見出し画像

投資と口座開設 ~正義中毒にご注意を!~

投資は、普通預金口座が起点になる。

たとえ、預金主体の口座であっても、その企業にお金を預け委ねるのだから、信頼できる金融グループに集約していきたい。

という想いが、人生の終わりを意識するにつれ、最近強くなっている。


今回、あるキッカケで、
みずほ銀行の口座を開設することになった。

若者向けのキャンペーンだけど、
今なら、型落ちのAmazon Echo Show 5(第2世代)がもらえるようだ。

みずほ銀行さんとは、これまでご縁がない。

だからシステム障害に巻き込まれたことはないが、元IT屋としては、常に注目してきた。 

みずほさんの口座をサブとして加えることで、
保有する預金口座のレベルアップができる。

アラカンは、残り時間が少ない。
未体験ゾーンは、すぐに実行しないと!


銀行としての基本スペックは、ぱっとしない。

円普通口座金利 :0.001%
ATM手数料   :イオン銀行でも平日昼間無料
振込手数料   :他行向け有償

みずほマイレージクラブ「うれしい特典」なんかもあるが、中身は中途半端でうれしくない。でも、そこは大手銀行、存在している理由があり、実際に使うと何か良い面が1つでも見つかるかもしれない。

個人的なシナリオはこうだ。

楽天モバイルへの固執で、楽天グループが崩壊し、
3年後ぐらいに楽天銀行と楽天証券が、みずほフィナンシャルグループと合併すると予測し、先回りのみずほ銀行口座開設作戦だ。

この世は先手必勝だ。

今の楽天グループは、

高金利の社債返済が心配で、他のキャリアにコスト負担をさせてまでも、自社のプラチナバンドを取りに行く野獣のような楽天モバイルを傘下に置くので、金融業とは相性が悪いと思う。

楽天証券の倒産時の貸株リスクが不安だ。
FAQにも、貸株は保証外であることが明記されている。貸株は、最小限にするのが無難かもしれない。

逆でもいい。
楽天グループの経営が安定し、1つのサブスクとしてモバイル事業が軌道に乗り、楽天帝国復活で、みずほ本体を吸収する。

さらに、アップルが日本の銀行を買う未来もあるかもしれない。

    
こんな感じで、                                  気軽にはじめた口座開設、意外にも手間がかかったが、新たな気づきも得られた。

おもに反省の意味で、口座開設について記録しておこうと考えた。


口座開設手順


口座開設手順は、3種。
・スマフォアプリ
・インターネット経由
・支店窓口

スマフォアプリでやれば、良かったのかもしれないが、スマフォのDISKがギリギリで申請用アプリなんか導入したくない。

よって、インターネット経由にした。

スマフォだけで簡単開設!

なんて嘘だ。スマフォだけでは、ウイルスも怖いし、機種変更時も面倒だ。パソコンとの二刀流がいいと思う。IT屋を30年やっていたが、裏ではウイルスとの壮絶な戦いが繰り広げられている。深夜、正月も関係ない。システムに脆弱性が発見されたら、IT屋はたたき起こされる。システムへの過信は禁物だ。


まず口座開設申請が面倒だった。
本人確認書類2点+印鑑が必要で、

本人確認書類「B」は、
住民票の写し、国税・地方税の領収証、
社会保険料の領収証書、納税証明書、印鑑証明書
の中から、原本を求められた(いずれか1点)

確認書類の有効期間も指定され、ぎりぎりOKだった、社会保険料の領収証書を郵送した。意図はわかるが、こんなめんどうな申請は、経験がない。

でもよく考えたら、ここ30年間での口座開設は、ネット銀行だけだったので、都銀は厳しいのかもしれない。

念の為、MUFGの本人確認書類を調べたら、
運転免許証、マイナンバーカード、健康保険証(カードタイプのみ)の写しのうち2点だった。

印鑑もガックリだ。コロナを経験しても、DX化には興味がないようだ。


メールアドレスを変更できない!


インターネット経由で郵送された申請書に記入後、返送して、2週間以上してから、郵送で、社会保険料の領収証書の返却と、紙の『みずほダイレクトご利用カード』や紙の資料がイロイロ送られてきた。キャッシュカードは、さらに数週間かかるという。

ようやく株式関係の郵送物も削減されるつつあるので、いい加減、紙の約款なんかを郵送するのはやめればいいのにと思う。

紙のカードには、第二暗証番号が記載されている。
今どき、こんな紙に暗証番号を印字するなんて!
だから2週間もかかるのだろう。

口座開設の確認の為に、サブのスマフォにアプリを入れて確認しようとした。

パスワードが4つも必要だ。勘弁して欲しい。
・みずほダイレクトログインパスワード
・スマフォアプリパスワード
・第一暗証(申請時記入済み)
・第二暗証(紙のカードに記載)

ここでミスった。
痛恨のミスだった。

申請時に使ったメールアドレスではなく、別のメールアドレスをアプリで設定したのだが、もう使えないメールアドレスで登録してしまったことに後で気づいた。使用不可のメールアドレス登録しても、確認処理が登録時にないので、登録されてしまう仕様だから防げない。

使用不可のメールアドレスを登録していても、1週間たっても何の注意喚起もなかった。

で、スマフォアプリでは、変更方法がよくわからなかったので、PCサイトにログインした。ログインしたら、まず画面にびっくりした。

20年前ぐらいの感じの画面が目の前に出現した。20年変わっていないのだろうか?

少し不穏な気配がしてきた。

PCサイトでメールアドレスを変更しようとしたら、変更できず、紙の第二暗証カードをアプリ版への変更が必須であることがわかった。一旦アプリを介さないとメールアドレスを変更できないなんて!

ランダムに認証番号を発行するアプリは、他社で2個使っているが、なんという面倒な仕様だ!

しぶしぶ、操作しにくい画面で、紙の第二暗証カードをアプリ版に変更しかけたが、SMSメッセージで認証コードを受け取るところで、またつまづいた。

SMSメッセージを受け取れない電話番号が登録されているので、電話番号の変更が必要というメッセージが出て先に進めない。

ただ、メールアドレスを変更したいだけなのに!

もうやめようかと、くじけそうになった。
元システムエンジニアでも、アラカンだ。老眼の目で、小さい文字をスマフォ画面に打ち込むのは、苦痛だ。

電話番号に、携帯電話番号を登録したかの記憶はないけれど、サブのスマフォだからダメなのか?

登録電話番号を確認したくても、システム上、いろいろメニューに入っても、登録電話番号を探せない。

電話番号の確認・変更について、FAQを検索すると、口座申し込みアプリをインストールして操作又は、支店窓口で変更するとか、記載があった。

もう、いいかげんにして欲しい!
自分のミスだけど、付き合っていられない!

堪忍袋の緒が切れて、サポート窓口へメールアドレスを変更して欲しい!とメールした。

サポート窓口の対応


サポート窓口の回答は予想通り、
メールの依頼ではメールアドレスを変更できないので、口座申し込みアプリでの対応か、スマフォがない場合などは、サポート窓口へ電話するか銀行窓口で変更して欲しいとの、ていねいな回答だった。

敗北感を味わった。

メールアドレスを間違えるなんて。。。
メール送信されないままでは、困る。

Z世代の若者たちならば、なんなく口座開設しているのだろうか??

正式な流れは、3STEPのようだ。
1)口座申し込みアプリで携帯電話番号登録
2)スマフォアプリで第二暗証カードをアプリ版へ変更
3)メールアドレスの変更

一生、スマフォを持てということらしい。


これって、どうなんだろう。

サポート窓口への電話でも、メールアドレスの変更はできそうだけれど、

紙の第二暗証カードがあるのだから、
それを使えばいいのに。

何か、紙の第二暗証カードを使ったメールアドレス変更で、セキュリティ犯罪が発生時し、その対策として禁止されたのかもしれない。

楽天銀行の流れを確認した。
 ・PCでログイン
 ・新メールアドレスを登録をすると、
  →画面上に登録パスワードを表示
  →新メールアドレスへ登録用URLを送付
 ・登録用URLへアクセスし、上記パスワードを入力し完了

ログインパスワードとメールをハックされていたとしても、楽天銀行は、サイトにアクセスできるIPアドレスを絞れるので、上記の手順でも個人的には安心できる。PCだけで完結する。30秒ぐらいで新メールアドレスを追加できた。

このあたりの厳しさの度合いは、みずほ銀行の考え方によるだろう。
念のため、みずほさんの経営の基本スタンスを確認した。

グループの総合力を結集して最適なソリューションを提供しつつ、「お客さま目線」を大切にするのだそうだ。

変わりゆく環境の中でも、お客さまの役に立つ存在、<みずほ>ならではの価値を提供し続ける新たな時代のパートナーとなることをめざすらしい。


鉄壁のみずほさん


登録電話番号ですら、システムで表示しない。
他社は、マスキングして1部見せたりしている。

システムの照会画面で確認できるのは、
口座番号、メールアドレス、限度額などのみ。
支店番号も登録住所もわからない。

(全部終わってから、申請書の控えの紙を見つけた。そこには、住所、電話番号が記載されていた。数週間前のことなので、忘れていた!!)

そんなとき、フトと気づいた。

先日、「ネット銀行」中心にフィッシング被害が倍増しているニュースを見た。

ああ、この比類なき大変さは、詐欺側も大変なはずなので、みずほさんは、めんどうだからやめておこうとなり、かえって安全なのかもしれない。

絶対にセキュリティ犯罪を発生させない方針を打ち立て、グループの総合力を結集して、詐欺グループにも個別インタビューした結果を、「お客さま目線」で反映しているに違いない。

印鑑をあえて必須にするのも、
口座開設完了に1ケ月以上を要するのも、
すべて顧客の為の施策なのかもしれない。

これも何かのご縁。
くじけずに、最後までガイドに沿ってやり切ろうと考えた。

結局、正規の手順で、メールアドレスを変更し、
やっと、私も鉄壁のみずほユーザーになれた。

黒島さんとおそろい(?)の
デビット機能付キャッシュカードも手に入れた。

めでたしめでたし。

まとめ


ちょっと嫌な情報をインスタで見てしまった。

「許せない」は脳が老化しているサイン

脳科学者の中野信子氏によると、

老化現象で、
「間違ったことをしている人に攻撃するのは当然だ!」

と思い込んでしまう『正義中毒』に陥る傾向があるらしい。
ああ、わかる気がする。
その傾向をわが身で感じる。

わかりやすい攻撃対象を見つけ攻撃すると、快楽物質のドーパミンが放出されて、批判中毒になるらしい。

今回のみずほさんの件で、「こんなのありえない!」とドーパミンが放出された気がする。

これは脳の老化による思考の硬直化で、自分の考え以外は自動で却下してしまう確証バイアスなのだそうだ。

この脳の老化への対策は、

1)人を許せないおろかな自分を許し、他人も人間なのだと諦めること
2)新しい体験を継続すること
3)良い食事(クルミ、マグロなどに含まれるオメガ3脂肪酸)と良い睡眠

そして、「許せない」と感じた時は、一旦その物事から離れて、正義中毒ではないかと振り返るのが良いとのこと。

口座開設をきっかけに、あらたな気づきを得られた。

それでも、

負け惜しみも含めて、
みずほ銀行のシステム、
こりゃあだめだというのが実感。

早くどこかと合併して、
合併先のシステムに乗り換えて欲しい。
(これも正義中毒の老化現象かな?)


【今日のひとこと】


質問「銀行って、どうやって選びましたか?」

黒島先輩「未来に踏み出したい時に、ちからになってくれそうな銀行かなぁ」

(みずほ銀行公式動画『黒島先輩に聞いてみた!アンサー動画』)


黒島先輩のご推薦通り、
くじけそうな想いに耐えて、
1歩、踏み出せた。

でも、先輩ごめんなさい。
もうこんな面倒な口座開設は、
コリゴリで、無理です!

今回が、生涯最後の口座開設です!


読んでいただきありがとうございます。サポートいただいたお金は、大和ネクスト銀行の応援定期に投資し各種団体を支援します。