朝の10分そうじ

高校時代を過ごしたバージニアに1週間滞在して、ロスに帰ってきてから数日経つ。何にもない田舎で、この1週間で高校3年間で行ったところほぼ制覇したんじゃないかってぐらい何もないところ。だけどいかにストレスフリーだったかは、後から見た銀行の残高がはっきり教えてくれた。気が大きくなってたんだろう。逆に言うと、ロスにいる「自分の嫌いな自分」が顔を出し始めたのがわかる。呼吸は浅くなってるし、何かと他人と自分を巻き込んでいる。別に他人は自分のことなんて全く気にしていないはずだから、その人の顔色なんて伺わなくていい。バージニアでは、友達どうしが何を話していても自分とは関係のない話だと、のほほんと聞いていられた。もう悟りと言うかなんと言うか。あまり知らない年上の知人の髪色が変わったというゴシップとしては何とも平和すぎるゴシップを、ただただ話すのだ。それがロスで同じ話を聞いていたら、自分だったら「今朝眉毛剃るのミスったのも、気づかれていて後で言われるんじゃないか」とか、もうとんでもない自意識が顔を出したに違いない。そんなんまず誰が気付くんだよと。自分を巻き込まないでいこう。思ってるより見られてないらしいし。

聴き流し曲たち
“Don’t Know Why” by Norah Jones
“Stay Alive“ by José González
“Trouble” by Cage The Elephant

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