。ずっと悩んだまま結婚生活に入って『やっぱり子供が欲しかったから』と別の女性に走るとかおかしな方向へ行かれるよりはずっといい。

私が出来ることは『二人で生きる楽しみ/喜びを彼にもっと知って貰う事』だと思うので、引っ越し～結婚式等の一通りのことが終わったら、彼とこれからの人生についてしっかり話し合ってゆきたいと思います。