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パワポで作る!量子コンピュータ

暇を持て余したシルバーウィークの3連休×2に、パワポの図形を駆使して量子コンピュータ(超伝導方式)のイラストを作ってみました

パワポで作った量子コンピュータのイラスト

実際のパワポ画面はこちら👇

実際のパワポ画面
オブジェクト数500個くらいあると思う

モデルとしたのは理研の量子コンピュータの写真です。

理研の量子コンピュータ
(©️理化学研究所量子コンピュータ研究センター)

イラストの作り方(ざっくり)

内側(シャンデリア部分)

内側は、最下部の銀色の筒に入った量子ビットチップを冷やす(超伝導状態にしつつ熱による電磁波の影響を抑える)ための希釈冷凍機や量子ビットへの配線で構成されています。

金ピカの外観から、シャンデリアと呼ばれることもあります。

複雑な作りに見えますが、最近のパワポは円柱が図形挿入できるので、柱系は円柱の太さと長さを変えるだけで簡単に作れました

柱の色は、グラデーションで真ん中を薄い色、外側を濃い色にすればいい感じの光沢感が出ます。

ただ、黄色の円盤だけはこの薄さを円柱の図形で表現するのは難しかったので、円の3D書式を駆使して薄い円盤を作りました
参考にしたサイトは👇

配線を出している下向きのトンガリも3D書式の面取りの幅を調整すれば作れます。

下の方の配線は曲線を良い感じにたわませればOKです。

地味に大変だったのがオブジェクトの並べ替え。オブジェクトが多すぎて新しく追加した時に並べ替えるのに時間がかかりました。
背面にあるものから作っていくとスムーズだったと思います。

外側(土管部分)

外側は冷凍機や量子ビットを格納し、外界からシールドするためのもので、土管のような形をしています。

奥に見えるのが土管
(©️理化学研究所量子コンピュータ研究センター)

今回作ったイラストでは、土管部分の透明度を上げて中身のシャンデリアが透けて見えるようにしました。

上の写真にあるような土管の接合部を表現するため、単なる円柱ではなく、複数の円柱を組み合わせて図形接合機能で接合部の出っぱりを表現しました。

また、接合部の線は円弧の線を挿入していたり、外側は簡単そうに見えて意外と手が込んでいます。


今回、思っていたより早くできて、総制作時間は約4〜5時間だったと思います。

仕事のさまざまな場面で量子コンピュータの資料を作ってきましたが、フリーで使えるイラストは「いらすとや」さんの画像👇 だけだった(はず)。

量子コンピュータのイラスト(「いらすとや」より)

量子未来社会ビジョンの挿絵でも、量子コンピュータは四角い箱にQの文字を入れただけになっていたので、今後もポンチ絵を作る機会があればその時に利用できるかも、と思っています。

量子未来社会ビジョンの挿絵
量子コンピュータが中央にある




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