シャイングレイモンと私の歩み
初めまして!脳みそを宇宙へプラグイン!
涼しい夏と書いて「りょうか」と読みます。
以後お見知りおきを。
この記事は、私がシャイングレイモンを使い始めた段階から、2023/7/1に宝島高蔵寺店にて開催されたエボリューションカップにて優勝したシャイングレイモンデッキの記事となります。
エボリューションカップを優勝され、noteにて記事を書かれる人はいますが、完結綺麗にnoteを書かれている方とは違い、恐らく見にくく気色が異なる記事となると思います。
「優勝デッキを是非参考にしたい!」というよりかは、デジカの日記に近い形になると思うので暇つぶし程度に見て頂けると幸いです。
お急ぎの方は有料とはなりますが、「レシピ」見て頂いたらと思います。
アクティブフェイズ
時はアクロスタイムが発売してしばらく経った。
涼夏は困っていた。
まーーーーじで勝てない
涼夏は困ったカードゲーマーだ。
カードゲーマーとして生きる者としては、勝利は絶対条件だ。
しかし勝利だけをストイックに拘る人種では無かったのだ。
この記事を見ている皆様は「ティミー・ジョニー・スパイク」という区分けをご存知だろうか?
これは、MTGのユーザーのタイプを開発者が3つに分けて定義したものを示すものである。
この中では、スパイクが競技性が高く、勝利をストイックに追い求めるタイプだが、私はジョニーのタイプである。
ジョニーは、変わったカードやコンボを完成させて勝利をするというタイプである。 私のデジカでのデッキであれば「シュヴァルツエオス」や「ジャングルクルーズ」があったり、当時の自分が所持しているガチデッキは「植物・妖精デッキ」だったが、どうしてもTier1と呼ばれる所謂「環境デッキ」には手も足も出ないことが分かってしまった。
どんだけコンボしても勝てないのであれば辛い思いをするだけ、テイマーバトルでもTier1デッキに負けたら「はいはい。Tier1Tier1。」となってしまいデジカ自体のモチベーションが低下していた。
そんな中、チームメンバーの一人が、VSロイヤルナイツの情報がぽつぽつと出るあたりの時の一言があった
「シャイングレイモンのデッキ強いらしいぞ。」
カードゲーマーが集まったらよく言う一言 「シャイングレイモンのデッキ~?」この時涼夏は懐疑的だった。 それもそのはず、環境に蔓延っていたということもあり、アクロスタイム発売日に、ハンターのデッキを敵情視察、環境理解の為に組んで使って、弱点や対策を練っていた時期でもあった。 システマチックに動く姿は、ジョニー心をくすぐったが、いまいちもの足りない。 進化軽減メタを貼られると辛いし、手札の回転スピードが足らず、デジモンはセーブをしたいから除去されてもかまわないが、LV5以上が除去されるのが辛く、クォーツを処理された場合は吐きたくなるし、テイマーを除去されたらそれこそ取返しのつかないことになる。 (もちろんプレイしている周りの環境もあるが)勝てる!強い!と言われたデッキがそんな有様だった為、Tier1を握ることを躊躇していた。 ところが、カードを確認すると話は変わってきた。
低レベル帯はアグモンX抗体のおかげで事故も少なく名称もグレイモン名称の為サーチがしやすく、スピリットエボリューションしたデジモンではなく、テイマーがアタックしにいく新しいデッキコンセプト、アクロスタイムまでだと4コストの大が1コスト使わないといけない所をケンジシャイン(BT13-018)は進化時とメインフェイズ開始時に継続的にアタックできる。ブロッカーにもなるしメモリーもテイマー効果で増やしているので妨害がされにくく最強の剣(BT12-043)と最強の盾(BT13-018)を貰った気分になった。
新弾カードリストはまだ出ておらず、今日のカードを元に、多くのプレイヤーは、プロキシ(代替カード)を作ってデッキを構築をしていたことであろう。
しかし、涼夏の行動は違った。
「デジモンセイバーズ全部見るぞ!!!」
やることはとことんやるが、人とは方向性は明後日の方向へ行く。それが涼夏なのだ。
ドローフェイズ
デジモンセイバーズは全話見た。すげーなあの作品。
聖典とされてる初代デジモンアドベンチャー(youtubeの公式配信の途中から視聴して途中でやめてる)からあんなにかけ離れててはたしていいのか?フロンティア(全話視聴済)からどちらかというとパートナーとテイマーの関係ではあるけど、こんなに泥臭い(激褒め)デジモンアニメがあっていいのか?ほぼスクライドじゃねぇかよ。主人公の声優同じだし。そんなことを思いながらデッキを作っていると気づきがあった。
「これアニメ再現じゃん!」 そう、デジモンセイバーズは一人がただただ強くなるだけの話ではないのだ。 アグモンと大門大。二人が共に成長をしていく話である。 その二人の思いがBT12-043とBT13-018のシャイングレイモンとBT12-092とBT13-095の大門大から感じ取ることができた。
そうと決まればBT12とBT13を混ぜ合わせたデッキ、最強の剣と最強の盾を兼ね備えたデッキにしよう!最強と最強が掛け合わされたらもうそりゃ無敵だよ!な!!!!
そう思い作った当時のレシピがこちらとなる。
なるほど、なるほど。 アルファモンが出た時にはドルガとドルグレを軸にアルファモンになるかドルゴラモンになるか光と闇をコンセプトにデッキを組んだ私からしたら最高の仕上がりだ!一人回しでも動きは悪くなかった。体は闘争を求めいざチームメンバーとバトルだ!
・・・
勝てない。
いやまーじで勝てない。本気で振り出しにもどるって感じ。
シャイングレイモンのデッキは、大門大とシャイングレイモンの協力関係が要となる。お互いがお互いを強くしていき相手を圧倒する。そんなコンセプトだが問題点が3点あった。
1:テイマーを並べる時間が少ない。
2:デジモンがバトルエリアに身を晒すが残らない為、アタッカーとなりにくい。
3:テイマーかデジモンどちらか除去されると辛い。
1については、サポートとしてはBT12-038とBT13-012のジオグレイモンとBT13-015のライズグレイモンとBT9-041のライズグレイモンX抗体がある。
手札から大を出す→そもそも手札にいないんだが?
セキュリティを見て~→セキュリティにいないが?
試合中は噛みあいにくいこともあり手札に大はあるけどセキュリティから出すジオ、手札に大はいないのに手札から出すジオやライズとなる場合もありやきもきとしていた。
2については、アグモンは登場時能力が多い(当たり前)が、ジオからは進化時に強力な能力がある。しかしLV3がバトルエリアに居続けられる程生易しい環境ではなく、手札、デッキ下、トラッシュへ送られてしまい強力な進化時効果が使えなかった。
3については、除去されると本当に大変なことになるのだが、リカバリーも困難でデッキコンセプトが崩壊する。
こんなデッキを使っており、改良を重ねていくと一つの妙案が思いつく。
ブロッカー、いるか?
ケンジシャインと5コスト大を使えばDP12000までのデジモンをブロックすることができる。しかし分かり切っていればアタックはしてこないし、アタックするってことはDPを越えてくるかブロックする前になんらかの方法でシャインか大が処理されるのだ。 当時は、ブルーフレアが猛威を振るっていた為、そもそもブロックさせてもらえないという状況が多かった。 逃げれば恥だが役に立つのであればまだしも、役に立たなかったら仕方ない。しかしLV6が4枚でやり切れるのか?
・・・やり切れる。
脳内を宇宙に繋がり、自分の過去作った「シュバルツエオス」のデッキが役に立った。エオスモンのデッキは、LV6が4枚のみである。所謂「順当」と言われるデッキはLV6が6~8枚であるが、エオスモンは大体進化できている。(LV5エオスモンで押し切ることもしばしば)
テイマーを並べないと進化元にカードが入れられないしLV6にも進化出来ている。そんなデッキが動いているのにシャインでもやれるないわけが無い!
しかしエオスモンのデッキはメノアでデッキを掘り進めてこその動きだ。強力なサーチがあるからこそ、進化時ドローをしなくても手札が増えていくデッキだ・・・やはりシャイングレイモンはTier1に勝つことはできないのか? 大地を裂き、大空へ駆け、雲を突き破り頂点へ行くことはできないのか?そんなことを考えているとツイッターにて「シャインで優勝です!」というツイートを発見した。どこの人かは忘れてしまったが、赤を主軸にルインではなくバーストで勝ち切る構築だった。構築を見た時点ではなるほどとは思ったがこの時点でまだ足りないと思った。もっと鋭く、もっと力強く、石より硬く握りこんだ拳で相手のみぞおちを深く抉りこんで、再起不能にするイメージで!そう思って作ったレシピがこちらになる。
この時には、明るく優しいムードメーカーな大門大や腹ペコな舎弟のアグモンはいなく、ただ!相手を!ぶっ倒す!覚悟の眼をした二人がデッキに宿っていた。
育成フェイズ
完成したデッキは強かった。
社会においては、なんでも5割できますよの方が日本人らしく必要とされる人間像の一つではあるが、芸能界やゲームにおいては、一点集中!一点突破!の方が強いのである。
しかし先ほど挙げたシャイングレイモンデッキの問題は解決したのか?
改めて問題を挙げると、
1:テイマーを並べる時間が少ない。
2:デジモンがバトルエリアに身を晒すが残らない為、アタッカーとなりにくい。
3:テイマーかデジモンどちらか除去されると辛い。
の3点だった。
このデッキにおいて3点の問題点の対応策を挙げるとするなら、
1→死ぬ気で準備しろ。
2→デメリットよりメリット考えろ。
3→知らねぇわ。全部そうだろ。
そう、解決はしていないのである。
1については、大を出す手段を増量した為、並べることはできるけど4コストでの進化は正直きついなぁという気持ちではある。
2と3に関しては、そんなことより相手のセキュリティを全部削ってダイレクトアタックを決めればいいんでしょ?とよくも悪くも開き直ったデッキとなった。 そんな開き直ったデッキなので、勝つ時は勝つし負ける時は負ける。竹を割ったような性格のデッキを使っていた中、そうたろうさん(@sotarow_ybb)とんでもないレシピを見つけてしまう。
なんだこの洗練されたデッキは・・・(困惑)
何がやばいってバーストモードを3枚ってのがやばい。
私の中のデッキ構築では、特殊デッキではない限り、LV7は2枚という固定概念があった。LV7の特定カードじゃないと戦えないっていうデッキならまだしもデジモンカードはLV6の時点で強力な効果を持っていたり十分なDPがあったりするわけだからさらにその上であるLV7なんて2枚で十分。引けたら勝利が高まるってだけでLV6でも十分戦えるわけだし、なんならLV7を2枚より多くした場合手札に来やすいってことはイコールレベル事故を誘発させるのであって、順当にレベルを重ねるデッキにおいてはノイズどころかコンセプトが崩壊してしまう。(オタク特有の早口) そう思っていた。
いつもであれば「あーはいはい、そういうデッキね。」(無関心)となるが、このレシピは違った。
討
レシピを見れば見る程この一字が思い浮かんだ。
習字の師範レベルになると、字を見ただけで書き順やどんな物で書いたのか、達人クラスになると、どんな環境で、どんな道具を使って、どんな思いで書いたのかを感じ取ることができるらしい。
私はデッキ制作の達人でもなければ、トッププレイヤーでもない。
しかしこのレシピは、相手をセキュリティを全部割り切りトドメをしっかり刺す。大門大兄貴が先導し、シャイングレイモンが攻撃をし、バースト進化にてお互いの力にてトドメを刺す。
これセイバーズ38話で倉田を倒すデッキじゃん!
言葉ではなく脳みそで直接理解した。理解した後にセキュリティジオグレイモンは手持ちになかった為、EX4-007のジオグレイモンを入れてお茶を濁してデッキを作った。
メインフェイズ
切れ味抜群の研ぎ澄まされたこのデッキの動きを大まかに説明すると、
4コストマサルがアタックする時場のライズグレイモンをBT12-043シャイングレイモンに進化することで相手の大型デジモンを除去しながら2枚セキュリティをチェックする。
バースト進化してマサルを速攻状態で出し、アタックすることでバーストモードの効果で1枚セキュリティを破棄しながら1枚セキュリティチェックをする
バーストモードでダイレクトアタック。
つまり序盤でやられてもいいのでアグモンあたりでセキュリティチェックをしていればダイレクトアタックまで持っていくことができる。
動きも早く、サーチも豊富で再現性もある為とても決まりやすい黄金コンボとなっていた。 もちろん順当にレベルを重ねていくデッキの為、レベルの事故もあるし、サーチに時間をかけてしまい相手に攻め切られてしまうということや、そもそもDP-が効かないなんて敵もいたりして快勝というわけでは無かった。 この辺りでチームメンバーが次回のエボリューションカップの優勝賞品がブラックウォーグレイモンで正気では無くなっていた。
回していくとEX4-007のジオグレイモンのメモリープラスは4コスマサルを実質ノーコストで出せる嬉しさは少なく、むしろコスト払うから(進化コストを払ってない人のセリフ)場にアグモンやグレイモン名称が残らないとそもそも4コスマサルが発動しないという状態になってやきもきしていた。
ッッッ!
そうか!セキュリティジオグレイモンはそのため!アタック時効果でデジモンを除去するカードは多いがセキュリティからできて相手の低DPデジモンを除去しながらグレイモン名称が場に残る!3コスト確保した状態で、4コスマサルを1コスト払って前に出てBT12-042のライズグレイモンであればコスト0状態から黄金コンボが可能である。そうたろうさんはここまで考えてセキュリティジオグレイモンだったのか!!!
この辺りでブラストエースのカードリストが出揃い「今回のコロモンマサルでアタックしてもドローが発動するから強いじゃん」となりデッキに組み込むことに。
ブラストエースの発売日は6月30日、エボリューションカップは7月1日。
不規則勤務不規則休みの私は、普段公式の抽選が必要な大会に参加は中々できないがたまたま30日が夜勤の明けだった為、応募し(夜勤明けの次の日は基本休みの為)見事に当選した為、練習しながらも当日の武器を揃える為、夜勤の激務をこなした後、1時間だけ気絶をし、名古屋は大須、デジカの取り扱いがとても素晴らしいトレカプラザ55へ行き、24時間以上身体活動を続けた状態でカードを購入し、デッキを完成させる。
アタックステップ
ふらふらの状態から体を回復させ、2023年7月1日、舞台は宝島高蔵寺店。
普段は名古屋のショップに出入りをすることが多い私としては、完全にアウェイのお店だ。
カードショップの規模は大きく、ポケモンカードとそれ以外のカードゲームと区分けができるくらい広いカードショップだった。
車で下道で行ったが、正直滅茶苦茶遠い。
守山を越えて、志段味(しだみ)を越えて、さらなる奥地の高蔵寺。
考えてみたら高蔵寺という地名は、電車等で見たことはあるけど地に足をつけたのは初めてだ。
カードショップに入ると、非公認CSで見るな~って人がちらほら。
優勝はもちろんの事、ここでは全力で失礼の無いようにゲームをしよう。
そう思い勝負に赴いた。
ここから先は、大会の結果を書くのだが、デッキ名は私の中で勝手に解釈をしているので違っていたら申し訳無い。
1回戦目:黒軸ブラックウォーグレイモンパーミッション
初戦でブラックウォーグレイモンにぶち当たる。 チームメンバーにブラックウォーグレイモンに心を奪われているメンバーがいる為、ブラックウォーグレイモンやX抗体の強さは理解しているつもりだった。
なんとか黄金コンボ(セキュリティ4枚であればダイレクトアタックまで仕掛ける動き)を決めるが、途中でシャイングレイモンが、セキュリティからのハデスフォースにて除去される。 相手も負けずにブラックウォーグレイモンを育て上げ、攻撃に切り替えるが、こちらも負けずにもう一度育て直し勝ち切る。 黒軸だった為、金剛が採用をされており、1ターン大が攻撃にいけないシーンがあった為、とても練られたデッキだと感じた。
2回戦目:青軸進化元破棄
順当進化の強みはLV6の強い効果と積み重ねたデジモンの進化元の効果の強さがあるが、相手デッキはその進化元を破棄するデッキと当たった。
正直このタイプのデッキと対戦はしたこと無かったし、想像もしていなかった。 進化元が0枚ならアタックやブロック不可というロックは辛かったが、力で押し切ることが出来た。
3回戦目:黄軸シャインエンジンワクチンパーミッション
基本の軸としては、黄軸のシャイングレイモンのデッキだが、LV6にウェヌスモンや、LV7でシャイングレイモンルインモードが入っており、相手を妨害しながら、攻撃する時は攻撃する。打点としては、横並びした大やタケルをフェアリモンへスピリットエボリューションさせアタックとなるが、1コストの差でこちらの勝利。本当にギリギリの勝利だった。
4回戦目:黄軸シャイン
赤軸は赤軸の強さがあるが、黄軸は黄軸の強さがある。デッキの特性上、シャイングレイモンは全てワクチン種の為、希望の使者でセキュリティからノーコスト進化をすることができる。これが本当に強い。こちらは、デッキに8枚しか入ってない大を5枚程並べ勝利をした。 所謂「ブン回り」まではないが、出力は80パーセントは出ていたと思われる。
5回戦目:黄色コントロール
四大竜のホーリードラモンと、ブラストエースのパタモンからホーリーエンジェモンACEを混ぜた黄色のコントロールデッキ。 相手にはセキュリティアタックのマイナスをかけ、自分は希望の使者でセキュリティから進化をして有利な盤面を構築するデッキだった。 ここで、大会において賛否が分かれるかもしれないが、私はこのデッキの動きを少しだけ知っていたのである。一つは、大会の調整会で、「このデッキは強い!」とのことで出されたデッキであり、プロキシで対戦をしていたということ。もう一つは、4回戦目が終わると隣で対戦をしてたので、5回戦開始前まで見ていたということである。しかもこのデッキは4回戦目でタイムアップからエクストラターンまで使って判定で勝ち進んだデッキだった。デッキの動きの再確認と、横展開をされた時のメタとしてデクスモンが入っていたのが見えた。 ゲームプランとしては、
1:第二の手札として使っているセキュリティを、
リソースを全力に使いセキュリティを割り切る。
2:大を並べ過ぎない。
3:シャイン1体に頼らない。
とプランを立て、大を必要最低限での展開とシャイングレイモンに体重を乗せてゲームをした。
相手が事故をしていて動きにくいということもあったが、デクスモンを使われた後の最終盤面は、こんな感じだった。
見事に優勝をして、7月1日から開催されるエボリューションカップにて7月1日にブラックウォーグレイモンを獲得する者の一人となった。
この時の気分としては、「うおおおぉぉぉぉ!勝った!優勝!自分が一番強い!」というような傲慢と欲に溺れた感情ではなく、「はぁ…終わった。」という感情だった。 恰好をつけているわけではなく、元々優勝が出来ると思っていない為、1勝を重ねる度にプレッシャーが掛かっていき、3回戦目あたりで気持ち悪さを感じ、5回戦目に至っては例えるならばギャンブルの資金として生活費に手を出してしまい、これで勝てなければ破産をするという状態になる。そんな気持ち悪さとプレッシャーに挟まれてゲームをしてました。 勝つ嬉しさよりもプレッシャーに飲まれる。競技プレイヤーとしては、とことん向いていないな。そう思い、会場を去り、約4時間以上に及ぶ戦いで疲労が溜まり、下道で帰るのは流石にしんどい。優勝したからせめて高速使ってもいいでしょ。という気持ちで高速道路にて帰路についた。
ターン終了
これにて私のエボカの話は終わりである。
もうこの時点で8000文字以上読んでいただいて、暇つぶしには十分役に立ったとは思うが、さらにすこーしだけ話を続けさせてほしい。
2023年7月23日のアルティメットカップにて、同じレシピで参加をしました。
が、まぁ!見事に!3回戦で負けました。
デッキの有利不利というのもあるが、256人規模の大会、そしてブラストエース環境。あらゆるカードが戦い抜く中で、もうシャイングレイモンは頂点に輝くことはできないのか。そう考えていると、優勝デッキは、なんとシャイングレイモンである。活かしきれていなかったのは私じゃないか!
シャイングレイモン!私が全面的に悪い!
レシピを見るとケンジシャインがピン積だったりと、環境理解、デッキ構築、試行回数を重ねた結晶が詰まっていた。
人数が多い大会では私のようなトッキントッキン(鋭く尖っている)のシャイングレイモンじゃなくて、安定が必要なのを感じた。
これは完全に私が、デッキ構築を放棄し、プレイングを鍛えていた私の責任である。
まだまだシャイングレイモンは、大門大は進化する。いや、昨日のデッキより、今日のデッキ、1時間前のデッキ1分前のデッキ、1秒前のデッキ、ドローやセキュリティという運要素もあるが、進化を常にし続けているのだ。
デッキレシピ
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