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GG4とは

GG3は戦闘メインだったけど、GG4はVP行動をしていかないと勝てないという言説、嘘ではないけど正確ではないなと感じることがここ数ヶ月増えてきたので、ここらで自分の考えを吐き出します。

まず一つの事実として、GG4のRaid the VaultsなどはGG3のGuard the Stashのリメイクですが、敵陣ストラテジーマーカーの配点が上がっているためスキームランナーを一体用意するだけで2VPまで獲得出来るようになっており、GG3の頃よりもVP獲得に割くリソースは少なくなっている訳で、過剰にS&Sのためのモデルを増やしたりアクションを行うことは勝利につながらないことはご理解いただけるかと思います。

その上でGG3からどのように変化したのかを考えると、GG4の本質はモデル数、あるいはアクション数が多い方が有利になるストラテジーが増えたことにあると考えられます。
GG3のように高コスト編成で相手をすりつぶし、余ったモデルが最小の手数でVPを取るという高コスト少数モデル編成が最適である環境を変えたかったというのがWyrdの狙いであったと考えています。

つまり、GG4だからスキームランナーやインタラクトアクションが必要である、という一足飛びの結論に至る前に、戦闘とVP獲得どちらにどれだけのリソースを割くのかのジレンマという従来のマリフォーのゲーム性を再発見する必要性があることと、依然として戦闘の占める重要性を認めたうえで現在の環境に適合していく必要があるのではないでしょうか。

以前の記事でも書いたかもしれませんが、戦闘とは相手のモデル数を減らすことによるVP獲得の阻止とこちらのモデルを守るための行動であり、実際の戦争に置き換えれば制空権の確保に近い目的を持っていると考えられます。GG3までは超強力な少数の戦闘機が敵を蹴散らし、そいつらが片手間に戦略目標に爆弾を落とせば勝てるゲーム性だったのが、それだけではVP獲得が間に合わなくなるような環境にシフトしていると考えられます。つまり、高額高性能な戦闘機だけでは目的を完遂できないためハイローミックスを選択した史実に倣い、改めて自分のクルーの得点力と戦闘力のバランスを見直すことが重要であると考えます。

残酷なことを言えば、(私の観測範囲では)私を含むほとんどの日本のプレイヤーはGG3での高コストモデル少数編成が最適であるという考えには至っていなかったはずで、そういったプレイヤーにとってはGG4への変化は海外のトーナメントプレイヤーが発信しているほどの衝撃は無かったのではないかと思います。
日本はレベルが低いからダメ!という話ではなく、正しく自分たちの環境を理解しゲームを楽しみたいですし、変に海外の話を鵜呑みにして「VP獲得をを重視しなければならない」と意識しすぎる必要はないなと思います。今の編成で十分VPを取れるようにはなっているので、モデルや編成ではなくプレイングの意識を変えていく方がよいかなと。そんなことを最近考えています。


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