2023/01/25 稽古

○立ち方

○型稽古

夕方に消防学校の同期の訃報がありました。

30代でまだまだ若く、消防学校時代に子供が生まれていたはずなので、その子もまだ小学校に入学しているかくらいの年齢だと思います。

北海道の消防学校は札幌以外は全道から集まっており、現在東京に住む私だけでなく皆が住む場所が離れているため、葬儀に参列できない同期全員で供花をすることにしました。

とりわけ仲が良かった、という間柄ではありませんでしたが学校期間中、同じ場所で暮らし毎日顔を合わせて同じ小隊で訓練を共にした仲間でした。

皆んなに平等に優しく、人望があり本当に格好いい男でした。

函館や帯広、旭川など比較的規模の大きな自治体の職員は拝命から3年程の勤務を経て、その年拝命された初任の同期の指揮を取るような立場として派遣されることから、同じ小隊の班長同士として彼と私は訓練の手本役で組んで実演する機会が多くありました。

彼の訃報を受けて思い出された1番初めの記憶は、彼の子供の名付け理由みたいなそんな他愛のない会話でした。2年の闘病の末とのことでしたが、まだこれから子供と過ごしたり、もっと成長していく姿を見たかっただろうと思うと言葉になりません。

胸を強く殴打されたような鈍い痛みが夕方からずっと響いて、心の整理もつかずにいます。

長い間闘病生活を続けて苦しい思いをしていたと聞いていますので、どうか今は安らかに家族の側にいている事を祈っています。

帰ってからもずっと気持ちの落ち着かなったので稽古は立ち方と型稽古を。身体を動かしている間だけ少し気が紛れました。

日中に本田さんとお話しして教えていただいた内容で霧がかかったところがはらわれはじめそうな予感がありました。まだ頭ではぼんやりと掴みかけているものの、体感できていないので繰り返し稽古していきます。

残り9460回

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