世界統治者たちは毒入りメニューを並べてはならない

自ら意志して世界統治者であろうとする者たちは、その被統治者たちに対して毒入りメニューをわざと並べてはならない。

毒入りメニューとは、それを選べば望まない酷い体験が発生するような選択肢のことだ。

例えば、毒を薬と偽って提供するとか、

奴隷になるか、家畜になるか、操り人形になるか、被統治者たちがそのいずれかしか選べないような状態に世界を統治しようとするとか、

「体験の自治権」を体験者たちから剥奪するような政治政策を掲げている政治家ばかり並べて、そのいずれかを選ぶように迫るとか、またいずれも選ばなければ、そうした政治家たちの統治を認めたこととみなすとする…とか、

その他、一切の「体験の自治権」を否定し、剥奪するような恣意的、利己的な世界統治が結果的に実現するような選択以外は認めないような状況操作を世界統治者たちは、実行してはならない。

そうでなければ、当然、そのような者たちには世界統治をする資格がないということになる。

世界統治を自発的にしようと意志する者たちすべては、また、そう意志する者に無条件で従ってその世界統治行為に自発的に加担する者たちすべては、「あらゆる体験者」たちに対して「体験の自治権」を保障提供しようと意志し、間違いなく、それを推進してゆく世界統治を実行する義務を負う。

その義務に違反するならば、当然にその世界統治者としての資格を失うだけでなく、そうした世界統治行為は、犯罪行為とみなされることになる。

特に、無差別攻撃兵器…のようなものを恣意的に、利己的に、良心的に必要不可欠な理由なくみだりに使う行為は、これは明らかな犯罪行為であり、罰をうけるべき行為となる。

例えば、大雨や大雪や大寒波や酷暑や竜巻や大地震や…をわざと故意に生じせしめる気象兵器、地殻変動兵器……のような力や技術を上記のような良心に反する目的でみだりに使用する行為は、許されない。

世界統治者たちには、その他のありとあらゆる無差別攻撃兵器すべてにおいて、そうしたモラルを尊守する義務がある。

各種の武力における大量破壊兵器だけでなく、政治的な権力無差別攻撃兵器、金融システムを使った経済無差別攻撃兵器、独裁システムや多数決システムを使った良心に反する法律の強制という無差別攻撃兵器……そうした攻撃兵器などもすべて上記の使えば犯罪行為となる無差別攻撃兵器に該当する。

世界統治者に自発的になろうとする者たちは、つまり、「北風と太陽」の童話を常に想起するべきである。

その物語において、北風と太陽は、旅人の上着を脱がそうとするのだが、北風は冷たい暴風を使って無理やりに暴力で旅人から上着をはぎ取ろうとするが、旅人は、そうされるとなおさらその上着を脱がされまいと上着にしがみつくことになった。
一方、太陽はその旅人を温かくただ照らしてやることで、旅人は自分からその上着を脱ぐことになった。

現在の世界統治者たちがしようとしている世界統治方法は、この物語においての「各種の暴力を使う北風」であり、「愛情をもって体験者たちを照らす太陽」ではない。

「北風」を選択する世界統治者には、世界統治者である資格がないと理解しなければならない。
つまりは、ただの悪党であり、罰を受けねばならない犯罪者だということだ。

毒入りメニューを並べ……

私たちの奴隷になりますか? それとも家畜になりますか? どちらも嫌なら私たちの操り人形になりますか?

奴隷になるよりは、家畜の方がいいのではないですか……であれば、家畜になることを選んだ方がいいでしょう?

家畜になるのも嫌ならば、優遇するので私たちの部下や操り人形になりませんか?その方がさらに良いのではないですか?

いずれかの中からどれでも自由に選んでください…いずれも選択しない者たち、選択できない者たち…はみんな殺してしまいます……

などと…「体験の自治権」を保障提供する…という選択肢を「あらゆる体験者」に提供することを頑なに拒んでそのような毒入りメニューを被統治者たちの前に並べてはならない。

また、こうした世界統治方法に類似した世界統治方法は一切実行してはならないということを世界統治者たちに伝えておく。

自発的に世界統治者になろうとする者たちは、またその部下たちは、ただただ、「あらゆる体験者たちに体験の自治権を保障提供してゆくこと」だけを目指し、意志する義務がある。

そのためには、まずは「あらゆる体験者たちに体験の自治権を保障提供してゆくよ!」という最優先目標を世界全体に掲げる必要がある。

その最優先目標の提示すらできていないのは、明らかな現在の世界統治者たちの落ち度であろう。
その目標提示すらできないという理由はどこにもない。であれば、やる気がないということになる。
であれば、世界統治者として失格ということになる。

世界統治を目指すのならば、間違った統治方法を指摘されたら自発的に改めれなければならない。
壊れたロボットでなければ、改められるはずである。
あるいは、現在の世界統治方法があらゆる体験者たちにとって最善であるという説明や証明を求められればなす義務がある。

その説明や証明を私は求めている。応じるべきである。





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