リリップ=信用の貯金箱。ブランドとコミュニケーションフレームを考える。
こんにちは。株式会社ディー・エヌ・エーでリリップという事業をやっています。かつらです。
リリップというプロダクトを立ち上げて、立ち上げのエントリーも書かせていただいたこともあり、
ありがたいことに色々リリップについてお話をさせて頂く機会も増えているのですが、リリップってなんだっけ?を一言で言える言葉がなく、いつももどかしい気持ちをしていました。
もちろん、新しい与信の形です!とか、与信の次世代パートナーです!とか言うのですが、いまいちピンとこない。
僕も来てないので、聞いてる側はもっとピンときてないと思います。
ということで、今日はそれを考え続けているプロセス(まだ決まっていないけど、とりあえずここまで来たよ!)の話を自身の振り返りも兼ねつつ記載してみたいなと。
リリップのミッションとビジョン
リリップはミッションとして、信用の再定義を掲げています。
与信における信用のあり方って、人間関係の信用と同じような形でも良いよね。ということで、与信における信用を再定義し直して、より納得感のある世界にRedefineしようという想いを込めています。
また、その世界観・ビジョンとして、「あなたの毎日が信用を変える。」「信用は与えられるものからつくるものへ」として掲げています。
いい感じに表現しているムービーも作っていますので、こちらも是非ご覧ください。
ミッションとしての「信用の再定義」、ビジョンとしての「あなたの毎日が信用を変える」両方とも抽象的な概念の上では、説明すると共感頂くことがとても多いです。
確かに!そうだね!なんで今までこうなってなかったんだ。。。等など
これはこれでとてもありがたく、世界を変えたいと思っている我々の励みになるのですが、でもそれって、僕・私にとってなんなの?っていうバリューが不明確なのが、課題だなと。
いや、ホントは、そもそもお金借りないと使えないサービスなのも課題ですし、他にもわかりやすく課題は山積しているのですが。。。まずはリリップを正確にとらえてもらいたいなと。
Mirrativとかで言えば、「家でドラクエやってるのをみんなで見てる感じ」的な、あーわかるー。そういうの楽しかったよね!そういうのやりたいよね。みたいなやつです。
そういうのがほしいなぁと。そこで色々考えました。悶々と。
リリップって何?の正体(仮)
そこでなんとなく、こんなフレームで考えてみました。
リリップが持っている機能
↓
その機能の意味はなにか?
↓
そのバリューはなにか?
↓
それを一言でいうと?
ここまでがリリップの自己紹介的なものです。あえて言ってしまえばエゴの塊の部分です。へー。ていう感じのもの。
でもそれだと、やっぱりなんだかわからないんですよね。良いもの作ってると思っているのでつい喧伝してしまうのですが、自分の感覚や価値観と重なっていかないんです。だからそこから、それはユーザーにとっての何?に翻訳が必要だと思いました。
それぞれの機能が提供するベネフィットはなにか?それは何を解決するのか?が必要だなと。つまり世の中ごとを自分ごとに返還してもらう作業です。
でもそこまでやってみてもやっぱり足りないんです。
解決してくれることはわかるけど、解決したら何が起こるのかがわからないと、憧れないんです。解決したくならない。そうなりたいという欲求がないというか。。なので、それが解決した世界ってどうなの?まで表現した上で、それをリリップのパッケージとして届けるべきだと考えました。
結果、こんな感じになりました。
リリップはお客様から信用を預かり、貯めて、健全にレバレッジをかけてお金に変えるのだと。
信用の貯金箱みたいな存在です。っていうパッケージが降りてきました。キングコング西野さんのお言葉を勝手に借りるなら貯信箱とでもいえるものがリリップの正体なのではないかと。
本来信用って誰でも貯められるものだと思うんです。例えば、僕が住宅ローンに落ちてこの事業を始めたのも、今まで仕事とかそれなりにやってきて、社会的信用あるだろと思っていたのが、いうなれば転職一発で瓦解した結果に満足がいかなかったからなわけです。
今まで積み上げてきた信用が外部の環境が変わると無くなるって、やっぱり不自然だと思うんです。積み上げたものは積み上げたものとしてしっかり貯まっていてほしいなと。
誰でも貯められる信用が、ちゃんと貯まって、目に見える形で評価され、健全にレバレッジがかけられてお金に変わっていく。体験してみたくならないですかね・・・・?
ということで、
個人的には滅茶苦茶しっくり来ているのですが、どうでしょうか?正直パッケージとして完成したのかというと、まだまだこれからブラッシュアップしつつ、我々が提供しているサービスの良きところを、等身大で魅力的に伝えるので、完全に暫定版ではありつつ、皆様の反応なども踏まえて検討していきたいなぁと思った次第です。
最後にリリップの紹介として、こちらもどうぞ。
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