2020年サッカーノートNo.5~トリノvsボローニャ~

スタッツ

キャプチャ

前半

ボローニャ
4-3-3スタート 撤退時4-5-1にならず4-3-3で守る感じ。3トップは残る。
特に右のオルソリーニは前残り。守備起点は不明。

攻撃は右からが中心。冨安からのパスで攻撃が加速する。
というよりも、中盤を超える縦パスを出せるのが冨安だけに見える。
冨安を使わないビルドアップはトリノにひっかかる。中盤を攻略出来ない。辛い。

ボローニャがチャンスになるのは冨安と連携して7番が大外からカットインしてローポスト侵入の場合のみ。
とにかく右から殴るしかない前半である。

冨安は素晴らしく普通にSBタスクをやったり、
7番と連動してハーフレーンで動いたりとビルドアップしたりと素晴らしい。
3バックやCBにした方がもっとスムーズに行けそうな気もするけど…


トリノ

3-4-2-1でスタート ビルドアップは 7番が落ちて来て 3-1-4-1 みたいな形。
ただし、結局ドカーンと前へ蹴る。
そこに基本的には9番がターゲットになって落としてなんやかんやする。
のがトリノの設計図。

守備は5-4-1 というよりも3-4-3で前プレスをかける感じ。前で引っ掛ける時間が多い。
中盤で奪うと地上戦をしかけてWB経由からクロス。みたいな感じ。

で、トランジションゲームを仕掛けたいトリノはロングボールでDFライン下げ、
間延びさせてセカンドの拾い合い勝とうぜ! にも見える。
前半は見事に的中。後半持つかは知らない。

撤退時は5-4-1だがほとんとペナ幅で守る。中央封鎖。これでもっていう中央封鎖。

先制点は10分40秒
ロングボールからセカンド拾って9番がペナ角侵入からのローポスト攻略。
マイナスに折り返しきっちり合わせる。

後半

トリノ
押し込まれるが中央は熱い。
トリノはロングボール作戦から地上戦多めになるがそれが裏目になって引っかかってカウンター食らう
しかし、中央は絶対に空けないのでギリギリのところで守る。

93番を投入。93番ボランチで7番を右シャドウにいれる。
93番の運動量で問題解決したい。ということか?


しかし、その交代も解決策にならず
70分過ぎからトリノはガス欠でライン上げられず5-4-1のでドン引き状態になる。
が、スライド圧縮がきっちりしており、中央空けないのでちゃんと守れるのが素晴らしい。

攻撃の方は後半はほぼほぼノーチャンス。耐えるだけになる。

パラシオが決定機2つを外したのもあるけれどもきっちり耐えきって勝利。

トリノはとにかく9番が素晴らしかった。
前半はロングボールのターゲットからペナ侵入の核に。
後半はボールが中々来ない中下がって守備して奪って運ぶ。みたいな大車輪の動き。
彼が文句なしのMVP。

ボローニャ

後半の立ち上がりはボローニャペース。冨安オルソリーニが中心。
右から押し込む。

中盤引っ掛けてカウンターも多くなる。
3センター(特に21番と16番)の距離感と強度さらにウイングの守備基準をきちんと整理。
中盤で奪えるようになる。そこからのカウンターでチャンスを作る。

70分過ぎから一方的に押し込むがどこで決めるかがイマイチ見えてこない。
たぶん、サイドに当てるのが早すぎるので、サイド圧縮が間に合ってしまいクロスの余裕が出来ない。
かつ中は固められているので簡単に跳ね返される。
もう少し中を使って中央に集めるもしくはサイドチェンジして全体をスライドさせるともう少しチャンスは作れたとは思う。
75分過ぎから3バックに変更したボローニャ。キーはサンタンデール投入後だと思う。
3-4-1-2になる。狙いは中央2枚にする事だったのかなと思うがイマイチわからなかった。
そして、やはり左サイドが死んでいた。ので、問題解決にはならなかった。

それでも、途中あったパラシオの決定機2つあったのを外したのがすべて。

この試合はパラシオが決めるか決め無いかだった。そして、決め切れなかったボローニャの敗戦。
冨安、後半体力的にきつくなって前半ほど攻撃には絡めなかった。
それでも、ビルドアップの出口として奮闘。
彼なしだとボローニャはかなりきつそう。そして、SBを普通にやっていたので代表でもSBでもいいと思われる。

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