愛のボラギノール

今日はちょっと汚い話ですよ。

最近、食べすぎなのか飲みすぎなのかジムに通いはじめて身体がびっくりしているのか、お腹をくだしてたんです。

今朝、トイレから出た僕は大きな声で

「おしりいたい!おしりいたい!おしりいたい!」

と大騒ぎしながら部屋を歩き回りました。

チビたちが大喜びするからというのもあるけど、本当に菊の門のまわりがヒリヒリ痛かったんです。拭きすぎでただれていたんでしょう。

しょうがなく書斎に戻って仕事をつづけて、お昼にふたたびトイレに入ると、僕の本や雑誌が入っているカゴの隅っこにボラギノール軟膏のチューブが入っているのが見えました。

知らない人のために説明しておくと、ボラギノールというのは日本を代表する痔のお薬で、菊の門まわりの炎症にも効くのです。

なぜわが家にボラギノールがあるのかは不明だったけど、さっそくトイレットペーパーに軟膏を絞り出し、局部にやさしく塗りつけていきます。

そのときのぬらぬらとした感触と、ぴりぴりという痛がゆさに、僕は思わず一人で声をあげました。うううっ。

なんていう実況はどうでもいいのだけれど、おかげで炎症はいくぶんか治まったようで、今は安心してワークチェアに座ってこの崇高な文章を書くことができています。

何が言いたいかというと、家内は偉大だなあ、ということに尽きます。

旦那が朝からおしりがいたいと大騒ぎしているのをよそに、笑顔で淡々と家事や趣味をこなしながら、いつのまにかボラギノールをさりげなくトイレに忍ばせておくその人としての度量。やはりかないませぬ。

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2016/02/16/TUE/ジムが休みだったのでひさしぶりに海さんぽしたら気持ちよかったなあ





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