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【第7回】 ①お年寄りにどのタイミングで座席を譲っていいのか分からない ②愛用のビニール傘が100%盗まれる

第7回 お悩みリスナー:いのうえ佳代子さん/ギャラリーオーナー

(お手伝い:播摩亮達さん)

〈お悩み資料室〉とは?
泖(りゅう)の「お悩み」をお手伝い1名と共に、様々なジャンルの方に直接聞いてもらいます。お悩みは「当日まで内緒」or「事前に公開」を選べます。他者はわたしの悩みや迷いをどんな風に捉え、どんな角度で思考するのか。または、思考しているのか。一緒に考え、あれこれと想像を膨らませます。たぶんお悩みは解決しません。代わりに、きっとなにかが優しくなるでしょう。どうか温かく見守ってください。

※2019年5月17日に公開されたものです

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(左:りゅう 中央:あさみち君 右:いのうえ佳代子さん)

りゅう:さぁ、第7回〈お悩み資料室〉です~。第7回目のお悩みリスナーはギャラリーオーナーの いのうえ佳代子さんです。よろしくお願いします!

いのうえ:よろしくお願いしまーす!

りゅう:さてさて。佳代子さんも、お悩みは「当日公開」ということで。実はどれにしようか迷ってまして。ちょっとワードで選んでいただきたいんですけど……。 ”お年寄り” と ”ビニール傘” 、どっちがいいですか?

いのうえ&播摩:(笑)

いのうえ:どちらも興味深いですねぇ~(笑)。

りゅう:(笑)。たぶん、どちらを聞いたとしても、佳代子さんからいいお話が聞けると思うんですよ。

一同:(笑)

りゅう:どっちがいいですか? ”お年寄り” と ”ビニール傘”。

いのうえ:じゃあ……。”お年寄り”で!

りゅう:承知しました! 発表します!

いのうえ:はい!

りゅう:”お年寄りにどのタイミングで座席を譲っていいのか分からない” です!

いのうえ:(笑)。ありますね。

りゅう:大学生の時の話なんですけど。お年寄りに何度か席を譲って、あんまり上手くいかなかったことがあったんです。それがトラウマみたいになっていて、いまも席を譲ろうとするときに色んなことをグルグルと考えすぎて行動に移せなくなっちゃったんですよ。

いのうえ:うんうん。

りゅう:トラウマになるきっかけになった状況が2パターンくらいあって。まず、1パターン目を申し上げると、わたしは電車の座席に座ってて、後から年配のご夫婦が目の前にやってきたんです。そのお年寄りを見ていて、立ってるのが辛そうだったし。つり革につかまりながらご夫婦がヨボヨボと頑張ってて。ちょうど隣の席が空いてたんですけど、わたしが居なくなればご夫婦が仲良く座れると思ったので「どうぞ~」って譲ったんです。

いのうえ:ほうほう。

りゅう:そこまでは良かったんですけど、『いえ、大丈夫です!』って一度お断りされて。でも、やっぱり見ていて辛そうだし、わたしは「いえいえ、せっかくですし。どうぞどうぞ」って言ったんですけど、『いえ、大丈夫ですから!』って2度もお断りされてしまって……。

いのうえ:(笑)

りゅう:わたしはもう「そ、そうですか」って感じで座り続けるしかなくてですね。

播摩:(笑)

りゅう:すごく恥ずかしいじゃないですか。この状況で座り続けるのって。

播摩:うんうん。

いのうえ:あるある~!

りゅう:それから何駅もそのまま過ごさなきゃいけなくて。でもやっぱりご夫婦、辛そうなんですよ。ヨボヨボと。一応、世間では「お年寄りには席を譲ろう」っていう風潮があるじゃないですか。

いのうえ:うんうん。

りゅう:なので、勇気を出して、また別の日に、荷物も多くて辛そうなお年寄りが目の前にいたのでチャレンジしたんです。これが2パターン目です。

いのうえ:うんうんうん。

りゅう:今度は一人のお年寄りだったんですけど。声をかけて断られ、そのまま席に座って過ごさなきゃいけないという経験をしたので、今回は特に何も言わずにスッと立って、違う車両に行くっていうことを選択したんです。でもね。その方も座らなかったんですよ……。

いのうえ:隣の車両から覗いちゃうのね(笑)?

りゅう:(笑)

いのうえ:その気持ち、分かる分かる~。

りゅう:どうしたらいいのか、もう分かりません。

いのうえ:わたしは、大体気付いたら声をかけるんですけど、りゅうさんの1と2のパターンのどちらも経験したことがあって。1パターン目の時は、『いいから』って言われて、もう一度座るのもなんだか気が引けるので、その年配のご夫婦の横に立って一緒に世間話を始めます。

りゅう:(笑)

播摩:すげぇ(笑)。

りゅう:さすが(笑)!

いのうえ:えへへ。「どっから来たんですか~?」とか聞いてみたり。それで話してて、ご夫婦が「やっぱ座ろうかな~」ってなるときもあるし、「わたしもやっぱ座ろうかな~」とかね。

りゅう:佳代子さんも座りたくなっちゃうんですね(笑)。

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いのうえ:で、おじいちゃん・おばあちゃんがいて、片方が座る気あって、もう片方が座る気のないときは、わたしと片方が一緒に座る!

一同:(笑)

いのうえ:でも、おじいちゃんは頑なに座りたくない人が多いから……。その時は、ずっと目配せ。

りゅう&播摩:(笑)

いのうえ:「やっぱ座らないですか?」っていう視線を……。

りゅう:(笑)

いのうえ:2~3回は言っちゃう。あはは! だって、断られた後の何とも言えない空気を経験をしてるから!

りゅう:そう! 結構辛いんですよねぇ。

いのうえ:ねっ!

りゅう:どうしていいか分からないですよ。もう座れないし。

播摩:あぁ、なるほど……。

いのうえ:周りの人も「やっぱ座るんでしょ~!」って思ってるんだろうな、とか。

りゅう:そうそうそう(笑)!

いのうえ:周りの人の視線も気になってくる。

りゅう:わたしの場合は、席を譲った後はそのままジッと座ってられなくて、入り口近くの手すりの方に行くんですけど、その移動もすごく恥ずかしくて。

一同:(笑)

りゅう:なんで座らないんだろう。

いのうえ:でもその気持ちも分かるんだよね~。わたしも子どもを抱っこしながら、次の駅だし、すぐ降りれた方がいいから「声かけないでください!」って言うオーラを出してんだけど。

りゅう:(笑)

いのうえ:やっぱり赤ちゃん抱っこしてるし、周りの人はそりゃもう「声をかけなきゃ!」と。

りゅう:なるほど。

いのうえ:おばあちゃんとかがね。『あんた、ほら。辛いの分かってるから。座りな!』って言ってくれるんだけど「あっ、次の駅で降りるんで!」って。

一同:(笑)

いのうえ:「次なんです~!」って(笑)。でも、おばあちゃんは、わたしの腕を引っ張りながら席に座らせてくれたりとかするから。あはは!

りゅう:(笑)

いのうえ:あと、世代的に、いまお年寄りと呼ばれる人たちは、辛い生活、というか……。

播摩:戦後のね。貧しい時期を乗り越えてますから。

りゅう:なるほど。

いのうえ:だから、その時の辛さが、お母さんが赤ちゃんを抱っこしながら電車に乗ってるのを見ると、そういう記憶を思い出させるんだろうね……。だから、「あの時、わたし声かけられたかったわ~」って人たちが大体声かけてくれたりするのかな~って思う。

りゅう:なるほど~。そういう逆の見方もありますよね……。

いのうえ:そうそう。「次の駅ですから!」っていう時ね。そこは、もう食い気味で言っちゃう。

一同:(笑)

りゅう:でも「次の駅ですから!」って言って「いいから、いいから」の時は?

いのうえ:その時は座っちゃう。座って、そして、世間話。

一同:(笑)

いのうえ:そして、「わたし、次の駅で降りるので、絶対座ってください!」って声をかける。

りゅう:あ! それは必要ですね。お互いの優しさ!

いのうえ:そうね。歩み寄りね。

りゅう:歩み寄りですよね。でも、わたしが押し付けがましいのかもしれない……。

播摩:うんうん。

いのうえ:でも、座れない人もいるよね。多分。違う車両にスッと移動したとして、譲られた人も「自分じゃないかもしれない」みたいな。

一同:(笑)

りゅう:なるほど!

いのうえ:で、その状況を知らない、斜め前くらいに立ってた人が座っちゃうんだよね。

りゅう:そうそう!「君じゃないよぉ~」って(笑)。

いのうえ:その時はまた隣に立ちに行こうよ。

一同:(笑)

りゅう:世間話をしに(笑)。

播摩:(笑)

いのうえ:「いまからどこに行くんですか~? 久しぶりのおデートですか~?」って。

りゅう&播摩:おデート……(笑)。

りゅう:ちなみに、播摩さんはどうしてますか?

播摩:俺は一応、声かけますよ、ちゃんと。声かけて、断られたら「あ、そういう設定の人なんだな」って。

りゅう:(笑)

いのうえ:ね! 設定ですよね!

播摩:うん。トレーニングか何かかな~って。

りゅう:(笑)

いのうえ:そう! トレーニングってこともありますからね。

りゅう:そっか~!

播摩:それ以降は一切気にせず。自分の世界に入ります。

いのうえ:切り替えですね。

りゅう:なるほど。じゃあ、断られたら、わたしは今度から座った方がいいんですかね?

播摩:そう! 座って、あとは何事もなかったかのように過ごす、と。

いのうえ:うんうん。何事もなかったかのように。オプションで口笛を吹く。

一同:(笑)

りゅう:蒸気船のミッキーじゃないですか(笑)!

いのうえ:そうそう。こういう感じで。

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一同:(笑)

播摩:で。お年寄りが辛そうにしてたら、トレーニング頑張ってるな~と思うことですね!

りゅう:(笑)

いのうえ:そうそう。そういうことですね。

播摩:「体幹、鍛えてんな~」って。

りゅう:なるほど(笑)。観察ですね!

いのうえ:そうそう! それですね! もう目を合わせながらね。「やっぱり座りたいっていつでも言っていいですよ!」って。

一同:(笑)

いのうえ:で、目配せ。

りゅう:(笑)。すごい! こんなに早く解決しちゃった!

いのうえ:もう”ビニール傘”も答えられるよ。

播摩:(笑)

りゅう:ぜひ”ビニール傘”も聞きたい!

いのうえ:えぇ、えぇ。

りゅう:じゃあ、いきましょう! まだ開始から10分しか経っていないですし。

播摩:(笑)

りゅう:特別版ですね!

いのうえ:わーい。

りゅう:じゃあ2本目いきます。”ビニール傘”編!

いのうえ:はいはい。

りゅう:”愛用のビニール傘が100%盗まれる” です!

いのうえ:(笑)

りゅう:あの、わたし、結構ビニール傘が好きで……。

いのうえ:へぇ~!

りゅう:コンビニとかで売ってるようなビニール傘を愛用してるんですけど、今のところ100%盗まれてるんですよ。コンビニとか、どっかのお店とかで傘を置いたりしてると、絶対盗まれるんです。

いのうえ:絶対なんだ。

りゅう:はい、今のところ100%です。どうしたもんか、と思っていて。もう盗まれることにウンザリして、傘を持たない時期が少しだけあったんですよ。本降りじゃなければ、傘を使わないようにしたんです。わたし、雨に降られるのってそんなに嫌いじゃないんで。

いのうえ:うんうんうん。

りゅう:でも、そうすると周りの人が心配してくれたりして。

いのうえ:周りが傘に入れてくれるよね。

りゅう:そうなんですよ。そうなると、傘を持たないことが、変に狙ったようですごく嫌じゃないですか。

いのうえ:だね。

りゅう:「荷物になるから傘持たないんでしょ」みたいな。っていうのがあって、また持ち始めたんですよ。ビニール傘を。持ち始めたのはいいんですけど、また盗まれて。しかも、わたしは雨の勘がすこぶる弱いんですよ。「今日は絶対に降る」と思って、傘を持って行ってもあんまり降らないんです。それどころか、天気が回復するという(笑)。

一同:(笑)

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りゅう:でも! わたしの勘が当たって、珍しく雨の降った日があって。「今日は傘持ってるぜ~!」ってルンルンしてたら、やっぱり盗まれて。その時はすごく落ち込みました。もう、ビニール傘じゃないものを買ったら盗まれないんじゃないかと思ったんですけど、気に入るデザインがなかなか見つからなくて。買ったとしても、むしろ飽きてしまうんじゃないかっていうのもあって普通の傘を買うのも怖いんですよね。それで結局ビニール傘になっちゃうんですけど。

いのうえ:ビニール傘の好きなところってどういうところなの?

りゅう:透明さ、ですね。前方が、色んなところが、しっかり見える。全部見える。

いのうえ:うん。

りゅう:あ、理由がバカっぽい?

一同:(笑)

播摩:俺が喋っても大丈夫ですか?

りゅう:どうぞどうぞ!

いのうえ:もちろん!

播摩:あ、いいですか? 俺は、りゅうさんならではの解決策があると思うんですよ。

りゅう:えっ!

播摩:ビニール傘に大きく「トニー」って全面に書いたらいいんじゃないかなって(※NBA選手にトニー・パーカーという選手がいて、以前りゅうは「トニー」と書いたパーカーを播摩さんと佳代子さんにプレゼントした過去があります)。

りゅう:(笑)

いのうえ:そうだよ! それだよ! NBAが解決してくれる!

一同:(笑)

播摩:開いたら「トニー」って。盗んだらすぐに分かるじゃないですか。

りゅう:たしかに(笑)! でも惜しいところは、パーカーじゃないというところですね。

播摩:うん。そこはやっぱね。傘って何面あるんでしたっけ? 8面? 6面?

いのうえ:そのぐらいかもしれませんねぇ~。選手みんなの似顔絵を描いたらいいんじゃない?

りゅう:あぁ~!

播摩:それいいですね!

いのうえ:で。一つだけ顔を空けといて……。

播摩:自分の顔をあてはめる!

いのうえ:そうそうそう!

一同:(笑)

播摩:ちょー面白い……。

いのうえ:それで、選手の名前を書いて……。誰々、誰々、誰々……。みたいな。

播摩:ちょうどほら! そうすると、5人だから6面だと……。

りゅう:あ!

播摩:そう、スターティングメンバーが揃えられる!

りゅう&いのうえ:(笑)

播摩:ちょーいいじゃないですか!

りゅう:自分のスタメンを傘で作れるわけですね!

播摩:6面だと1面余るから、そこをあえて空けといて、傘をさす時は、そこに「わたしはシックスマン(※バスケの試合で、補欠選手[ベンチスタート]の中でも特に活躍できる選手のこと)です」的な感じで自分の顔を当てはめて……。

りゅう&播摩:(笑)

いのうえ:もしもまた誰か持って行ってしまったとしても、次のチームが作れるってことで!

りゅう:なるほど! 楽しみが増える!

播摩:うんうん。

いのうえ:(笑)

りゅう:持ってけ持ってけぇ~〜〜!

一同:(笑)

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りゅう:で、そこに『NBAを想ふ会』のQRコードみたいなものを……。

播摩:あ、そうそうそう!

いのうえ:ですね、ですね。お問い合わせは、って書いておけば……。問い合わせ先をちゃんと書いておけば傘も戻ってくるんじゃないですか?

りゅう:(笑)

播摩:あと、別に放送とかしてないけど ”『NBAを想ふ会』毎週金曜日午後8時から放送” とか書いておけば……。

いのうえ:書いておきましょう!

播摩:「え、どこで放送してんの?」みたいな(笑)。

りゅう:わかった! わたし『NBAを想ふ会』の広報もやります!

播摩:(笑)

いのうえ:ぜひ!

りゅう:雨が降った日は特に広報が生きますね!

播摩:ロスター傘! これめっちゃ良くないですか!? 欲しい。ツイッターにあげて、NBAとかに向けてツイートしておくと、もしかしたら現地の試合観戦に呼ばれるかも。

りゅう:(笑)

いのうえ:ありうる!

りゅう:招待されたらどこに行きます? わたしはベタにウォリアーズ戦を観に行きたい。

播摩:いいんじゃないですか?

りゅう:それかラプターズ! あと、テイタムに会いたい!

播摩:(笑)。じゃあ、ボストンも。

りゅう:ボストンいいですね~。これも早い解決ですね(笑)。

いのうえ:こういうのだったら、あと100個くらい答えたい。

一同:(笑)

りゅう:でも、傘をたたんだ状態で盗まれるじゃないですか。

播摩:たたんでいる時には傘の持ち手部分に”『NBAを想ふ会』毎週金曜日午後8時から放送” と……。

りゅう:やっぱり宣伝(笑)!

一同:(笑)

播摩:あと「お前は持っていけるのか?」って書いたり。

一同:(笑)

いのうえ:「持ってく?」って。

一同:(笑)

りゅう:もう、傘を持っていって欲しいです。

播摩:逆にね! いいっすね。てか、普通に作りましょう!

いのうえ:一つじゃ物足りなくなるね~。で、追い追い傘代を支払ってもらえるようにすればいいんじゃない? 戻ってきた時に。

りゅう:振込先!

播摩:そうっすね! で、ツイッターとかで『この傘を発見したらご一報ください』って。

一同:(笑)

播摩:あと、ビニール傘ってランクあるじゃないですか。500円くらいのものから200円くらいのものまで。ある日、コンビニに500円の傘を持って行って、帰ろうとしたら200円の傘に変わってたことがあったんですよ。

りゅう&いのうえ:(笑)

いのうえ:そんな時も「持っていく?」って。

りゅう:「あ、持っていった。嬉しい!」って思いますよね!

播摩:バージョンアップして持っていきやがって。

一同:(笑)

りゅう:むしろ、また200円の傘に変わっちゃっても、また書けばいいんですよね。

播摩:そうっすね!

りゅう:書いて、また「持ってく?」って。

いのうえ:そうそうそう。「持ってく?」で解決。

りゅう:なるほど!

播摩:「持っていくだけの勇気もある?」って。

りゅう&いのうえ:勇気……(笑)。

いのうえ:あと、確実に”うっかり”とかもあるだろうしね。同じだと思ってたけどちょっと違う、みたいな。

播摩:俺、持っていかれてビックリしたものがあって。その日、弁当を持ってたんですけど。飲み物を買おうと思って、チャリンコ止めて弁当をぶら下げたまま飲み物買いに行って。それで、帰ってきたら弁当だけなかったことがあったんですよ。

りゅう&いのうえ:(笑)

播摩:誰? 弁当だけ持っていったの。

いのうえ:お弁当自体は自宅で作ったものですか?

播摩:そうそうそう。昨日の残り物で作った弁当ですよ。

いのうえ:あら~。どこから「お弁当持ってる!」って知ってたんだろう?

りゅう:それ、きっとずっと狙われてましたよ! なんで「お弁当持ってる!」って分かったんだろう。

いのうえ:匂いじゃないかな。

りゅう:匂いだ!

播摩:(笑)

りゅう:っていうか、お悩み解決のスピードが早い!

いのうえ:もっと解決した~~~い。

一同:(笑)

りゅう:もう終わりです。

いのうえ:他にないの?

一同:(笑)

りゅう:あの、次! 佳代子さんに〈お悩み資料室〉のお手伝いをたくさんお願いすると思うので、その時はご協力いただけますか?

いのうえ:えぇ~、わかったぁ……。

りゅう:すごく残念そう(笑)。

一同:(笑)


~おまけの雑談~

いのうえ:電車ネタで言うと、それこそ、わたしの学生時代に遡るんですけど。さっき式を終えたであろう新郎新婦と、その二人の結婚式に遠くから参加したであろうカウボーイハットを被ったお兄さんがいて。

りゅう&播摩:(笑)

いのうえ:で、多分、カウボーイハットのお兄さんが降りる駅に着いたんですけど。その時に、カウボーイハットのお兄さんが、すっごい大きい声で『グッドラーック!』って言って降りて行ったの。

一同:(笑)

いのうえ:それに対して新郎新婦が、すごく嬉しいんだけど、その使い慣れてない言葉に対しての返しが分からなくって「う~っ」ってなってて。

播摩:(笑)

いのうえ:その表情が忘れられないんです。

りゅう:(笑)

いのうえ:「わたしだったら何て答えられたかな~」ってずっと考えてるんですけど……。

一同:(笑)

いのうえ:未だに答えが見つかってないんです。

播摩:オー イェーイ……?

一同:(笑)

いのうえ:ですよね(笑)。

りゅう:それしかない気がする(笑)。

いのうえ:でも『グッドラック!』っていう張りのある声に対しての、それに合う『オー イェーイ』がどういう発音なのかっていうのも本場の人に聞いてみたい。

播摩:なるほど。

いのうえ:もう、なんか初々しかった。新郎新婦が。言葉に対しての初々しさの顔。

一同:(笑)

いのうえ:そして、『グッドラック!』の声の大きさ! 一瞬にして課題が生まれましたよ。

りゅう:対応に困る、みたいな感じがいい。平和ですねぇ。佳代子さんクラスでも答えが見つかってないんですね。

いのうえ:答えはたくさんあると思うんだけど。その中で一番いいのは見つけられてない……。

りゅう:これだ!っていうのですよね。

いのうえ:『グッドラック!』と対等レベルの返しができたら万歳だけど。もしかしたら、それを超えてくる言葉とかがあるんだろうな~とか思っちゃう。

りゅう:レベルは相当高くなりますよね。

いのうえ:ハイレベルな答えを未だに探してますね。

りゅう:なんか色々考えたくなっちゃいますね。「お前もな!」とか。っていうか「お前がな!」とか。

いのうえ:そうそうそう! その人の普段の生活がさ、どうなってるんだろうってね(笑)。「結婚式にカウボーイハット!?」っていう。

りゅう:(笑)

いのうえ:ウェスタンスタイルですよ!? どんな生活してんだろう! 中央線ですね。そう、中央線でした。

りゅう:中央線ですか。うん、中央線にふさわしい方だと思います。

いのうえ:いろんな人生がありますからね。

りゅう:(笑)

いのうえ:東京には。中央線にはさ。

一同:(笑)

りゅう:それにしても『グッドラック!』ってパワーワードですね。

いのうえ:うん。わたしも『グッドラック!』って言ってもらった気分。わたしに向けてじゃないけど、おすそ分けもらったみたいな。

りゅう:グッドラックのおすそ分け!

いのうえ:(笑)

-終-

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