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【商品考察】EVERING ~1秒でも無駄を嫌う、カッコいい投資家へ~

カッコいい投資家を目ざしているので、投資家らしいデバイスも追及している。

今回、新たにEVERINGを投資用デバイスとして導入した。

1週間使用し、特に問題はなく、購入してよかったと思う。

ただ、なかなか仕様が難しく、あまり踏み込んだコラム等も見かけないので、サポート部門へ問合わせた結果も含めて、

カッコいい投資家を目ざす方へ、使用感、考慮事項など詳細に書いた。

以下に、割引購入できる紹介コード(2,000円相当の割引になるらしい⁉初期設定時に入力)をのせたので、よろしければ、どうぞ。


紹介コード : v3k14g





VISAタッチデバイス『EVERING』


「EVERING(エブリング)」は、2021年5月から先行予約販売され、TSUTAYA等で展示されていたので知っていた。日本のスタートアップ企業の製品だ。

元々は、イギリス発。


最大の特徴は充電不要。決済端末の方からリング内の情報を読んで、センター側と通信する仕組みだ。

物理的には、入金して使う指輪型プリペイド電子マネーデバイスだ。

決済以外にも、ドアの解錠、社員証などの用途もある。

この2つの機能へは疑問がある。ドアの解錠は物理キーの方が圧倒的に安心感がある。社員証には、写真が必須だと思う。

EVERINGの由来は、「EVERYTHING」と「RING」の組合せのようだ。

2021年時点では、VISAタッチが普及していなかったし、交通機関でも使用できなかったので、見送っていた。


最近の主な動きとして、
・2024年5月10日から、一部のドコモショップで発売開始
・2024年7月2日から、公共交通機関での正式対応
・2025年大阪・関西万博記念、40,000個プレゼント(済)
 (第2弾あるかも?)

があったので、そろそろかなと考えた。

近々、大阪、東京地区の地下鉄や私鉄へのVISAタッチ展開も予定されている。JR系では、JR九州が先行している。関東では、江ノ電で使えるらしい。

私の生活圏である中部地区では、この手の取り組みは、通常10年遅れる。名鉄電車での試行は始まっている。

私は、SONY派だ。初代wena(2016年)を使用していたので、タッチデバイスの決済時の爽快感は体験済みだ。wenaは、3まで出て、Suicaにも対応したが、すでに販売停止している。

初代wena発売当時、タッチデバイスは、まだ少なかった。社員食堂でwenaのID決済をしたら、レジのお姉様全員を、驚愕させることができた。EVERINGは、自分以外、これまで誰も驚愕させていない。もうすでにタッチ決済は、あたり前なのかもしれない。

初代wenaは2つの弱点があった。
・更新がウルトラ級で難しい。
・タッチ反応が遅い(タッチにコツがいる)。

EVERINGは、プリペイド電子マネーなので、4年間で使えなくなる。一方、wenaは更新機能があった。ただ更新は、docomo回線とiOS向けアプリ必須という強固な縛りがあり、難しすぎて、3回目の更新でギブアップした。

EVERINGのタッチの反応は、良い。SuicaやID並みだと思う。

以下のEVERING 川田健氏の紹介動画がわかりやすい。

五感を強調されている点がおもしろい。さらに社会とのつながりも模索されている。
今後が楽しみだ。


EVERINGの購入


現在、ビックカメラや、一部のdocomoショップでも販売している。

ただ、実店舗での取り扱いは、中部圏では見つからなかったので、東京へ行ったついでに、ビックカメラとdocomoショップで、実際のリングを確認した。

まずdocomoショップ丸の内店を訪問し、サンプルで、リングの装着感を試すことができた。

リングサイザー(サイズ確認用のツール。メルカリなどでも売られている)では、厚みや大きさを確認できないので、実物を確認したほうが良いだろう。リングサイズで幅も多少変わるので、要注意だ。

docomoショップの店員さんは、EVERINGさんから得た情報を教えてくれた。スマフォを持った時、スマフォ背面と干渉しにくいので、小指につけるのが、おすすめらしい。また、お試しの意味でも、月額定額プランでの購入が多いとのことだった。

docomoショップで様々なサイズのリングを、左右の指にはめて、一番自分として違和感がなかった、右手の小指に付けることにした。

サイズは迷うと思う。9と8.5で迷った。

8.5では、少しだけ指に圧迫感があった。
でも、8.5は、9より少しだけ幅が細くなる。

指が太った?場合も考慮し、9に決めた。

商品名:EV-SL090 スマートリング SIZE(US) 9 

小指に付けることで、関節の短さから、多少タッチ時の感度も良いのでは?と思う

はじめに、dカードGOLD年間利用額特典クーポンの利用を考えた。docomoに問い合わせると、実際、レジで特典クーポンを読み込ませないと、使用できるかどうかわからないと言われた。そうなると、クーポンの種類を先に選択しないとダメなので、不可の場合、ケータイ用クーポンの使用用途に困るので、docomoでの購入はあきらめた。

次に、ビックカメラのポイントと株主優待券(2,000円分)があったので、ビックカメラでの購入を検討した。

ビックカメラ有楽町店には、実物のサンプルが少ないので、リングサイザーでのサイズ確認になる。また欲しいサイズの在庫がなかった。

結局、ビックカメラの直販サイトで、購入した。株主優待券は、郵送でないと使えないし、郵便代金は顧客負担だったので使用しなかった。土曜日の15時ごろオーダーしたら、翌日午前中に配達された。


初期設定


お金に関わるデバイスなので、結構、個人情報を入力する必要がある。設定はアプリで行うので、スマフォで使えるメールではじめに認証する必要がある。

初期設定は、10~15分程度だと思う。

〚初期設定の流れ〛
・スマフォアプリ導入
・アカウント登録
・メール認証
・携帯SMS認証
・サイズの最終確認
・アクティベーション(これ以降、返品できなくなる)
・製品添付のQR読み込み(要保管)
・個人情報入力
・クレカ設定
・携帯SMS認証
・入金処理
・携帯SMS認証
・オートチャージ設定
(使用法動画視聴)
・完了

金額の制約は、後述するが、EVERING専用のクレカを設定した方が管理は、容易(累積金額が分かりやすい為)かもれない。

紛失時は、アプリですぐに支払い停止にできるので安心だ!

入金時にクレカの通常ポイントも付与される。

アプリの取引履歴には、7つのデータが記録される。
・処理タイプ
・処理日時(交通系は翌日3時頃)
・処理先
・処理金額
・取引参照番号
・検索参照番号
・承認番号(レシート番号と紐付け)

ちなみにチャージでは、4つのみだ。
・処理タイプ(チャージ)
・処理日時
・処理金額
・検索参照番号

処理先は、英字の略称で表示されるのでわかりにくい。紙のレシートとは、承認番号で紐付け可能だ。


主な考慮事項


なかなか手ごわい考慮事項がある。こういうことに慣れていない人には、管理が難しいだろう。何も考えずに使うこともできる。ただ何かあったときは、戸惑うだろう。

考慮事項を以下に整理した。

●EVERINGの有効期限
有効期限は、物理的に4年で買い替え必要。
残金は継承できない。
買い替え時の、特典などは今後発表されるらしい。

●5つの上限金額
・1つのリングでの決済の累計上限額100万円
・1回の利用金額1万円
・残高の保有上限10万円
・1回のチャージ上限3万円
・1ヵ月のチャージ上限12万円

当然、上限金額は、紐付けたクレカの上限にも関係する。

残高の保有上限や、1ヵ月のチャージ上限の利用状況は、アプリで確認できる。

累計上限額100万円が曲者で、超えると新しいリングに無償交換になる。交換しても「有効期限」は延長されない。サポート部門に確認したが、在庫があれば、交換時にサイズ変更は応じてくれるとのこと。

累計上限額の制約は、悪用されても最大100万円という安心感は、多少ある。また決済都度、スマフォへの通知可能だ。

累計使用金額は、アプリでは表示できず、現時点は顧客側で積算が必要。ウエブサイトお問合せフォームから、累計使用金額を問合せでき、上限到達前にアラートは来るらしい。

アラートが、どのタイミングで通知されるかまでは、確認できていない。

●交通機関での利用

EVERINGを交通機関で使用しない場合、EVERINGの魅力が半減する。なぜなら、交通系ICカードの縛りを回避できないからだ。私の場合、交通系ICカードは、中部圏在住でも、TOICAではなく、Suicaを使用している。TOICAに魅力がない為だ。

現時点、EVERINGを利用できる交通機関は少ない。

もう全国、VISAタッチに統一すべきと思う。すでに熊本電鉄などは、「全国系ICカード」取扱廃止を発表している。

ただEVERING自体は、以下の仕様では、まだダメだ。

通常のタッチ決済は、1回のタッチで決済される。ところが、交通機関での利用は、2回のタッチが必要な特殊な処理になる。Suicaは、もともとの仕様なので、違和感のない設計になっている。

EVERINGのVISAタッチは、後付け感満載だ。FAQをたくさん読む必要がある。

改札内で買い物できますか?ってことも不安になる。

確認できるデータは、公共交通機関利用日と1日に利用した各公共交通機関の利用総額だけだ。

交通機関の決済は、1日分まとめて翌日処理される。つまり残高不足でも下車できてしまう。取引履歴は、1日分まとめてしか記録されない。もし翌日に残高不足で決済できなくなったら、乗車拒否リスト(DL)に入り、解除手続きが必要になる。

だから、交通機関を利用する場合は、オートチャージ設定は必須だ。ただ、累計上限額100万円で引っかからないか不安がある。

EVERINGのオートチャージ設定は注意が必要だ。
5000円以下で、オートチャージ1000円追加の場合、残金5100円の時に、5500円の物を買えない。引き落とした後、チャージされる仕様だ。

下車時に、タッチ決済ができない場合は、別の手段で支払う必要がある。(詳細は係員窓口の指示に従うと記載があるが、窓口で乗車駅を確認できるのだろうか??)

どうしてこのような仕様になったのだろうか?

コストの問題はあるだろう。
乗車時に、日時、改札名を記録し、下車時に計算して決済する必要があるが、下車時の個別の残高不足対応は、ややこしいので、駅員への負担軽減する為に、判断したのかもしれない。この仕様の改善は、必須だろう。

残高不足以外でも、人身事故での振替輸送など、様々なケースで不安が残る。よって、現時点では、1日に複数乗継いで使うものではないだろう。

テストとして、先行導入した南海電車で使用した。

タッチは、全く問題なし。決済も仕様通りに深夜3時ごろ処理された。ただ決済端末に小指が触れてしまった時、かなり高温だった。夏だからだろうか?

少しだけ気になるのが、右手小指につけたままで、Suicaなどで改札にタッチする時。機械が異なるものの2重で反応しないか、ちょっとドキドキする。

通常のVISAタッチであれば、乗降履歴を確認できる仕組み(Q-move)もあるようだ。この場合でも、翌日の1日単位決済は同じだ。


お金を社会に還元する行為


自分のお金を手放す行為(支払い)としてのEVERINGの使用感は、

お金を、指先から機器を通じて、そっと社会に手渡す、還元する行為に近い。非常に心地よい、新しい感覚だ。自分の手元から社会へ、お金を戻す感覚がある。

この感覚は、指先を使うからだろうか?
映画『ET』の世界観だ。


現金支払いやプラスチックカードやバーコード決済でのタッチでは、この感覚は感じられない。これらは、物との交換の感覚だ。


EVERINGの使い方は、

レジで、VISAタッチか、クレジットカードのタッチ決済といえば、通じる。セルフの場合、「クレジット」ボタンを押下する機器が、経験上多い。そして、決済端末の読み取り面とEVERINGが平行になるようにタッチする。

それだけだ。

ちょっと脱線するが、VISAタッチしまくるの関西旅の中で、

マドラスカレー南海なんば駅店へ立ちよった。EVERINGで前払いした後、カレーを食した。フルーティーな味わいと並行して、辛みがじわじわ来る。辛みを抑える為に、フルーティーなルーを口に入れたくなる。味覚として、辛甘辛辛甘甘辛辛甘という感じ。

スプ―ンが止まらなかった。

インディアンカレーより、さっぱりしていて、辛味にさわやかさがある。大阪甘辛カレー派閥、インディアン派、白銀派、福島派、そしてマドラス派。私は、今回からマドラス派に入党した。

中部圏へも、VISAタッチ改札同様に大阪甘辛カレー派閥が進出して欲しい。


ちょっとすましたインタビュー記事を見つけた。


私と同じ、右手小指にはめた3人目の方に共感した。

最後のキーメッセージ『EVERINGはお金を使う瞬間を、より楽しく、よりクールにする』も、お金への向かい方として参考になる。


費用対効果


『1秒でも無駄を嫌う』というEVERINGのキャッチフレーズは、先輩の営業の言葉を思い出す。

1秒も無駄にしたくない先輩の営業は、冬場でもコートを着なかった。客先で、コートを脱ぐ時間がもったいなさすぎると言っていた。

俺様は、秒で契約取れるから。

いかにも昭和的だ。

さて、4年で約2万円のコストだが、クラウド側のシステムが必須なので、月500円程度は妥当かなとは感じる。

公式ホームページには、EVERINGの定量効果として、年間最大4.8H削減(1日2回決済を前提)と記載されている。

要は使い倒せばいい。

定性効果としては、決済手段統一や、財布への現金の残高確認、補給工数削減や財布のスペース、重さ低減など様々あるだろう。

アクセサリーとしても、質感はよい。

外出時の支払いを、EVERINGに統一できることが、最大の魅力だと思う。まあ、今でもSuicaとVISAタッチ両方できるカードがあれば、普通にできるのだけれども、それでは、残念ながらカッコよさが不足している。

海外は、どんな状況なのだろうか?
アップルリングの噂もある。
今後が楽しみだ。


まとめ


充電なしの単機能デバイスなので、決済自体は非常にシンプルだ。

今でも、d払いキャンペーンだの、ペイペイ自治体キャンペーンなど、顧客無視の覇権争いが激しい。乱立した決済方法は、いい加減にして欲しい。

そんな殺伐とした世の中の投資の出口戦略として、

資産を使う投資家の心に寄り添えるデバイス、EVERINGは見逃せないアイテムだと思う。

恋人への告白に添えるシルバーリングとしても、見逃せない。

例えば、先日、スギ薬局で、2つの商品を購入する際、決済処理以外に5個のバーコードを、レジで読み込ませる必要があった。

・スギ薬局会員バーコード
・株主優待バーコード
・紙クーポンバーコード
・追加ポイント紙クーポンバーコード
・ショッピングモール会員バーコード

更に決済用のバーコード提示するなんて、うんざりだ。

スギ薬局の、このサービスデザイン自体、どうかと思うが、EVERINGでの決済は、腕を動かすだけだ。

まあ、スギ薬局の株主でもあるので、割引返上で定価購入するなら、EVERING1回なのだが。。。

これまで1度だけ、EVERINGを紛失したことがある。

リュックの中に右手を突っ込んで、底にあったスマフォを取り出したときに、小指から外れてしまった。それに気づかず、後で右手小指から消えていたのに気づいたときは、あせった。幸い、EVERINGは、リュックの中で見つかった。

導入後3日目の出来事だ。

このような体験を含めて、他の投資家に先行して、1つ1つ積み重ねることが、カッコのいい投資家への近道になるハズだ。


ところで、東京都知事選が終わった。

既存メディアの1人負け。

という総合評価が非常に興味深い。加えて、選挙後の2つに分断した識者たちの論評も面白すぎて、多くの気づきがある。

私は高校生の頃、東京に住むことに強く憧れていた。おそらく『俺たちの旅』(日本テレビ系、1975年10月~1976年10月)などのTVドラマの影響だ。今は億万長者に憧れている。

だから、今、私のスローガンは、以下だ。

EVERINGで、

#お金を動かそう


【今日のひとこと】


東京 昨日を飾りたてないで
東京 明日を塗りつぶさないで
東京 時代のせいにしないで
東京 光をみつけさせて
東京 TOKYO 東京

(1990年、浜田省吾、『東京』の歌詞の一部抜粋)


アメリカ株、昨日を飾りたてないで
インド株、明日を塗りつぶさないで
日本株、時代のせいにしないで
半導体株、光をみつけさせて
株式! Stocks! 株式!



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