見出し画像

閑古鳥

最近は立ち飲み屋にハマっている。

ビール250円、おつまみ100円から。

1000円でお釣りがくる価格帯。

こんなお店で亮太の餃子を提供できたらどうかな?
何でこの立ち飲み屋さんは混んでるのかな?

などなど、いずれチャレンジしたい飲食店の偵察も含めて赤提灯を探している。

スマホでも検索をして人気店に飲みに行くと、活気があってお客様も沢山いておつまみも美味しい、お酒も美味しい。
そして何より安い。

そりゃ流行るよな。

訪れた人みんなが納得するであろうクオリティのお店が沢山あります。

しかし、今宵は。

逆に、なぜ流行ってない立ち飲み屋さんの理由は?
そこに偵察の目的を持ってきました。

そのお店は、
駅から徒歩1分。
路地裏。
全メニュー600円以下
着席できる。

店前を通ると暖簾の隙間から店内が見えるのですが、いつもお客様がいません。
お客様を見たことがありません。

原因を探れば勉強になると思い、
いざ入店。

「いらっしゃい。」

いたって普通の居酒屋さん。

カウンターの端に案内されメニューを見る。
しかし、ここで気づく!

外に、店前にメニューが無い。
だから道路を歩いてる人にはわからない。いくらのお店なのか、何があるのか、推しのメニューは何なのか。

なるほど、問題点を一つ見つけた。

いやらしく本当に失礼な客ですが、ビールをチビチビ頂きながら繁盛店と閑古鳥店の違い探しを始めました。

こじつけもあるかもしれませんが、
思いつくだけあげてみる。

当たり前の事、店前にメニュー置いたり、明るくしたり。写真を添える。
おススメメニューを知らせる。

少しだけ欠けていたのかもしれません。

焼き鳥と漬け物も食べましたが美味しかったです。何も悪く無い。むしろ美味!

なのにお客様がいない。

居酒屋さんは総合力が大事なのかも知れませんね。

決定的にコレを直したら繁盛店!では無くて、少しずつ、0.1を積み上げていってやっと1になってまた積み上げる。
そして常連さんも増えていって繁盛店。
この流れかも知れません。

TVを眺めながら店主のおじさんは無言で立っています。
亮太もスマホとTVを交互に眺めて飲んでいます。

2人の間に天井からクモさんが現れました。

2人と一匹の店内でビールを飲み干しお会計を済ませて帰宅します。

ただ、こちらのお店にも常連さんは絶対にいて、お店を愛してくれています。だから店主さんも頑張って暖簾を掛けて営業されている。
亮太自身も、また飲食店の暖簾を掛けれるように頑張りたいと思いました。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?