親友の話
私には小学4年生からの付き合いの友達がいる。
彼が私の住んでいるマンションの同じ階に引っ越してきて、すぐに仲良くなった。
彼との出会いは、今の私の半分を作ったといっても過言でもない。
趣味ならギター、漫画、お笑い。
内面的なものだと笑いのツボ、モノの価値観、ゲームの知識。
そんな彼と小学生のときはひたすら外で遊び、中学生では朝から晩まで家でメガドライブ等のレトロゲームで遊んだり、高校生のころは朝から晩までギターを弾いて、バンドを組んでライブをして楽しかった。
大学生に上がるときはお互いの大学でできた友達と過ごす時間が増え頻繁に会うということはなかったが、やり取りはあった。
そんな彼が大学二年生の時、まじめなトーンで話があると連絡をくれた。
どんな話が来るのか身構えた。
近くのファミレスで他愛ない話をして本題に入った。
「俺には日本は狭すぎるから来年大学を辞めてカナダに行く!」
ポカーン( ゚д゚)
ついにやられたかと思った。
が、かなりまじめな話らしく、もうすでに動き出していて、カナダの親せきの家に住みそのうち就労ビザを取得して海外で暮らすと夢を語ってくれた。
正直かなり驚いた。何を思って英語も話せないのに海外に行くと決められたのか?不安はないのか?うまくいくのか?
当時の自分には理解が出来なかったが彼が決めたことなので素直に応援した。
最近の私はこの年で学校に通うと選択をした。
仕事を辞めて、やりたいことして生きていきたいがために。
彼もこんな気持ちだったんだろうな。
やっと理解が出来ました。
時々、カナダから電話をかけてくる。
久々に会って酒飲みながらギターを弾いてバカな話をして夜を明かしたいな。
ちょっと寂しくて書いてしまいました。
では。
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