2020年サッカーノートNo.6~シャルケvsグラードバッハ~

サッカーノート企画も既にNo.6!!!
良いペースで推進中。Jリーグ入ってからどうなるかはしらん。
だけど、土日で1本ペースは保ちたい気もする。
今回はブンデス後半戦開幕。シャルケvsグラードバッハ の上位対決

スタッツ

スタッツ

スタメン&ベンチ

スタメン

ベンチ

前半

シャルケが面白かったのでシャルケ中心のノートになります。
シャルケは442のダイヤモンド型
グラードバッハは4-2-3-1

シャルケのビルドアップは最終ラインからのロングボール。
サイドバックからの裏を2トップやトップ下の28番を走らせることで起点を作る。

でもシャルケの特徴は非保持に現れる。
基本的に前プレス。狂気的な前プレス。さすが、デイヴィッド・ワグナー。
クロップのDNAを継ぐもの。というところか。
仕組みは以下。
2トップでCB2枚をロック。トップ下の28番DH2枚を監視し中央閉鎖。
サイドにボールを誘導するとSHがSBに、そして、トップ下がハーフスペースに立つ。DHがボールサイドにケアしてきても入ってきても大外から脱出できないようにする。
そして、相変わらずFWはCB2枚ロック。
そしてボールサイドと逆側のSHはハーフスペースに立ってサイドチェンジされた時に備える。
あー図を書きたいが面倒なので省く←
とにかく、この仕組みでグラードバッハを窒息させる。

0430
グラードバッハは最初のチャンスはロングボールのセカンド奪って速い攻撃から。
14番がデルピエロゾーンから巻いたシュート。GKファインセーブ

0550
直後にシャルケが2つの決定機
最終ラインから大外から縦パスSB裏に抜け出す9番。ラインギリギリでクロス
ファーに詰める11番GKファインセーブ。こぼれたところ8番が拾ってシュートもこれもGKファインセーブ

1450
シャルケの決定機。
ゴールキックをCB->SBと繋いだところをハイプレスで18番が奪って
ローポスト侵入からのマイナスのクロス
これを28がフリーでシュートもファインセーブ。
この日3つ目のビックセーブでグラードバッハを救う

1540
グラードバッハのカウンター。
18-28が大外ハーフレーンで運んで最後7がクロス
このクロスの先は14がDFとMFの間で受けてミドル。DFにあたってCK

このチャンスを受け、
シャルケの6番は20分ごろからグラードバッハの1トップ14番が下がるところをケア。
それまではトップ下の36番に意識を強めていたのを変更。

また2000過ぎからシャルケは横パスを使いだす。SBから6番みたいな運び方
もしくは、6番が下がって3バックでビルドアップ。みたいな形で

2730
シャルケ決定機。奪って高速カウンター。たった3手でGKと1vs1を作り出すがこれもGKが勝ち。鉄壁

3500以降少しシャルケ、2トップの運動量が落ちてグラードバッハが押し込めるようになる。
そして、外からクロス爆撃&CKでのチャンスを作れるようになる

4500
グラードバッハの決定機
シャルケからボールを36番が奪って14番がギャップつくって7へパスGKと1vs1を作るけどファインセーブで防がれる。

ということで前半の主役はシャルケ。
シャルケの運動量があるうちはシャルケが主導権を握る。とにかく前プレス。
シャルケの運動量が落ちるとグラードバッハのターンとなった前半。
決定機はシャルケの方が多かったけれど、ゾマーが鉄壁でゴールレスで前半終了となる。

後半

後半お互いに前半と変わらず。前半の延長線上にあった。

4700
シャルケの先制点。
自陣アップからSBから11番への外外の縦パス。(SB裏使う)
9番がボールサイドのハーフスペースに移動。CBを引き連れる。
それと連動して8番が中央に。CB-SB間が空いたのでミドルをぶち抜く。
シャルケいきなりの先制点1-0.

なお、グラードバッハがSBの裏が空くのは前プレスのせい。
ビルドアップをシャルケはGK+CBの3枚でビルドアップ。
それに対して1トップ+OH+SHで対応。SHが上がったほうからシャルケは攻める。
シャルケSBに入った時にSHが出てくるしかなくて、裏が空く仕組み

シャルケのボール保持は前半より5レーンアタック意識か。
前半よりSBが高い位置を取る。より攻撃的に。
9番1トップ11番+8番HS。大外28番 最終ライン引っ張って大外HSに現れる18番みたいな

5100
グラードバッハは8番が落ちて3バックでビルドアップ。ただ、それでもひっかかる
2トップで3バック見る。その先は詰まってる。

グラードバッハはこの時間からDHを1枚落として3-3-3-1 みたいな保持時の陣形に。それに対して2トップはCBに。OHはアンカーの23番マーク。
というか、たぶんFW2枚でHS封鎖。OHが中央封鎖みたいな
4-3-1-2の形で対応。

5740
シャルケカウンターぶっ放す。
自陣でパスひっかけてセカンドボールが28に。
そこから両SHが中に入ってきて18->8と繋いだところで3vs2に
そのまま数的有利を活かし切ってシャルケ追加点

グラードバッハは、6000から32番を投入し、3-4-1-2にし、ビルドアップをCB3枚とDH2枚の形に変更。
シャルケの2トップ1OHに対して、
3-2でビルドアップの各列を+1枚多く確保してビルドアップを安定させ、ボールほ運ぶ。
ただし、ビルドアップ隊vs前プレス隊 で2枚多く使っているグラードバッハは押し込んでも人数が足りずそこまでの決定機は作れない。
ようするに、ビルドアップ隊の人数が多くて後ろに重い状態。
ビルドアップを安定するにはこの方法しかないが、点を取る方法ではない気がした。

なので、20分間はグラードバッハが押し込むも点を取るには足りないので
点はとれない。
運動量が落ちたシャルケは前2枚とSH1枚を交代。インテンシティの維持を出来る限りする。
最終的には4-3-3 で撤退し2点のリードを守り切りシャルケの完勝。というゲームだった。

最後に

シャルケを見てると非保持のポジショナル指向というのがわかるような。
そんな気がしたのだ。如何に中央を使わせないか。そのためにどういう位置を取るか。である気がする。
気がするだけなのかもしれないけれど、シャルケを見たら理解した気がする。すごくわかりやすく、きちんとタスクをこなせるチームだからだろう。
ただ、中盤と2トップのタスク負荷が大きいところと、
前プレスを搔い潜られた時の対応はどうなのか。という不安要素はある。
でも、そんなことを考えて無さそう。
信じる者は救われるじゃないけど自分たちの前プレスは正しく交わされない。
みたいなのを狂信者のように信じる。だからひとりひとりがズレない。
なので、全員がサボらないし正しい位置を取れる。

一方のグラードバッハ。思った以上に何も出来なかった感がある。
シャルケのインテンシティが落ちた前半35分以降と後半70分以降
もう少し何とかしたかった。
特に後半は前プレスに怯えて後ろを重くして安定させた分だけ前のパワーが足りなかった。
たぶんシャルケは残り10分はヘロヘロで何もできないし、撤退守備が安定しているチームでは無さそうなのでそこをもう少し何とかしたかったと思う。
おわり。



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