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東証プライム1000兆円(7/5)

(要約)
東京株式市場で4日の日経平均株価が前日比332円高の4万913円で史上最高値を更新した。グローバル企業が多い東証プライムにおいては時価総額1,000兆円を超えた。半導体メインだった3月期とは替わり円安を背景に利益伸長の製造業や金利復活の金融業の株価が総合的に高まった。リクルートHD等、株主への還元を高める企業も増え、海外投資家の日本株買いへの意識が高まっている。イギリス半導体設計のアームを傘下に持つソフトバンク株も最高値を更新している。物価高による実質賃金のマイナスが個人消費を抑制していることが課題となっている。

(考察)
今週の株価の上がり方は凄まじい。少数保有している株はどれも連日高価している。個人の生活を見ると今後格差が広がるだろう。グローバル企業は円安影響により利益を上げられるが、中小企業は内需減・インフレ・コモディティ化・人材不足・採用難・後継者問題・価格競争など課題が絡み合い、インフレに対して給与を還元できるかどうかが問われてくる。若手のキャリア選択も変わってくるだろう。「挑戦」だけではなく給与や福利厚生など、QOL全体を考慮した上でキャリアを選択する人が増えるだろう。

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