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生田絵梨花≒ジャイアン


2021.12.14 @横浜アリーナ
とあるメンバーの卒業コンサートが行われた。

生田絵梨花


彼女は乃木坂46の1期生メンバーであり乃木坂46の歌姫でもある。
そんな彼女の卒業コンサート。
彼女を見ることが出来る最後の時間。
楽しみと悲しみが入り交じっていた。

00. Overture

モニターに彼女の10年間の歩みが共に流れる。
満員。完売御礼の横浜アリーナが真っ黄色に染まる。

01. 最後のTight hag

センターステージに現れた彼女はイントロに合わせてゆっくりと歩きだす。
花道の真ん中で立ち止まった彼女は自身最後のセンター曲を歌う。

抱きしめるしかなかった。 何も思い浮かばない。
出来ることなら 僕にもう一度チャンスが欲しい。

彼女の美しい歌声が横浜アリーナ全体に広がる。
1曲目から涙の演出。
緊張からか少し声が震えてるようにも思えた。

02. 僕がいる場所
03.ダンケシェーン
04.会いたかったかもしれない

懐かしの彼女のセンター曲などを中心に続く。

MC01.
VTR01.

彼女はVTR中でこんなことを言っていた。

"私も混ざりたい"

流石のこの発言。実にジャイアンだと思う。
彼女なりに後輩の楽曲に憧れはあったのだろう。
また逆も然り。

06.I see...

4期生の代表曲をまさかの披露。
生田絵梨花×賀喜遥香のWセンター。
なんというサプライズ。
会場のボルテージがまた1段上がったような気がした。
1番ノリノリだったのはもちろん彼女だった。

賀喜遥香は声が太いから煽りが似合うなアと改めて感じた瞬間でもあった。

07.三番目の風

この日1番のサプライズ。
正直、大園桃子センターの3期生楽曲は当分やらないと思っていた。
3期生があれだけ口を揃えて「3期生のセンターは桃子しかいないよ」とか「センターは空けようね」発言してたのにその感動を4ヶ月でぶち壊すとは。
まさにジャイアン。最高に好き。

間奏では3期生一人一人とダンスの演出。
各メンバーに合ったダンスで後輩たちとの最後の時間を盛り上げる。

08.アナスターシャ

彼女はVTR中、2期生の印象として

"不屈の精神"

と答えていた。
別の道を歩いてきた彼女と2期生。
様々な想いがこもっているこの曲を選んだ彼女。
賛否両論あると思うが私は披露して良かった、彼女×2期生の姿を見れてよかったと思う。

09.白い雲に乗って
10.あらかじめ語られるロマンス

彼女が1期生だけでパフォーマンスするのはこれがラスト。
30人強いた1期生。
気づけば今回卒業する生田を含めると6人まで減っていた。
人数が減っていけばいくほど1期生への責任は大きくなり、かかる重圧が重いものになる。

何事も中心にある幹が太くてはならない。そう思う。
乃木坂46。1期生は人数が減ろうと幹が細くなることはない。むしろ太くなるばかりだと感じる。

MC02.
VTR02.

11.私、起きる。
12.遥かなるブータン
13.他の星から

この3曲のメンバー編成は彼女が選んだらしい。
与田を遥かなるブータンに選んだ理由は与田がブータンのポーズをしていたらおもしろいかららしい。
この適当に決めてる感じ。彼女らしいと言えば彼女らしい選び方である。


14.低体温のキス

メインステージから花道を通ってセンターステージへ。
この曲を披露している時はいくちゃんからERIKAへ。
まさに人が変わる。
さっきまでの彼女はどこへ行ってしまったのかと思うほどかっこいい姿である。

15.あの日僕は咄嗟に嘘をついた
16.13日の金曜日

アンダーメンバー達が繋ぐ。

17.雲になればいい

久保史緒里×生田絵梨花×賀喜遥香
初代歌上手メンバーが卒業していく中、新たな歌上手メンバーが両脇を固めこの曲を披露する。

18.羽根の記憶

想像してみた 10年後の自分
どこにいるのだろう? 何しているのだろう?

乃木坂46に加入して10年。
想像できないことの連続の日々。

この曲が発売されてから6年あまり。
4年後の彼女はどこにいて何をしているのだろう。
しあわせで笑っていて欲しいと心から思う。


19.君の名は希望

彼女がピアノを弾き、他メンバーが歌う。
真っ白なピアノを囲うメンバー達。
そこには彼女に対する他メンバーからの愛情で溢れていた。

MC03.
VTR03.

今しか出来ない楽曲、最後に踊っておきたかった曲

"後悔している"

彼女はVTR内でそう語った。
彼女が後悔している内容とは。それはダンスである。
たしかに。彼女にダンスのイメージはない。

が、後悔しているほど苦手にしているイメージはないなアと思っていると次の曲のイントロが流れる。

20.命は美しい

久しぶりの披露。センター生田絵梨花。
その姿は美しくも儚いどこか矛盾している素晴らしい姿があった。

心臓に響く重低音×圧倒的なパフォーマンス
1番美しくライブ映えする曲だと思う。

(サビ終わりの"その一瞬一瞬が生きてる意味"の後ででセンターがドアップで映される演出が最高に好きなのでぜひ注目して見てほしい。)

21.インフルエンサー

乃木坂のダンスナンバーと言ったらこの曲。
乃木坂46といったらインフルエンサーとまで呼ばれるほど有名な曲である。
飛鳥×生田のWセンター。
ラスサビ前のダンスパート。
Wセンターはこれまで乃木坂46の中心として活動してきた1期生の2人。
圧巻のダンスパフォーマンスであった。

22.シンクロニシティ

まさかのセンターは梅澤。正直驚きであった。
初代センターである白石麻衣が卒業しており彼女の卒業コンサートである今回、確実に彼女がセンターであるべきであった。
しかし、センターは彼女ではなく梅澤だった。
そこには先輩として、梅澤になら任せられる。
そういった彼女の想いがあってのシンクロニシティ、センター梅澤を継続させたのだと思う。

って
感動的に終わるのかなアと思っていたがそうで終わらせないのが彼女。
ラスサビから彼女がセンターのポジションへ。
彼女が選択したのはチェンジセンターであった。
やっぱセンターやりたかったんかい!
となったがそこもやっぱり彼女らしい。


1期生としての意地プライド
彼女が自称苦手としているダンスからそれはひしひしと感じることができた。

23.SingOut!

Sing Out!と言えば横浜アリーナなのか。
それとも横浜アリーナと言えばSing Out!なのか。
もうどっちか分からない。


飛鳥「やらないことがかっこいいと思ってるのは大間違いてますです。みんなでクラップしてください。」

流石にこれだけ言われ続けたら流石にみんなやってるだろうと思いつつ一緒にクラップ。
このコロナ禍という中で声が出せない今、
私たちができることは何か。
彼女らに届けられるものは何か。
それはクラップをすることや、バルーンをたたくこと。
声ではない違った、心でなにか訴えること。
伝えること。だと思う。

24.ジコチューでいこう

飛鳥 「いくちゃん、いくちゃんはジコチューでジャイアンだけどみんなそんなあなたが好きよ。」

普段感情を顕にすることがあまりない飛鳥。
そんな飛鳥がライブ中初めて口に出した彼女への想い。
それは10年間共に過ごしてきた彼女らだからこそ響くものがある。

25.ガールズルール

横浜アリーナ、騒げ

久しぶりに彼女の煽りを聴いた気がする。
この煽りを聴くとなぜだか白石麻衣をどこか頭の片隅に思い出す。
去年10月末に彼女は白石麻衣を送り出した。
多くの1期生を送り出してきた彼女もついに送り出される立場であり、今までとは違った涙である。

26.何度目の青空か

まさに彼女の代名詞とも言えるだろう。
この曲を満を持して披露。
満員御礼の会場は黄色から青へ。
この曲を歌っている時の生田絵梨花が1番美しい。
それだけは絶対に言いきれる。

27.最後のTight Hag

初のフルサイズ披露。
彼女が言っていた通りこの曲はフルサイズで初めてストーリーを感じることが出来る曲である。
生田×秋元のハグのシーンは同期メンバー以上のなにか熱いものを感じた。

VTR 生田絵梨花 インタビュー

EN01.歳月の轍

あんなひたむきに 想い続けられた
私の青春時代 夢の轍

彼女は中学3年生で乃木坂46に加入してそこから10年間活動してきた。
青春時代をすべて乃木坂46に注いできた彼女。
乃木坂46のメンバーとして歌やミュージカル、時にバラエティなど新たな道を切り開いてきた彼女。

彼女の轍はこれからも語り継がれる。

(歌詞間違えてたのはここだけの話)

EN.02.指望遠鏡
EN03.転がった鐘を鳴らせ!

外周時の彼女と他メンバーのイチャイチャもこれが最後だと思うと明るい曲調である曲もどこか寂しい気持ちになる。

EN04.乃木坂の詩

卒業コンサートが2Days行われる時の初日ラストはほぼほぼ歌われている乃木坂の詩。
多くのメンバーがこの曲をラストに選ぶ理由。
どれだけ外仕事が増えても必ず

乃木坂46

というホームがある事には変わりはなかった。
そのホームから旅立つ覚悟と感謝。
卒業メンバーからはそのようなものを感じる。


最後に

彼女らしさってなんだろう。
言葉にできない難しいものである。
が、ジャイアンであることは改めて感じることができた。
それはただ暴君なところだけでは無い。
ジャイアン映画版の原理ジャイアン映画版の原則などがある。
いざと言う時には皆を思いやり頼りがいのある存在。

4期生の遠藤さくらも以前語っていた。

生田さんからは優しさをいっぱい貰えたなって思います。

彼女はVTR01.で

後輩と上手く話せなかった。

と言っていた。
たとえ上手く話せなかったとしても彼女のもつ優しさ。思いは言葉にしなくても確実に届いている。

どんなに忙しい状況でも何一つ手を抜かない彼女の姿。
後輩たちは多くのことを学んだはずである。
乃木坂46として。パフォーマーとして。アーティストとして。

プロとして。

彼女はまだ卒業した訳ではない。
2021.12.31
卒業のその日まで彼女の乃木坂46としての活動を目に焼き付けたいと思う。

🤞

Thanks for reading.
Write by Ryoto.

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