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#94 禁断のレシピ

【往復書簡 #94 のやりとり】
①(8/5):くろさわかな〈なんでもいけると思うなかれ〉
②(8/8):及川恵子〈プロに任せよう!〉
③(8/10):泖〈アホの至り〉

アホの至り

禁断のレシピ、思い返してみました。
大人になってからはまともに美味しい料理しか作っていないので、まったく思い浮かびませんでした。

しかし、わたしの脳みそは覚えていたのです。
なんか、すっっっごい不味いもの食べた気がする、と。
よくよく考えると、子どもの頃に禁断のレシピをつくっていたんです。

メニューのなまえは「いちごチャーハン」。

もう二度と食べたくないです。これ以上不味い料理はないと、子どもながら感じました。

なぜこのエキセントリックな料理をつくったのかは、もうはっきり覚えていません。でも、いちごチャーハンは兄がつくりました。わたしじゃありません。

「試してみようぜ」みたいな軽いノリでした。わたしは巻き込まれた形で食したのですが、いまもあのネチョっとした食感はうっすら覚えています。いちごとお米がもったいない。素直にそう感じました。食べ物は大事に食べよう。残さず食べよう。基本ですが、人生において大切なことを学んだ気がします。

でも、一方で「いちごをチャーハンに混ぜてみようぜ」っていうアホな発想ってもう戻らないし、この先出くわすこともないんだろうなと思うと少しセンチメンタルな気持ちにもなります。子どもの発想力ってうらやましい。
若気の至りというよりは、アホの至りというか。もう、ぜったいに「いちごチャーハン」は食べませんけどね。食べ物は大事にしよう。

よいこはマネしないでね。


追伸。
セクシーゾーンの初ライブ、最高でした。キャーキャーするの楽しかったです。

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