家中が洗剤だらけになりそうだ。

最近テレビで、テーブルの除菌スプレーのCMやってるじゃないですか。

奥さんが台ふきでテーブルを拭いたら、「それじゃあ菌を広げてるだけ！」って言って菌がウヨウヨしてる気持ち悪いイメージ映像を見せるやつ。ボクあれ見るとすんげームカムカするんですよね！（笑）

消費者の不安をあおって「でもこの商品があれば大丈夫ですよ〜」を提示するのは、広告の基本中の基本だってことはわかってるけど、あれはなんかイラつく。

うちのママちゃんも同意見のようで、いつも二人して「菌なんてどこにでもいるわーい！」「菌食って生きとんじゃボケー！」とか言ってます（注・ボケーって言うのはママちゃんです）。

青臭いことを言うけど、「これするとこんな素敵になれるよ」とか「これしないとやばいぞ！」なんていう提示の底にはいつも経済が横たわっているわけで、自分で考えることを放棄すると、いらないモノをどんどん買わされて家中が洗剤だらけになるよね。

ボクが信頼する歯科医の親友が

「世の中で『便利』と言われるものはたいてい対症療法だよ」

って言ってて納得したよ。洗剤だろうと低反発枕だろうと二日酔いの薬だろうと、根本を見直さない限り、追いかけっこしながら死んでいくだけだよね。

自分で考えると、いろいろ楽しいよね。