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日本における信用スコアの現在と今後とるべきアプローチ

こんにちは。リリップのかつらです。

今日は米国や中国等で大きく伸びており、国民の意識や行動を変えるほどのインパクトを持っている信用スコアリング市場についての日本版を、僭越ながら少し考察してみたいと思います。日本でいうとJ.scoreを皮切りにたくさんの企業が参入してきておりまして、我々が運営するリリップも同じマーケットにカテゴライズされることが多い、そんな市場です。

そもそも信用スコアとはなにか?定義の話

一言で言えば、言葉の通り、「個人の信用をスコアという形で見える化したもの。」です。

「この人は結構信用できる。」「まぁまぁ信用できる」など、人づての定性情報ではなく、様々な情報から信用の度合いをスコアという形で定量化するという試みです。

また、信用スコアは融資などの使い方から始まり、その他様々なリワードを受けられるようなものが主流です。

具体的には以下の2企業が有名だと思います。
※細かい説明はいろいろなところにわかりやすい記事があるのでここでは概略にとどめます。

米国ではFICOスコアが有名です。30年以上も前から導入されており、そのスコアが就職などにも影響を与えるということで、このスコアを高くし、維持することがとても重要になっています。

基本的には、クレジットカードの返済状況(延滞有無など)や契約状況(期間・どこのカードか?・利用量・枚数等)を元に850点満点で評価されています。

中国では芝麻信用が有名です。芝麻信用はアリババグループのアント・フィナンシャルサービス傘下の独立した信用サービス機構です。2015年頃から展開しています。

こちらもスコアが高いと就職に有利だったり、デポジットが不要となったりと様々な便益が提供されているため、このスコアを高くし、維持することがとても重要になっています。

こちらはFICOスコアが使っているようなカードの情報に加えて、アリババ系列企業や提携企業のサービス利用状況やSNSでの動向等でスコアが上がっていく等の特徴があり、950点満点で評価される仕組みになっています。

追記 ただ、系列企業や提携企業の利用をスコアに反映させてたことからなのか、公的な信用システムにはなれず、CRM的な役割が強くなってるみたいです。

日本における信用スコアの現状

海外では生活を変えるほどのインパクトをもっていると言われていますが、日本には非常に馴染みが薄いものだと思います。

ちなみに、日本ではどうなっているかといいますと、

JICC、KSC、CICという3つの指定信用情報機関があり、それぞれが取得した延滞情報等の信用情報をCRIN(Credit Information Network)によって、連携しています。

あるのかよ!と思ったかも知れませんが、ここに登録されているのはクレジットカードや貸金業法対象商品の利用状況情報であり、スコアではありません。

そして、指定信用情報機関から取得した情報を元に、与信を行う会社がそれぞれ独自でスコアを算出しているというのが現状になります。

しかし、統一的なスコアが無いため、そこの覇権争いが始まったのが昨今の状況です。

では、なぜ今まで日本では統一的なスコアがなかったのでしょうか?2つ仮説を出してみます。

1.そもそも現金主義かつお金の貸し借りも嫌いな文化でデータの網羅性がないため、信用スコアとしてワークさせることが出来ない。

2.終身雇用、年功序列がベースにあったため、勤続年数や働いている企業等で十分に信用を測れたため、必要とされていない。

つまり、作れる程のデータも無いし、作る価値もない。っていう状況が続いており、必要なときは勤続年数や企業名などで十分!ってなってたんだろうなと。

日本での今後

さて、今までは全く広がっていませんでしたが、ここ2,3年日本でも騒がれ始めています。そして、今後については、以下の3つの理由で信用スコアは増えていき、いずれは収斂していくと思っています。

1.終身雇用が瓦解しており、今までの与信では信用を測りきれない。
フリーランスや転職が当たり前の時代に、勤続年数や企業名だけでは信用を測りきれなくなっています。

2.信用を必要とされる機会が増える。
今までのやり方が出来ないので、新しい信用の形が必要になりますし、あわせてC2Cを代表とするような小さい経済圏が今後も増えていくことが想定されるため、そこで流通する信用が必要になると思います。

3.信用スコアが乱立すると、結局何が正しいのかがわからずUXが悪い。
各社が独自でスコアリングを続けると、
ユーザー「A社のスコアは800だけど、B社のスコアは300だから、A社のスコアばっかり使おう!」
企業「抱え込むためにスコアを高くつけるほうが良いよね!」
という世界になっていき、信用をスコア化するという世界観自体が崩壊するのではないかと思っています。

もちろんコストの問題や、アライアンス先の問題など色々あると思います。

ということで、上記の通り今後日本でも重要度が増し、必要性が上がっていき、乱立し、いずれ収斂していくだろうと予測をしています。

信用スコアを日本で浸透させていくために

信用スコアをどう浸透させるのか?これが結構大変なんですよね。

先述のとおり、企業側というか供給側には必要性は増していきますが、それを享受する側の方々にはやはりまだまだ心理的なハードルがあります。

つまり、監視されているのでは?という息苦しさや、個人情報などに対する不安感や、格差社会が拡大するのではという懸念等、様々な問題が取り沙汰されています。

また、先行する米国や中国でも、スコアというものが強くなりすぎてしまったがためにいろいろなデメリットが出てきているのも事実です。

それを払拭しつつ、日本で拡大していくために企業が取るべきアプローチとして我々が想うのは

1.まずはクローズドな信用を作るべき。
その信用がどこで誰に使われるの?がわからない信用は怖いですよね。信用が可視化されることのデメリットも想像してしまいます。この信用はA社とあなたの間の信用です!と明示されていることが重要だと思います。

なので、リリップは、スコアに対するインセンティブを金利負担の低減に閉じています。様々なアライアンス先に開示しリワードを受け取ることはしていません。

2.信用のなかみはオープンであるべき。
何が信用につながっていて、何がつながっていないのか?というロジックは限りなくオープンになっていないと納得感が無いですよね。

なので、リリップは、何をしたらスコアがどうなるのかを明示しています。

3.取得する主体の信用だって当然重要。
信用を与えると言っている主体者にそもそも信用がなければ、それはやっぱりだめなんじゃないかなと思います。日本で言えばきっちりかっちりしている銀行が当てはまるのではないでしょうか?

なので、リリップは、
銀行と提携してサービスを提供しています。提携先は順次拡大予定です。
ご連絡お待ちしております! (info@support.rerep.jp)

4.チャンスが誰にでも公平にあるべき。
「俺はどんなに頑張っても信用スコアが上がらない。」ステータスが高いやつがもっと信用されて、ステータスが低いのは低いことを自覚させられる。でも作らないと困る。これは新たなパワハラです。
誰でもスコアが上げられる。信用をつくれることが重要かと思ってます。

なので、リリップは、行動を積み上げることで誰でも信用を作ることが出来ます。

最後に急に宣伝をぶっこんでしまいましたが、信用スコア市場の現在とそれに対するリリップの答えでした。

興味を持って頂けた方は、以下ご確認ください。

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ありがとうございました。

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