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「ほぼ毎日映画観賞」し続けて3ヶ月経った話 〜前編〜

なんでもいいから"継続"を実践したかった

「そろそろ本気で痩せなきゃなぁ」
と思い始めて早5年。

食事を減らしてみたり、ランニングしてみたり、筋トレしてみたり、ジムに入会してみたり。
でも、どれも続かない。
2年前に趣味として買ったアコギも時々練習はするものの、半分はインテリアと化している。
とりあえず興味を持ったことには首を突っ込むタイプだが、長くても1ヶ月続けば良い方。

そんな私が、2021年になって、

「とにかく続けることを目的に何かしよう」

と思い、始めたのが「ほぼ毎日映画観賞」だった。

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映画鑑賞に行き着いた動機

2020年、新型コロナが猛威をふるい、元々リモートワーク多めだった私は
家篭り期間の退屈しのぎに、Netflixと Amazon primeを契約した。
2つ合わせて月額2,500円程度のサブスクに課金したわけである。

「単純にサブスク使いこなしてないのがもったいない」
という貧乏人魂が、この暇人の極みとも捉えられかねない「ほぼ毎日映画鑑賞」を始めた動機の1つであることは事実。

もう3つ、綺麗な動機を後付けすると、

①幅広い世代の人と雑談の話題作りがしたかった
②自分の知らない世界や価値観に触れたかった
③クリエイティブ脳を刺激して仕事に活かしたかった

こんな感じ。
そんな動機の元、私の「ほぼ毎日映画鑑賞」はスタートした。

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ちょうどいいアプリを紹介してもらった

元々中学生の頃から、ドラマやアニメを観て、登場人物の心情になりきり、自分なりの解釈をして、マイ哲学メモに記録するくらい感受性オバケな私。

ほぼ毎日映画鑑賞しようものなら、マイ哲学メモは高速アップデートされるに違いない。

そう思いながら、この「ほぼ毎日映画鑑賞」宣言を各種SNSで発表したわけである。
そうすると、友人からあるアプリを紹介された。

その名もFilmarks(フィルマークス)
鑑賞した映画の評価、感想、日付、鑑賞方法を記録できるかつ、SNS機能も備わっている優れもの。しかも観たい映画をクリップもできる。
検索したらすぐに映画のポスター画像が出てくるのも嬉しい。
会う人会う人にオススメの映画を聞いては、クリップしていった。
いろいろな人からオススメされ、観たい映画としてクリップした作品は300本を超えた。

観た映画の記録が溜まっていくことに興奮をおぼえた。小学生の頃、ポケモンルビー、サファイアに熱中し、ジムバッジを集め、図鑑コンプリートを目指していたあのコレクション的な興奮に近い。

「あ、これは私のためのアプリだ」

と思った。

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なぜか感想を書く気になれない私がいた

「感想記録できるんだったら、noteじゃなくてフィルマークスで書いていけばいいのに」

と、私も思っていたのだが。
なかなかフィルマークスの中では筆がのらない。(筆なんて握ってないけど。)
ふと気付いたのは、

私は映画の感想を書くために用意された場だと、結局映画を映画としてしか認識できない。

ということ。
つまり、映画を映画としてしか観れないということ。
(同じことを2回書きました。大事なので。)

「このシーンが良かった」
「この俳優さんの演技が感動した」
「このセリフが笑えた」
「この音楽がキレイだった」
「この展開が衝撃的だった」
「ここが退屈だった」
「ここの意味がわからなかった」

というような"感想"は、あくまで映画を映画として観た時に出てくるもの。
フィルマークスでは、感想は出てくる。

でも筆はのらない。なぜだろう? 

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私が「ほぼ毎日映画鑑賞」を通してやりたかったこと

ここで、動機に立ち返ってみた。

①幅広い世代の人と雑談の話題作りがしたかった
②自分の知らない世界や価値観に触れたかった
③クリエイティブ脳を刺激して仕事に活かしたかった

①幅広い世代の人と雑談の話題作りがしたかった
これは、共通の話題作りのために、映画をコミュニケーションツールとして使っている感覚。
鑑賞してどんな感想を抱いたのか、という会話は、一気に距離が近くなるだけでなく、感想の違いから価値観の違いもわかる。初対面の人とでも打ち解けやすい、万能ツールってわけだ。

②自分の知らない世界や価値観に触れたかった
これは、「2021年の沖縄に生きる私」が、時代、国、文化、属性など様々な境界を超えて私ではない"誰か"になりきり、自分ごととして世界を捉えるために、映画をメディアとして使っている感覚。
特に普段テレビを観ない私は、代わりにドキュメンタリー映画を観ることで情報をインプットすることもある。
ドキュメンタリーじゃなくても、その映画が何をテーマにどんなメッセージを発しているかによって、時代、場所の違いによる解釈の違いをインプットしている。

③クリエイティブ脳を刺激して仕事に活かしたかった
これは、ちょっと説明が難しいのだが。。。
「監督は観客にどんな感情になって欲しいと思いながらこのシーンを撮影したのだろうか?」「この90分120分をどう全体設計しているのだろうか?」と想像することで、世界観の作り手の思考や演出方法を盗むために、映画を教科書として使っている感覚。
普段からお仕事として、ワークショップ作り(私はエデュテイメント【Education × Entertainment】と呼んでいる)をしているため、
「どう受け手/参加者の感情を動かそうか」
という、作品の作り手目線で映画を観ることが大いに学びとなる。
(そういう意味では、Netflix、Amazon primeビデオの料金は経費として落としたいのだが。。。)


という感じで。
つまり。

私は「ほぼ毎日映画鑑賞」を通して、自分の実生活に活かしたいわけである。

フィルマークスの中で、知らない誰かと繋がり映画の感想を言い合う関係性ではなく、実生活で繋がっている人に、映画鑑賞を通して得られた自分自身の気づきをシェアしたい、という気持ちの方が強かったわけだ。

1つ1つの映画の感想ではなく、「この映画のこういう部分と、この映画のこういう部分から、こんな学びを得た!」を言語化したいわけだ。

なるほど。
そうすると、どうやらフィルマークスは記録専用のアプリとして使い、観賞のアウトプットは別でやった方がいいかもしれない。
というわけでこのnoteを書き始めたわけである。
(長々とお付き合いいただきありがとうございます。笑)

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続きは中編、後編にて

さて。

ここまで長々と、ダラダラと文章を連ねてしまったが。
要するに、継続することを目的に始めたインプット習慣であった「ほぼ毎日映画観賞」は引き続きフィルマークスに記録し、今度は継続すること目的としたアウトプット習慣としての「ほぼ毎日映画観賞」をnoteで記録していきたい、という宣言をしたのであった。(前置きの長さよ。。。)

これから本格的に仕事が忙しくなってくるけれど、せっかく3ヵ月続いているこの習慣を継続していきたいのであります。
お暇な時に、覗いていただけると嬉しいなぁ。

次回は、実施に観賞した映画にも触れていきたいと思う。

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