データ・ドリブンによる事業成長はビジネスサイドが主導する
データを整備し、分析の環境も分析できる人材が揃っていても、データ・ドリブンによる事業成長ができないケースは多くあります。
データ・ドリブン企業として著名な一休の榊社長は、その原因を「リーダーシップの欠如である」と言います。
どのような問題を解きたくて、その答えを使ってどう成長するかはデータ分析サイドに委ねるものではなく、ビジネスサイドが手綱を握っていく必要があります。
データ分析サイドは与えられたデータをきれいに分析することはできるかもしれませんが、結局どのような課題に対応をしたいのか、分析結果をどう使いたいのか?については、ビジネスサイドが決めていく必要があります。
これを分業にしてしまうと、ビジネスサイドは分析結果が当たり前の結果であったり感覚と違う場合に使えないと判断をし、KKDに戻ってしましまう可能性が高まります。一方のデータ分析サイドは、しっかり要求を満たしているにもかかわらず、役に立てられないことから、ビジネスサイドの依頼内容に不信感を抱きます。
そのため、ビジネスサイドが強力なリーダーシップによりデータ分析サイドを巻き込んで進めていく必要があります。
繰り返しますが、データ分析をすると、誰もが知っている当たり前の結果が出たり、定性的な理解とかけ離れた結果が出てくるケースが多々あります。
例えば、お祭りやイベントの開催日や、天気との関係、政治的なニュースなどのデータに現れないが、ビジネスサイドとしては定性的に認知している要因がある場合がありえます。
ここで、データ分析の結果が使えないと判断してしまうとデータ活用プロジェクトはうまくいきません。
そうではなく、こういう経験則や認知があるから、こういう切り口でも分析しよう というように、データ分析の方法見直しをビジネスサイドが推進していかなければなりません。
これにはパワーがかかるため、「強力な」リーダーシップが必要となります。
今回もDATA is BOSSの学びから書いています。
学びが多すぎて付箋がすごいことになってきています。
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