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【ポケカ】りょんのポケカレポート 第10回Azuma杯に行ってきました!

お疲れ様です!りょんです。
今日は、先日参加させて頂いた、アズマさん(Twitter→@Azuma_pokeplaer)の自主大会「Azuma杯」で僕が持っていったデッキと、対戦結果について備忘録的に書かせていただきます!

はじめに(環境予想)

タイムゲイザー・スペースジャグラー環境では、彗星の如く現れた環境最強ポケモンVstar、パルキアVstarが大正義として君臨。特性「うらこうさく」で展開してパーツを集めながら「あくうのうねり」のパワーを高めつつ、確実に相手をビートダウンするデッキです。Vstarパワー「スターポータル」は、特性でトラッシュからエネルギーを加速できるものであるため、エネルギーの遅れを「メロン」なしで取り戻せます。空いたサポート枠で手札を作っていくもよし、相手の妨害をするもよし、要求札の多さを補う「うらこうさく」型ならではの対応力と確実性も魅力的です。
既存デッキでは、ミュウVmaxもやはり強力。「トレッキングシューズ」の登場で山札圧縮がより速くなったこのデッキも、さすがのパワーを誇ります。後1「メロディアスエコー」は恐らく現行スタン最凶の後1ムーブでしょう。ゲノセクトVの壊れ特性「フュージョンシステム」で手札を揃え、「パワータブレット」の高火力で相手のポケモンをねじ伏せます。
現在のスタンダード環境は間違いなくこの2体がトップ2です。ミュウに強いデッキはパルキアに弱く、パルキアに強いデッキはミュウに弱い傾向があるので、この両者どちらにも対応できるデッキを作ること自体が難しく、大会に出るならこのどちらかを握ることは確定でした。いろいろ考えた結果、強いパルキアを60枚にまとめることが僕には出来なかったので、より上手く組めたミュウの方を持っていくことにしました。

デッキレシピ

というわけで、僕が握ってったミュウVmaxのレシピと、この60枚に至った経緯についてお話します。

デッキコード[ gQLnn9-yHQByK-gLQPLH ]

ポケモン


・ミュウVmax-ミュウV(3-4)
言わずと知れたミュウデッキのメインアタッカー。こいつのワザ「クロスフュージョン」で、ゲノセクトの「テクノバスター」を使ってサイドを取っていくのが主なプランです。枚数に関してはミュウVを3枚にするかちょっとだけ迷いましたが、ミュウ以外のスタートやリソースをケアしてフル採用しました。

・ゲノセクトV(4)
公式がハジケた結果生まれたバケモノ。単純に強すぎます。どんどんこいつを並べて必要なパーツを集めに行きます。白馬等と対面した場合たまにこいつで殴りにいきます。フル採用一択です。

・メロエッタ(2)
恐らく現行スタンの最凶後1ムーブ、「メロディアスエコー」を持つバケモノ。後手からでも相手の盤面を破壊しにいけます。連打できる210打点にもなれるので、もちろん1ターン目以外でも非常に優秀。のちのち触れますが、このデッキは後1「メロディアスエコー」にはあまり期待しないつくりにしています。ただ決まればマジで強いのでその確率を少しでも上げるために2枚入れています。

・オドリドリ(1)
見ると「フュージョンホンマに何でもアリやんけ!」と叫びたくなる一枚。特性「ねっけつレッスン」でミュウの耐久を上げるだけでなく、「じょうねつのしずく」で打点調整までこなす万能っぷり。パルキアのフル火力「あくうのうねり」などからミュウを守るのが主な目的です。使う盤面は限られているので1枚のみとしています。

・バケッチャ(1)
「頂への雪道」に全てを止められるミュウが取った奥の手。「リセットホール」ほどでは無いものの、ボールからスタジアムを破壊できる点は非常に強いです。フュージョンに属さないので、ベンチに居るととても邪魔な点や「クイックシューター」などの負け筋になるのが弱点。もちろんピン刺しです。

グッズ

・クイックボール(4)
手札1枚をコストにたねポケモンを加えられるグッズ。いつ引いても強いのでフル採用です。

・ハイパーボール(4)
手札2枚をコストに好きなポケモンを加えられるグッズ。ミュウVmaxになれるカードはこれだけです。4枚入れて手札をゴリゴリ圧縮しましょう。

・バトルVIPパス(4)
初手限定の2倍ネストボール。ベンチポケモンの数分ドロー枚数が増えていくゲノセクトVと非常に相性がよく、山札を進めていく第一段階として非常に効果的です。序盤にしか使えないカードなので終盤は手札事故の原因になりますが、ボール系のグッズを多く搭載しているこのデッキならコストとしても使えるので、フル採用しています。

・トレッキングシューズ(4)
新環境のミュウ強化要素として登場したグッズ。デッキの枚数を実質的に減らすことができます。どんどんデッキを圧縮してほしいパーツを揃えていくミュウとは相性抜群。4枚採用でデッキを最大限軽くしています。

・パワータブレット(4)
はい出ましたアホカード(褒め)。ミュウデッキがなぜ最強であるかを説明するときは黙ってこのカードを見せればいいです。SMレギュの「エレキパワー」と同様の効果をフュージョンのポケモンに与えます。大会ではこのカードの残数を気にしながら戦う必要があるので、見かけ以上にテクニカルなカードだというのが僕の印象です。

・こだわりベルト(2)
タブと合わせて使える火力アップアイテム。パワータブレットとは違いポケモンV限定の効果ではありますが、このカードがついている限り効果は永続します。最近採用率が高くなってきている「ツールスクラッパー」は常にケアして、なるべく盤面に1枚しか出さないようにプレイしましょう。3枚目以降の枠がないので2枚採用です。

・スマホロトム(3)
ポケカにも到来したスマホ社会。トップ5枚のうち好きなカードを固定することができます。あらゆるドロー特性と相性がよく、このデッキではゲノセクトVのドローの質を上げてくれます。これ単体で手札が増えるわけではないので「頂への雪道」下では少し弱くなりますが、「トレッキングシューズ」のおかげでアタリの確率が上がっているので、個人的には某ロボより強いと思っています。

・ともだちてちょう(1)
サポートを山に戻すリソース回復カードです。「ボスの指令」や「カミツレのきらめき」をそれほど考えずにトラッシュできるようになるので、終盤の詰めだけでなく、序盤の展開を裏から支える役目もある万能カードです。1枚あれば十分です。

・あなぬけのヒモ(2)
入れ替え札です。こちらは非エクを盾にしてきた相手にぶっ刺さる相手への入れ替え効果も込みです。メッソンスタートした相手のベンチのパルキアVを呼んできたり、進化していないジュラルドンVを狙ったりと使い道は様々。ミュウVmax自身の逃げエネが0なので、入れ替え系のカードは合計3枚でいいと考えており、2枚採用としました。

・ポケモンいれかえ(1)
単純な入れ替えソースです。前のポケモンを倒したいときに使います。前述の理由で、「あなぬけのヒモ」との枚数の関係から1枚採用としました。

サポート

・ボスの指令(3)
言わずと知れた最強のサポートの1つ。2ターン目以降はこれを連発して速攻を決めます。効率よくサイドを進めるために必要不可欠なカードで、「ともだちてちょう」があってもいろいろ不安なので3枚入れてあります。

・カミツレのきらめき(2)
フュージョンエネルギーを加速する唯一の手段で、メロエッタを後1から起動させるための必須パーツです。後1「メロディアスエコー」の確率は落ちてしまいますが、全体的な安定感を優先して2枚採用としました。詳しい理由は後述します。

・シマボシ(1)
トラッシュのカードをなんでもトップに戻せるサポート。序盤に重要なパーツを切ってしまう可能性があるデッキなので、何かしらのリソース回復手段の採用は必須と考え、「ハマナのバックアップ」と迷った結果、「パワータブレット」を戻せるこちらの方が強いと感じたので採用しました。2オモテは出ません。運に頼らずリソース管理しましょう。

スタジアム

・ローズタワー(2)
ドローに関われる珍しいスタジアムです。どうしてもゲノセクトが3枚おけなかったり、ほしいパーツを引かないといけなくなったりしたときに使えると強いので多めの2枚採用としています。

・崩れたスタジアム(1)
ベンチを絞ることのできるスタジアムです。横に広げてドロー枚数を増やすゲノセクトにもマイナスになるカードではありますが、邪魔なバケッチャを消すことができる点や、こちらに有利なムゲンダイナや大流行中のパルキアの火力を削いでワンチャン作ることができる点、レジギガスを機能停止させられる点が強力なので1枚採用しています。

エネルギー

・フュージョンエネルギー(4)
その名の通りフュージョンポケモン専用のエネルギーです。全色として使えるどころか特性の効果を受けないという謎の追加効果付きで、ダイケンキやマタドガスにも強く出ることができます。「メロディアスエコー」の火力のベースにもなるカードなので、当然フル採用です。

・ダブルターボエネルギー(3)
無色エネルギー2個分になる1枚のエネルギーです。つけると火力が落ちる分行動ターンが速くなるカードで、先2で「ボスの指令」を使って相手のポケモンVを取りに行く動きの再現率が上がります。「ウッウロボ」を入れていないので確実にピック出来るわけではなく、引き抜きにくいカードではあるので多めに3枚採用としています。

採用候補のカード

・コオリッポ
ワザ「ブロックスライダー」が強力なポケモン。終盤の詰めで使いたいベンチ狙撃の効果を持ちますが、「フュージョンエネルギー」の枚数に依存するので、終盤は火力が落ちると判断し採用は見送りました。

・ポケモンキャッチャー
現環境唯一の、カード1枚で相手のベンチを呼び出せるグッズ。単純に「カミツレのきらめき」と「ボスの指令」を同時に使える可能性を生むカードなので、決まれば最強です。ただ、回してみるとサポート枠が余るターンが多いので、「ボスの指令」があれば大丈夫だろうと判断し採用しませんでした。

・ポケギア3.0/エネくじ
どちらもトップ7枚から任意のサポート/エネルギーを加えられるカードです。ただ、7枚で当たるなら「スマホロトム」でも当たるはずなので、その時その時に応じてほしいカードを持ってこられる「スマホロトム」を優先しました。

・ウッウロボ
手札のグッズと財布の諭吉先生をコストに、50%の確率で全範囲サーチを行えるグッズ。「トレッキングシューズ」の登場により、山札を圧縮するスピードが上がったので「スマホロトム」が強くなった点、僕自身がリソースを温存しながら立ち回る方が得意な点、(諭吉先生も含め)コストが重すぎる点を加味して採用しませんでした。

・やまびこホーン
一番迷った枠です。最後の最後まで入れたかったですが枠の都合で切りました。ジュラルドンなどとの対面で使えると強いのはもちろん、単純にパルキアやアルセウスなどの大型Vstarとの対面においても、「おおきなおまもり」がついたHP310のポケモンを素通りできるので、あればめちゃくちゃ強いです。枠が無かったので、ジュラルドンはプレイングで、310Vstarは「パワータブレット」漬けで倒すことに決めて採用は諦めることとしましたが、このカードについては後程少しだけ考察していますのでご覧ください。

・ザクロ
闘ポケモンが1枚も入っていないフュージョンデッキですが、手札トラッシュの効果が強いと考え採用してみました。確かに終盤手札に詰まった「バトルVIPパス」などのカードをトラッシュできるのは非常に強く、序盤に来ても簡単にコストにできるので、デッキ回転率は高くなりますが、「ともだちてちょう」があれば別に序盤に「ザクロ」を身代わりにしなくても済むなあと思ったのでお留守番です。

・トレーニングコート/基本超エネルギー/霧の水晶
この辺のカードはエネルギーになれるカードとして優秀なので採用できそうだなあと思っていましたが、「ダブルターボエネルギー」が強すぎるのでそちらをより強くちゃんと使う方針でデッキビルドしました。

意識したこと

ここからは、立ち回りについて意識したことを、全体的な部分と個々の環境デッキとの対面に分けて書きます。

全体的な立ち回り

①後1「メロディアスエコー」に頼らない
ミュウデッキの最大最凶のムーブである後1の「メロディアスエコー」ですが、メッソン系統のポケモンを採用しているデッキ相手にはそれほどうまく決まりにくいのも事実です。パルキアを中心にメッソンスタートが強いデッキが多い中で、「メロディアスエコー」でサイドを1枚しか取れない行動は本当に強いのかと考え、無理してリソースを削ってもサイドが1枚しか取れないならバリューは高くないという結論に至りました。特に「うらこうさく」系統のデッキは「ツツジ」を採用していることも多く、メッソン→パルキアと倒した後、こちらのサイドが3枚の時に使われると、手札が弱くなった後に少なくとも2ターンは与えてしまうことになります。ミュウ対策としてもっとも単純かつ強力な「頂への雪道」と組み合わせられるとかなりの確率でこちらは動きが固まるので、サイドが1枚しか進められない状態で無理して使うことはないと判断しました。

②初手にエネルギーを貼れる確率を上げる
ポケモンカードはサイドを6枚取るゲームで、そのための最も簡単なアプローチがワザを使ってダメージを与えることです。ミュウは特殊エネルギーしか採用していないので、ピック出来るカードが少なく、「スマホロトム」のサーチでないと手札に加えられません。そのためできる限りエネルギーの枚数を増やしたいと思い、元々別のカードだった「ダブルターボエネルギー」の3枚目を入れました。初手にエネルギーをミュウにつけられると、相手は2手目の「ボスの指令」を否が応でも警戒しなくてはならないので、窮屈なプレイングを要求できます。ここで生まれる隙をついてサイド6枚を高速で刈り取るのがミュウの鉄板戦術です。

③火力アップアイテムの使いどころ
当然と言えば当然ですが、「こだわりベルト」や「パワータブレット」といった火力上昇アイテムの残数を気にしながら戦う必要があります。なるべく「こだわりベルト」を優先して使い、インスタントの「パワータブレット」は温存しましょう。ポケモンVstarやポケモンVmax軸との対面では、「ボスの指令」を使うターンと「パワータブレット」を複数枚使うターンは分ける
ようにして、効率よくサイドを進めていけるのが理想です。ちなみに、HP220のポケモンVやHP280のポケモンVstarを倒すために必要な「パワータブレット」や「こだわりベルト」の枚数は、「ダブルターボエネルギー」で「テクノバスター」を使ったときと「フュージョンエネルギー」2枚で「テクノバスター」を使ったときとで変化しないので覚えておきましょう。

④「頂への雪道」対策
このデッキの天敵とも言える「頂への雪道」ですが、昔流行したミュウツー&ミュウGXとは違い、たとえ展開されていてもミュウはワザを使えるのでサイドを進めることは可能です。そのため、プレイで何とかしようと思えばできなくはないです。「頂への雪道」が出ていてもサイドプランを遂行するための行動が取れればそれでOK。サイドからカウンターの札を引ける可能性もあるので、デッキビルドだけでなくプレイで対策する意識も持つと良いです。ハンドを「頂への雪道」を簡単に返せる(バケッチャやスタジアムを抱えている)状態にするか、「頂への雪道」が出ていてもサイドを効率よく取れる状態にするか、という意識を持ってプレイするとかなり特性ロックへの苦手意識も薄れます。入れ替え札を引かなくても連打できる210打点、3エネ「メロディアスエコー」はここでとても大事になってきます。

vs環境デッキの動き

・オリジンパルキアVstar
現環境最強のデッキと名高いパルキアとの対面では、③が非常に重要になります。火力上昇アイテムを賢く使えないと勝てない相手なので、「ボスの指令」を使うターンはなるべく「パワータブレット」を温存しましょう。メッソンの「どんどんよぶ」や「カイ」→「バトルVIPパス」を持っており、ポケモンの展開力はミュウと並んで環境随一なので、後1「メロディアスエコー」は刺さらないことが多いです。サイドレースの点で不利になることも多く、かがやくゲッコウガの「げっこうしゅりけん」で削ってからパルキアで詰めにくる可能性もあるので、なるべく早くパルキアを2体倒して試合を決められる盤面を作ったり、「サイコジャンプ」を使う余地を残してサイドレースをずらしたり、オドリドリの「じょうねつのしずく」で削りを入れたりする選択肢も考慮しながら、器用に立ち回るイメージを持って練習しました。

・ミュウVmax
ミラーマッチの場合①は例外的に無視して、後攻ならガンガン回してサイドを進めにいきます。単純にサイドレースでの遅れを防ぐだけでなく、先攻プレイヤーがメロエッタを前に残してサイドを1枚しか取れない状態を作られても、次にVmaxを取れば残り2枚を「ボスの指令」で取りにいけるため、1枚取る事に価値があるからです。最高なのは先攻で相手のゲノセクトを枯らしにいく動きですが、お互いの周りの良さがモロに出るので正直相手にするのは怖いですし、僕のデッキは前述の通り後1「メロディアスエコー」の期待値が低いため若干不利気味だと思っています。

・アルセウスVstar
俗に言う「うらこうさくアルセウス」とやらです。このデッキはパルキアと同様③を強く意識しながら戦いますが、「チェレンのきくばり」がある分火力管理は非常に重要です。「シンオウ神殿」は可能性が低いものの、先2から「頂への雪道」をどんどん展開してくるデッキなので、④も忘れずにプレイしましょう。後続に次のアルセウスを置くことの重要度がパルキアよりも高いので、「ボスの指令」を不用意に捨てずに立ち回れるかがポイントです。

・ジュラルドンVmax
はい。不利マッチです。環境デッキ両方に有利を取れるジュラルドンはここ最近確実に再燃してきています。いろいろ考えたのですが「やまびこホーン」を使わずにプレイングで対策することにしました。相手はこっちがミュウであることに気付くと先2「テクノバスター」か後1「メロディアスエコー」が飛んでくるのを警戒して、アルセウスを2体並べてくれる可能性が高いです。そのアルセウス2体とジュラルドンV1体を倒してサイドを6枚取るのがプランです。先2で「ボスの指令」を使って隙のあるジュラルドンVを倒すのが理想なので、その可能性を少しでも上げるため、1ターン目にエネルギーを貼る動きが大事になります。次の番にVmaxと「ボスの指令」、そして火力アップ系のアイテムを準備できるようにデッキビルドと練習をしました。

・ムゲンダイナVmax(ガラルマタドガス/ヒスイダイケンキVstar入り)
最近の大会で結果を残しているドガスダイナダイケンキ。タイプ的に不利マッチですが、こちらが必要な動きを押し付けられれば勝てます。相手はドガースの「かくせい」から動いてくることが多いので、「あなぬけのヒモ」や「ボスの指令」は簡単に切らないようにしましょう。「フュージョンエネルギー」で「かがくへんかガス」の効果を受けないゲノセクトを作るプレイが強いので、ミュウは「ダブルターボエネルギー」で行動することを意識します。ゲノセクトが戦いに行く可能性もなくはないですが、「フュージョンエネルギー」が集中してしまうのでオススメはできません。「ダークパッチ」を使えば1ターンでムゲンダイナが動きますが、要求枚数がかなり多いので、エネルギーがついているポケモンVをコンスタントに倒していければ十分にチャンスはあります。

・レジギガス
実は1番当たりたくない対面。ギガスがミュウVmaxを、スチルがミュウVを簡単に飛ばしてくるのがめちゃくちゃキツイです。対策としてメロエッタやゲノセクトにエネルギーをつけて戦うプランがありますが、「フュージョンエネルギー」がサイドに1枚でも落ちていれば完遂できないプランなので、運が悪いと一方的に負けることもあります。「崩れたスタジアム」でテンポを崩すこともできますが、ハンドリセットカードを採用していないこのデッキでは簡単に返される可能性が高く、勝つ期待値は薄いです。

Azuma杯当日

マッチング

①vsパルキア⭕
相手の事故で戦うポケモンがほとんど出ず、「ボスの指令」からボードをコントロールして勝ち。

②vs白馬アルセウス❌
3ターンかけてもエネルギーを引けず、ミュウをボスからどんどん潰されて負け。アルセウスとメッソンが見えた時点で「うらこうさくアルセウス」か「白馬アルセウス」の2択に絞れ、「パワータブレット」などの火力に関わるグッズを温存できたのはよかった。

③vsアルセウスジュラルドン⭕
1番怖かったマッチ。こちら初手ミュウから「バトルVIPパス」2枚で大量展開+ダブルターボ手貼りまで完遂。相手はアルセウスが潰れると厳しいのでジュラルドンVとアルセウスを2体出す弱めの展開でスタート。ジュラルドンVを倒せれば「チェレンのきくばり」を考慮しない場合負け盤面になることがなくなるところまで想定通りの理想的な展開。2手目から「ボスの指令」でジュラルドンVを倒し、アルセウスVstarは「パワータブレット」で押し切って勝ち。

④vsドガスムゲンダイケンキ⭕
相手の後1「かくせい」を2手目の「ボスの指令」から返して、エネルギーのついたムゲンダイナVを取る。それ以降も「ボスの指令」でエネルギーが乗ったポケモンを狩り切って勝ち。「フュージョンエネルギー」をゲノセクトVに貼れたのも大きかった。

⑤vsパルキア❌
両者数ターンドローゴーが続き、こちらが先にパルキアVを倒してサイドを進めるも、相手のかがやくゲッコウガに「げっこうしゅりけん」で削られ、「ツツジ」+「シンオウ神殿」を返せずリソースが切れて負け。相手が上手かった。

感想

パルキア系統のデッキを握ってきた人が大半だったのでその点に関しては予想通りといったところでしたが、ミュウミラーマッチが無かったのが意外でした。苦手マッチだと考えていた「アルセウスジュラルドン」に対しては「やまびこホーン」が無くても十分戦えると実感でき、自分のデッキに少なからず自信が持てたような気がします。同じく苦手とする「ドガスダイナダイケンキ」筆頭の悪タイプとの対面では、相手盤面のエネルギー数が非常に重要になるので、今回対戦することはなかったですが、優勝の「ドガスダークライ」といったデッキタイプに対しての立ち回りも考えなければいけなさそうです。少し前に触れた「やまびこホーン」について、あると「アルセウスジュラルドン」戦が楽になるのはもちろんなのですが、それ以上にパルキア系に対して使う場面が多いように感じました。パルキア系統のデッキは「うらこうさく」で回すことが多く、「ツツジ」+「頂への雪道」の札を揃えやすいので、高確率でこの2枚が採用されています。これを使われる分には防ぎようがないので仕方ないですが、使われた後でも戦える盤面を作ったり、必要なカードを引く確率が高い山を準備することはプレイでできます。このいわゆる「雪道ツツジ」対策として、勝ちにつながりやすい状況を準備するうえで役立つのが「やまびこホーン」です。理由として、パルキア側がミュウから逆転するには、「げっこうしゅりけん」を使うターンが必要であるということです。かがやくゲッコウガの「げっこうしゅりけん」は、こちらのポケモン2体に90ダメージを与えるワザなので、これで削ってからパルキアVstarで詰めることができます。ミュウに圧をかけるだけでなく、素直に前のかがやくゲッコウガを倒してしまうと、サイド数が奇数になり、サイド3枚の状況で「ツツジ」を使われることになるので、「ツツジ」を受けた後に2ターン必要になってしまいます。かがやくゲッコウガを動かすためには「スターポータル」を使う必要がありますが、こちらのサイド数を3枚にすることを狙う場合、相手が次のパルキアVを出してこない可能性がとても高く、ゲッコウガを倒すかパルキアVstarを「ボスの指令」や「じょうねつのしずく」で削るかという弱めの択を迫られてしまいます。ここで「やまびこホーン」があれば確実にサイドを2枚分進められるので、パルキアに対しても自分の動きを押し付けやすくなり、有利に出られるのではないかと考えました。

おわりに

CL直前ということもあり、参加者の方レベルも高く、僕自身の未熟さを痛感すると共に、もっともっとポケカがしたくなった実りある1日でした。大会の主催や運営をして下さっただけでなく、こうして楽しく真剣にポケカができるコミュニティを築いてくださったAzumaさんと、参加者の皆様に心から感謝を申し上げます。また機会がありましたら、ぜひよろしくお願い致します!
最後になりましたが、ここまで読んでくださった皆さん、ありがとうございました。僕の記事が何かの参考になれば幸いです。
それではまたお会いしましょう!

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