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コミュニティにおける「中央性」と「周辺性」

フェスティナ・レンテ!Ryotaroです!
最近、コミュニティメンバーとのコミュニケーションが楽しすぎて、コミュニティ内コミュニケーションについて考えない日はありません。

そんな、コミュニティ内のコミュニケーションにおいては「グルーミングを目的としたパケット型のコミュニケーション」を取ることが大事なのではないかと思っています。

グルーミング型のコミュニケーションはやり取りをしているメンバー間の絆は深まるが、外から見ている人は面白くない。パケット型のコミュニケーションはメンバー間の絆は深まらないが、外から見てても面白い(有益)。

「グルーミングを目的としたパケット型のコミュニケーション」は、やり取りをしているメンバー間の絆が深まるし、外から見ている人も面白いので、最強なんです。

しかし、留意しなければならないことは「どんなパケットをトークテーマにするか」です。

「パケット」とは「情報」のことなので、「天気のこと」「時事ネタ」「最近読んだ本」「面白かった映画」「推しの漫画」「アツいアニメ」「AIツールの使い方」「子育てに関すること」「うまい店」など、これらのことに関するやり取りは「パケット型のコミュニケーション」と言って差し支えないと思います。

同じコミュニティに属する人との間で、共通の趣味や関心ごとがあり(例えば「子育て」)、そのことについてコミュニティ内でやり取りをしたとしたら、それは一応「パケット型のコミュニケーション」に分類されます。

しかし、そのコミュニティが「映画」というコンテンツを中心に集まったコミュニティだとしたら、その「子育て」に関する話題は中心から外れた話題であるといえます。(一方、「子育て」を中心にしたコミュニティならその話題はど真ん中の話題である)

「では、SWCにおいては何を中心に据えればいいのだろう?」というモヤモヤした思考を、以前スタエフで話させていただきました。

この放送のコメント欄で、ワーパパCTOさんが(SWCは)「slothくんが中心にある」とコメントしてくれて、まさにそうだな、と思いました。

そこから色々と考えが整理され、コミュニティにおいては「中央性」の高いやり取りと、「周辺性」の高いやり取りのバランスを取ることが大事なのだろうな、という考えに至りました。

コミュニティにおける「中央性」と「周辺性」

前の記事でも紹介したハイパー起業ラジオ内で、けんすうさんは
共通項×人々の集まり=コミュニティ
だと述べています。

ということは、自分が今所属しているコミュニティには必ず「共通項」があるということです。SWCにおける共通項は「sloth」や「けんすうさん」がコミュニティの共通項と言えるでしょう。

その共通項に集まった「人々」の間でやり取りが生まれ始めると、「共通項」以外の「共通点」があるメンバーがいることに気づかされます。

そんな、自分と「共通点」のあるメンバーとの親密度が高まり、そのメンバーと「体験」を共有したとき、そのメンバーとの間には「共通言語」が生まれます。

例えば、「sloth」が中心にあるSWC内で「大福が好き」という共通点のあるメンバーといっしょにとある和菓子屋に行き一緒に大福を食べたとしたら、そのお出かけという体験の中で生まれた思い出にまつわるお話は二人の間の「共通言語」になります。例えば、一緒に行ったお店を「あの店」と呼ぶとかが共通言語にあたります。

この二人がコミュニティ内で
「またあの店に行きましょう」
「そうですね、今度はアレを食べてみたいですね」
「そうですね。あの日はアレは売り切れだったから次回は絶対食べたいですね」
とやり取りをしていても、二人以外の人はその話の内容が全くわかりません。

こうしたやり取りが二人の間で行われてるだけならコミュニティに影響はありませんが、こうしたやり取りを10人、20人がするようになると一気に「内輪ノリ」感が出てきてしまいます。これがアクティブメンバーがコミュニティを崩壊させる一因だと思われます。

このやり取りの何が問題かというと、「sloth」と「大福」の間の距離が遠かったことが問題です。コミュニティの共通項(中心)から遠いところにある共通言語(周辺)に関する話題をコミュニティ内で繰り広げてしまったことが問題なのです。

こういった問題を起こさないために必要なことは、今自分たちがしている話題が共通項に関するやり取りをしているのか、共通言語に関するやり取りしているのかを認識することだと思います。

作:Ryotaro
作:Ryotaro

上の図は、共通項と共通言語のバランスを図示するために僕が作ったものです。
バランスが取れているコミュニティはメンバーの中心に共通項がありますが、そうでないコミュニティはメンバーの中心が共通言語になってしまっています。

共通言語が中心にあったとしてもメンバー間の楽しさは変わらない。むしろ共通言語が中心にある方が楽しいかもしれない。だからメンバーが「楽しけりゃいい」と思っているなら共通言語が中心でも構わないのですが、「コミュニティを盛り上げたい」「コミュニティを長続きさせたい」と思っているなら中心を共通項に持っていくべきだと思います。

なので、コミュニティにおいては常に共通項が中心になるように意識することが大事ではないかと思います。僕はこの共通項に関するやり取りを「中央性の高いやり取り」、共通言語に関するやり取りを「周辺性の高いやり取り」とするとイメージしやすいかなと思ってそう名付けました。

コミュニティ内で「グルーミングを目的としたパケット型のコミュニケーション」をするときは、「中央性」と「周辺性」のバランスを意識してやり取りをするといいなだろうなと思います。

僕からは以上です!
それでは、すろすろ、すろーす!

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