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「砥峰高原」×「貸切バーベキュー」で「稼ぐ観光地」にできないか考えてみた

現在の砥峰高原は、その豊かな自然環境と美しい風景で多くの観光客を引きつけています。しかし、観光客数の割には一人あたりの消費単価が極端に少ないという課題があります。そこで、新たな観光戦略として、特定のターゲットを絞り、消費単価を上げる方法を考えてみました。

具体的には、砥峰高原を貸切にしてバーベキューを楽しむというプランを提供します。これにより、アッパーミドル層以上を対象に、数万円から十数万円のプチ富裕層観光を提案します。

近年、お城を貸切にして宿泊する「城泊」という新たな観光スタイルが登場し、富裕層から高い評価を得ています。この「城泊」の成功は、プレミアムな体験を求める観光客の需要があることを示しています。

同様に、砥峰高原を貸切にし、プライベートな空間で自然を満喫できる体験を提供することで、一気に付加価値を高めることが可能です。これにより、消費単価を上げるとともに、砥峰高原の魅力をより多くの人々に伝えることができます。


具体的には、地元で取れた鹿やイノシシの肉の料理を提供し、感謝の気持ちを込めて「いただきます」と言って頂く体験も提案します。これにより、観光客は地域の風土と繋がり、より深い体験ができるでしょう。

また、砥峰高原の景観を楽しむだけでなく、「自然の音」を聴いてもらうことにも特に重点を置きます。自然の音を大切にすることで、より深いリラクゼーションと体験を提供できると考えています。

さらに、追加のプランとして福知渓谷の散策やサイクリングを提案します。福知渓谷は四季折々の風情が楽しめ、自然と一体となりながら心地よい運動を楽しむことができます。

このような観光サービスで得た利益の一部を地元の文化財の管理維持費に充てることを推奨します。地元の文化財はその地域の歴史や文化を語る重要な要素であり、その維持管理は地域の魅力を維持し、次世代に引き継ぐためにも不可欠です。

しかし、公的な補助が減少する中、自己資金での維持管理が必要となっています。観光サービスによる収益を活用することで、自己資金を確保し、持続可能な維持管理のシステムを構築することが可能となります。

ただし、このプランニングにはいくつかの課題が存在します。まず、雨天時の対策が必要です。自然を満喫する観光プランは天候に大きく左右されますので、雨天時でも楽しめる代替えプランの検討が求められます。

さらに、外国人との言葉の壁も大きな問題となります。特に富裕層の外国人観光客は、その地域の文化に深い興味を持っていることが多いです。それゆえ、地域の特性や文化を日本の文化に精通していない方々にもわかりやすく伝える技術が必要となります。通訳ガイドの配置や、多言語対応の解説パネルの設置など、情報提供の工夫が求められます。

このように今までのように多くの観光客を来てもらうだけでなく、今後の砥峰高原の経営のためにも、ターゲットを絞ることで「稼げる観光」にしていくことは大切です。質にこだわった観光を提供することで、砥峰高原は持続可能な経営を実現し、地域全体の発展に貢献することができるでしょう。

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