2020年サッカーノートNo.12 ドルトムントvsフランクフルト

スタッツ

スタッツ

スタメン&ベンチ

スタメン_1

ベンチメンバー

スタートシステム

スタメン

前半

序盤

ドルトムントが序盤は主導権を握る。
フランクフルトは撤退時に4-5-1になるのか4-4-2になるかちょっと不明確。
イルザンカー脇をアザール、サンチョが入ってボールを前進させることが出来たドルトムント。という構造。ただし、4バックが中央圧縮して閉めているので決定機は動かない。

中盤

ゲームが動いたのは中盤。まずは、フランクフルトが前プレスを実行。
これでドルトムントを嵌めていく。
3トップで3バックに対面&中央3レーン封鎖。CHはボランチ見る。
SBはシャドウおよび大外を見る。
左右の大外(WB)にボールが入ったときはSBが前に出て
逆サイドのSBが絞って3バック形成するような仕組み。

前プレス

これでドルトムントは自陣から脱出できない。この時間が続けばフランクフルトが主導権を握りそうな雰囲気になる。
しかし、30分からドルトムントがこの前プレスを回避し始める。

先制点

ゲレイロが高い位置に行きSBをピン止め。
ゲレイロが作ったスペースをザガドゥが使うために外へ開く。
これでパスコースを作るし、対面チャンドラーをズラすことにも成功する。
30分のドルトムントはこのザガドゥが大外運んでからの展開でチャンスを作る。
上の図はそのあと33分の先制点の場面。ザガドゥが開く。少しチャンドラーの対応が遅れる。 そこにサンチョが落ちてスペースを使う。
そこから起点を作って右サイド展開。ここから、ジャンのサイドチェンジでゲレイロ。ゲレイロがクロスを逆サイド落として中に絞っていたピシュチェクがミドル打ち抜き先制する。

終盤

先制後はドルトムントがかなり楽になった。
前プレスも外せるし、撤退もアンカー脇で起点作って前へ進める。
フランクフルトは後ろで持たされることが多くなるがビルドアップが出来ない。今日のスタメンはそういうスタメンじゃなくて守備の強度優先。
トランジション勝負のメンバーなので先制されると苦しかった。
ロングボールもターゲットのドストがベンチなので苦しいし、
先制点後あまり前から来ない後ろで撤退するドルトムントに対して手が無かった。

後半

序盤

フランクフルトは前半の終盤手がありません。状態だったので、手を加える。
ドスト投入。ガチノビッチに代えて4-4-2に変更。

後半

しかし、この4-4-2が大失敗だった。
4-4-2の問題点は以下

442の問題点1

ドストへのロングボールを入れてもセカンド拾う人がDHになるので遠すぎるのでロングボールをドストに送っても結局回収される。
さらに、フランクフルトの生命線両ウイングのドリブルのコースも2トップが消すので大外タスクのみになるが、チャンドラー、コステイッチ共に(特にコステイッチ)大外タスクの選手じゃないのでこの両ウイングの存在価値を消してしまうのは痛かった。
ということで、フランクフルトは最終ラインからビルドアップしかなくなる。
ただ、ハーフタイムで修正。アブラハムが1トップ脇まで運ぶドリブルをする。(この辺りは3バック時代の名残り)
しかし、これにも問題があった。

問題点

運ぶが周りが動かないし、ドルトムント側を引き出せない。
なので、イメージとしてはドルトムントの撤退して網を張ったところに突っ込んでいくような感じ。
そして、網でかかると後ろが1バック状態になる。
と、ネガトラ設計がひどかった。(この辺りは急遽仕込んだ4バックなので仕方ないのだが)
なので、ドルトムントは撤退してカウンターし放題で2点を追加。ゲームを決めてしまう。

中盤~終盤

3-0になってゲームオーバーなフランクフルト。
ここから選手を変えるもやり方の変化は無かった。
ホームならば圧倒的な強さを示すドルトムント。
最後にゲレイロも決め4-0でにしてゲームを決めてCLへ良いステップになるゲームにした。

最後に

ドルトムントについて

ここにきてロイス、ブラントの離脱。
リーグ戦及びポカールで連敗と雰囲気が良くなかったがその流れを止める勝利だった。
アカンジが3バックの右に入ってプレイの質が上がらないのでピシュチェクにしたがこれが良かった。先制点もとったしここの決断は結構大きな決断だった。
それとエムレ・ジャンは素晴らしい補強。ブラントの穴はタイプは違うが埋めてくれた。
(しかし、これでまたダフートが。。。w)
これでミッドウィークCLのPSG戦。厳しい試合になるのは変わらないけどそれに向けて最高の試合だったと思う。
さートーマストゥヘルのチームを倒しに行こうぜ!!

フランクフルト

フランクフルトは
今年レビッチ、ヨビッチが抜け去年躍進した戦略、
ようするに3バックで保持して相手を動かして攻める事がうまく行かず。
ウインターブレイク後に4バックにして狭く守って守備強度上げてトランジション勝負。もしくは、ドストに放り込め!コスティッチ頑張れ!
みたいな形にして20年4勝1分と負けなしで大当たり。
(そのせいで長谷部と鎌田の出番が失われるのは日本人的には辛い)
でも、すごくシンパシーを感じるでしょ?
状況としては去年の仙台と似てる。
けど、この試合はさすがに苦しかった。4-4-2にしてハマらないところでゲームオーバー。
バリエーションが無いのはウインターブレイクの1か月間で仕込んだものだから仕方ないんだと思う。

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