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記憶よりも記録をー2022年1本目「メメント」

少しは映画好きを名乗れるようになったという自負があるので

2021年から始めた #ほぼ毎日映画鑑賞 は結局265本で幕を閉じた。
それでも1.3日に1本は映画を鑑賞していることになるので、「ほぼ毎日」は嘘ではない。
「◯◯な映画20選」のランキングを見れば、少なくとも1本くらいは知っている名前の映画がある。

27年間の人生で観てきた映画は382本。
そのうち約70%の265本は2021年に鑑賞している。
映画通にはまだほど遠いけれど、映画好きを名乗るくらいにはなった。

映画を観る余裕があるかどうかで自分の仕事量がわかるし、観たい映画のジャンルによって自分のメンタル状態を把握することもできるようになった。
新しい知識も視点も入るようになった。(後はアウトプット習慣を身につけるだけ。)

ということで、2022年も続けます。 #ほぼ毎日映画鑑賞
2021年1本目は「パラサイト」だった。
映画好きを名乗り始めた2022年はどうしようか。
というわけで、「映画好き 映画」でググって見つけた記事を漁りつつ。

選んだのがこちら。

クリストファー・ノーラン監督「メメント(2000)/アメリカ/113分」

▼Netflixで観る方はこちら!
https://www.netflix.com/jp/title/60020435?s=i&trkid=13747225&vlang=ja&clip=81040460


クリストファー・ノーランは複雑なストーリー展開が好きなんだろう

多分これまでに観た映画で、ノーラン作品が1番多いかもしれない。

  • インターステラー

  • インセプション

  • バットマン ビギンズ

  • ダークナイト

  • ダークナイト ライジング

は、昨年観ている。
(テネットはまだ。観たいリストに「プレステージ」と「ダンケルク」も入っている。)

この「メメント」はざっくりいうと、「事件をきっかけに数分前の記憶をすぐに忘れてしまう後遺症を負った主人公が妻殺しの犯人を探す」というサスペンス系。

ところがどっこい、ただのサスペンスではないっていうのがこのノーラン作品。
なんと物語は結論から始まる。
イメージはこんな感じ。

まぁとにかくややこしい。
主人公が短期記憶が持たないので、とにかく起こったことをメモし、出会った人の写真を撮って、記憶がなくなってもそれを見れば犯人探しができる、ということなんだけれども。。。

ちょっとずつ物語が重なっていく感じが、「そういうことか!」ってなるけど、観ている側の短期記憶が試されている感じ。

ちょっとでも気を抜くと、何がどこにどうつながっているんだっけ?と???になる。
入り組んだ世界観がお得意なノーラン監督っぽい作品だなぁと。
物語の最後は「そういうことか!!」と、序盤のシーンの回収に繋がる。


記憶は都合良く解釈される

「記憶では部屋の大きさすら変わる」
みたいなセリフが印象に残ってる。(正確な言い回しはちょっと違ったけど。)

主人公は自分の記憶が持たないからこそ、メモして写真をとって、記録していた。記憶は一切信用せず。
あながち現実世界でもそうかもしれない。

人の記憶は本人にとって都合が良いように改竄されて記録される。
あったことすらもなかったことに。なかったことさえあったことにされるかもしれない。信じたいものを信じ、見たいものしか見えない。
人間の記憶は曖昧かつ、勝手に上書き保存されてしまう。

主人公も周囲の人間も「主人公の記憶と記録」をうまく利用しているなと思った。


記憶よりも記録を

2022年1本目からなかなか頭を使う映画を観てしまった。
そして記憶がなくなる前に記録しようと書いてみたnoteも書き始めてから1時間半が経っている。。。

続けるためにはとにかく短くても良いから書くこと。
もう少し字数少なくしても良いから続けることを意識しよう。

#ほぼ毎日映画鑑賞 今日の〆のひとこと
「記憶は単純なインプット、記録は自分のフィルターを通したアウトプット。記憶よりも記録を心がけよう」




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