聴きたいときは口を開き、語りたいときは耳をすます。
大好きな人に話を聞きたい時ってあるじゃないですか。アドバイスとかじゃなくても、あの人にあの辺の話してもらったらワクワクすんだろうなーっていう。
逆に自分がすんごい話したいときもあるよね。すごく素敵なことを見知りして大好きな人に教えたくてしょうがないってとき。
でもちょっと待って。
最近気づいたんだけど、話を聞きたいときは口を開き、語りたいときは耳をすますといいよね。
信頼している人から何かを聞きたいとき、逆にそのことについて自分の考えをまず語っていると、自分の中から答えが出てくることが圧倒的に多いんです。
「信頼している相手」という鏡に向かって話すことで、思考の奥底に隠れていた「答え」が勝手に出てくる。
僕にとってはママちゃんがまさにその「鏡」で、彼女はほとんど口を開かないんだけど、彼女に語っているうちに僕の中からどんどん答えが出てくる。
話し終わっていつも僕が「ありがとう」と言うと「何もしてませんが」と彼女は笑う。まるでのれんに話しかけてるようで実に効果的なカウンセリングになっているので、我が家ではこれを「のれん相談」と呼んでいるのだけれど。
逆に、自分が何かを語りたい衝動に駆られたときは、そのテーマに関わることを相手に聞いてみる。それについて相手がどう考えているのか、どういう価値観を持っているのかを聞いていくと、話がどんどん広く深くなるし、お互いに盛り上がるのだ。
基本的に人は「聞く」より「語りたい」ものなので、お互いの温度を上げるためにも、まずは聞くといい。
コンサルをやっているときもそうだ。相手の明確なポイントが見えて、的確な話を伝えたいときこそ、相手の話をたくさん引き出すようにしている。
そうしないと相手の温度が上がらないから。温度が上がってないと、すべてはすり抜けちゃうから。
ということで、人と話すときはそんなことを思ったり思わなかったりしてますよ。
「40年間信じてきたことはたいがい逆だったよ」推進委員会会長・長山 竜
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