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生きるべきか死ぬべきか

1942年のアメリカ映画です。

監督がエルンスト・ルビッチ。
大好きな監督です。ドイツの監督です。

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題名の「生きるべきか死ぬべきか」
はシェイクスピアのハムレットの有名な台詞ですね。

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ここにこの映画のおもしろさがあります。

この映画、ハムレットの映画ではありません。

ハムレットは悲劇です。
しかしこの映画は喜劇です。

物語は第二次世界大戦、ある芝居一座があります。ドイツ軍の進行が日々近づいてきています。ヒトラーが一座の芝居に来るという一報がはいり、一座は海外逃亡の計画をたてる逃亡劇です。

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エルンスト・ルビッチの流れるようなストーリー展開にみとれます。最後には拍手喝采です。

今日は映画を見た、見てよかったと思える貴重な映画です。


ルビッチは、同じくドイツ人監督ビリー・ワイルダーの師匠です。

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ワイルダーは「サンセット大通り」「お熱いのがお好き」「麗しのサブリナ」などの名匠ですよね。

ビリー・ワイルダーの仕事部屋には、「ルビッチならどうする?」という一文が書かれた紙が貼ってあり、映画製作において、師匠であるルビッチを最後まで参考にしていたそうです。


そして現代アメリカの監督キャメロン・クロウの部屋には「ワイルダーならどうする?」と貼ってあるそうです。

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ルビッチは現代にも息づいているんですね。


是非一度この映画をごらんください。

なぜ、この映画の題名が「生きるべきか死ぬべきか」が最後の最後にわかります。

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