加藤遼也/ Ryoya Kato
160人以上の「サッカーしたい」という声。 今、子どもの情熱を応援しませんか。
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160人以上の「サッカーしたい」という声。 今、子どもの情熱を応援しませんか。

加藤遼也/ Ryoya Kato

日々、私たちのもとに「サッカーをしたい」という声が届いている。
送り主は、今、サッカーをしたくても諦めている、続けることに困っている日本の小学生~大学生の子どもたち。
その人数は、この3週間で160人を超えた(現在212人。2/14時点)。

「前はサッカー習えていたけど、いまは習ってないのでまたサッカーがしたいです。サッカーの試合に出て、今まで一度しか決めたことのないゴールをきめたいです」

「僕は保育園の年長のときにサッカーを習いたいとお母さんに言って習わせてもらいました。練習楽しかったし、試合でゴール決めた時とか優勝してトロフィーをもらえたことがうれしかったです。走ってるときも気持ちいいしチームのみんなと優勝めざしてがんばることが楽しかったです。サッカーやめてしまったけど、本当はぼくサッカーやりたいです。10年後もサッカーを続けたいです」

「前まではサッカーしていたけど、今はできていません。ボールを蹴ることが楽しいので、好きです。またサッカーできると嬉しいです。10年後もサッカー続けていられたら、凄いね!」

「私のサッカーを好きになった思い出は、クリスマスプレゼントにサッカーボールをもらったので公園に行って弟とサッカーであそんだことです。かべにボールをつけたほうがかちです。何回もかってうれしかったです。ママにもたくさんほめられました。お手伝いをがんばるのでサッカーをならいたいです」

「小さい頃日本女子サッカーを見て、かっこいいなと思い、いつかサッカーをやりたいと思っていました。けれどうちはずっと片親で金銭的な余裕がないと知っていたので、中学生になったら部活でやろうと思っていたのですが、私の通っている中学は女子サッカーがありませんでした。高校生になったら自分でバイトをしてサッカーを始めたいと思います。10年後か20年後かはわかりませんが、もし自分に子供が産まれたら一緒にサッカーをしたいと思います」


日本で、経済的な貧困や社会格差でサッカーをしたくてもできない子どもたちを対象に、奨励金給付、用具寄贈、プロサッカー選手とのサッカー交流をおこなう「子どもサッカー新学期応援事業」。


募集から3週間で、申請者は33都道府県から160人を超え、今もまだ増え続けている。昨年は1ヶ月間の申請者が102人だったので、その2倍のペースで申請が続いている。
今年はすでに、Jリーグや海外でプレイするサッカー選手14人、サッカーコミュニティ13組、個人サポーター273人が寄付で応援してくれている。
加えて、予想以上の申請者数に対して、団体として予算を約100万円増やし定員を広げることにしたが、それでもすべての子どもを応援することができない。締め切りまでに予想される人数を含め、追加で100人の子どもを応援するため、支援いただけるパートナー企業の募集を開始したが、実は、残念ながらまだ1社も決まらず、苦戦している。

より多くの子どもを応援するために、企業の方も、個人の方も、子どもたちの力になりたいと思っている方がいたら、ぜひ寄付で力を貸してください。


「世の中にはサッカーよりも大切なものがある」という正論もあるし、「スポーツは娯楽だ」という風潮もあるので、世間にこの活動を伝えることは、いつも苦しい。でも、この苦しみは、対象となる子どもたち、保護者も同じなんだよね。
サッカーをしたくて困っていても、声をあげることが難しい。
一般的に伝わることが難しい問題だから、サッカーに携わっている人たちの力を借りたい。


経済的な貧困や社会格差でサッカーをしたくてもできない子どもたち。
日本では関係のない社会課題と思われているけれど、そうじゃない。
これまで調査されることや行動がなかっただけで、3週間で少なくとも160人以上という人数が示すニーズがあり、対応が必要とされている。

「食事や教育とか、サッカーよりも大切な支援があるよね」
そうしたことをよく言われる。私もそう思うことはあるけれど、だから問題も起きていることを知って欲しい。世の中の多くの人がそう考えれば考えるほど、機会格差の状況にある子どもへのスポーツ・文化に向ける支援活動の予算はつかなくなる(だから活動自体が生まれにくいし、続けることが難しい)。それだけじゃない。大人目線の正論は、ときに子どもが「好きなこと」を全うする心の余裕を奪う。世の中から応援されている気がしないのだから、子どもたちを精神的に孤立させてしまう。特にコロナ以降は、その精神的なサポートの必要性が増している。

一方で、子どもは保護されるだけの対象ではない。ひとりの人間として自己決定できる権利の主体であり、周りを見て行動している。特に親のこと、家庭の状況をよく見ている。その結果、家の経済状況を心配して、自分のやりたいことを我慢している、という声が聞こえることも少なくない。

「息子は、家の状況を心配して「優秀選手賞を1回でも取れたら辞めてもいいよ」等と発言する時があります。せめて、大好きな仲間達と大好きなサッカーを小学校卒業までは何とかして続けさせてあげたい」

「サッカーでイキイキと遊んでいたので、やってみたい?と聞くと、遠慮がちにやりたいけどお金ないから……と。その言葉に胸が詰まりました」

「僕は鹿島アントラーズが好きで、ずっとサッカーをやりたいという思いがありました。中学入学と同時に部活でサッカー部に加入し、好きなサッカーが出来る毎日がとっても楽しいです。高校に行ってもサッカーを続けたい思いはありますが、経済的な負担を考えると母に伝えることを躊躇っています」

今、サッカーをしたくてもできない子どもたち、続けることが難しい子どもたちは、いわば、地図のない世界にいる。どこに進めばいいのか分からない、誰を頼ればいいのか分からないといった空間的な不安だけでなく、明日や明後日の希望を見出すことが難しい、「いつ」この状況が変わるのか想像できない、という時間的な不安にも悩まされている。

「誰かが応援してくれるんだ、と思った。嬉しい。無理だと思って考えてなかったけれど、サッカーのスパイクずっと欲しかったからすごく嬉しい。そういう大人もいるんだね。ありがとうございます」

去年の活動後、ある子から届いたこの言葉に泣いた。
サッカーをしてきた身として今まで気づいてあげられなかった申し訳なさと、ひとりではないと思ってもらえる環境を届けられた嬉しさで、感情を抑えられなかった。

子どもたちが悩んでいるのはサッカーのこと。
でもサッカー界に頼れる環境が見つからない。
この状況を変えていけるのは、サッカーに携わっている人たち以外にはいない。

私たちの活動の目的は、子どもたちがサッカーできるようにすること、だけじゃない。
サッカーを好きになった子どもが、サッカーを楽しめるような「社会」を育てること、子どもたちが生まれ育つ環境に左右されず、好きなこと、可能性に挑戦できる社会にすること、にある。


サッカーをしたくてもできない。その原因は簡単に解決できるものではないから、課題に対して丁寧に取り組まなければいけない。ただ、現実に打ちひしがれるだけでなく、その先にある喜びをみんなと噛み締めたい。

「できなかったことができるようになる」ときの子どもたちの笑顔、
それを見守る保護者たちの幸せと誇らしさ。
これ以上の喜びはない。
この活動は、それを実現できる。


今回申請をしてくれている、160人以上の方たち。
現在の状況に屈することなく、勇気を持って申請をしてくれた行動を、尊く思う。
子どもを思う、保護者の気持ち。
保護者を思う、子どもの気持ち。
サッカーをしたいという子どもたちの情熱。
その思いに応えていきたい。
でも残念ながら私たちだけでは、すべての子どもの希望通りの応援を届けられなくなってきたので、寄付で支援いただける仲間を必要としている。


活動を支援することで、あなたに大きなリターンがあるか分からない。それはごめんなさい。
でも必ず、未来に、あなたの子どもたち、孫の時代に良い社会として還ってくる。

サッカーを好きになったすべての子どもが、笑顔でサッカーを楽しめる。
子どもたちが生まれ育つ環境に左右されず、好きなことに挑戦できる。

その未来への試みとして、どうか今一緒に、子どもたちの情熱を応援してほしい。

あなたの力を貸してください。
ご支援いただける方は、ぜひ下記をご覧ください。

<団体方針>

「子どもサッカー新学期応援事業」は、予定通り2月16日を期日に、必要な方へ情報を届けること、及び、より多くの方に申請いただくことを目的に、情報発信を継続していきます。予算が許す限り、希望する内容の応援を提供できるように努めるとともに、申請いただく方には何かしらの応援を提供していく方針です。

<必要な支援額>

最大プラス100人(計200人)に奨励金3万円を支援できるよう、計300万円集めたいと考えています。スケジュールは、2月16日までに寄付の可否目安が分かり、3月末または4月末までに入金いただけると理想的です。

▷企業の方

寄付による各種機会、寄付に対する法人税法上の優遇措置を適用できます。
https://www.lovefutbol-japan.org/posts/32076337


▷個人の方

マンスリーサポーターとして力を貸してください。
現在サポーターは273人。
目安として、月額1,000円のサポーターが300人になることで、100人の子どもに奨励金を給付できるようになります。


▷銀行振り込み

三菱東京UFJ銀行とゆうちょ銀行へお振込いただけます。
いずれにお振込いただく場合も、ご入金後に japaninfo@lovefutbol.org までメールをいただけますと幸いです。

【三菱UFJ銀行】
銀行名 :三菱UFJ銀行
支店名 :逗子支店
預金種目:普通
口座番号:0156396
口座名義:特定非営利活動法人love.futbol Japan
カタカナ:トクヒ)ラブフットボール ジャパン

【ゆうちょ銀行】
銀行名 :ゆうちょ銀行
店名  :0九八(ゼロキュウハチ)
店番  :098
預金種目:普通
口座番号:0552440
口座名義:特定非営利活動法人love.futbol Japan
カタカナ:トクヒ)ラブフットボール ジャパン
*ゆうちょ銀行から振込みの場合は、こちらの番号をご使用ください
記号番号:10910-05524401


ご検討宜しくお願いします。

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加藤遼也/ Ryoya Kato
love.fútbol Japan代表。世界各地で子どもたちのコミュニティ型のサッカーグラウンドづくりをしています。 noteでは「サッカーと社会活動」について投稿しています。 1983年愛知県瀬戸市生まれ。逗子在住。写真 /くまの木彫り。