見出し画像

誰にも正解が分からないからこそ、自分の覚悟を出す

昨日のアンキャリはdancyu編集長の植野広生さんをお招きしました!植野さん、お忙しいところお越しいただきありがとうございました!

ナポリタンの食べ方の流儀や、料理の注文は自己紹介だというお話など、植野さんの食いしん坊の人柄が滲み出た講演はとても賑やかなムードで進みました。食事のお話も大変面白かったのですが、キャリアデザインの講義なので、今回もその方向で振り返りをしたいと思います。

「誰にも正解が分からないので、自分の覚悟を出す」-これがこの講義のテーマでした(と僕は勝手に設定していました笑)。植野さんが「プロフェッショナル仕事の流儀」にておっしゃっていた言葉ですが、雑誌編集に限らず、将来どの仕事をするにしても「覚悟」が必要だと思います。特にこの講義を受けてくれている受講生の多くは、起業するにせよそうでないにせよ、変化の激しい世界で自分なりの生き方を選んでいきたいと考えているのではないでしょうか。他の人とは違う生き方を選択するのなら、そこに決まった正解なんてありません。不安になることもあるでしょう。その時に植野さんの言葉があれば、少しは前向きになれるのではないか、、そう考えて講義を企画しました。

思いを本当に伝えるには、植野さんがおっしゃっていたのは次の4点でした。
1. 違和感のない共有
2. 1ミリ下の潜在意識を呼び起こす共感
3. 背景の物語がイメージできる感動
4. アホか!と言われるくらい徹底してやる驚き

これら全てについての詳細は割愛しますが、特に4つ目が僕にとっては印象的でした。都内の餃子店を3軒紹介するにしても、20軒食べてこの3軒が良かったと紹介するのと、108軒食べてやっぱりこの3軒が良かったと紹介するのとでは、仮に同じ店を紹介するにしても説得力が違います。これもまた、植野さんおよびdancyu編集部の方々なりの「覚悟」なのでしょう。

そして後半は、受講生の皆さんなりの「伝える覚悟」をみせるということで、dancyu 4月号の表紙を考えるというワークショップを実施しました。

スクリーンショット 2020-02-01 11.41.48

図に示されたターゲットが、新生活を始めるタイミングで思わず書いたくなるような表紙にする。条件があるからこそ、この男の子が何を求めているのかを考え、それに合わせたものをつくるという作業に論理が生まれます。覚悟が生じます。そして皆さん非常に良い表紙をつくっていただいて本当にありがとうございました。ワークを企画した身として非常に嬉しかったです。(下は受講生が作った表紙とそれにコメントをして頂く植野さんの写真です。)

画像2

面白かったのが、あらかじめ複数枚参考資料として写真を用意していたのですが、どの写真を選ぶか、そして同じ写真でもどう切り取るか、どのような言葉を載せるかにグループの色が出ていたことです。正解なんてありません。したがって、どのグループも自分なりの覚悟をもって表紙を作る必要があり、だからこそ、多様で、そしてどれも素晴らしいものになったと思います。(Progress聴きながら書いてるのでさっきから「覚悟」ばかり使ってる気がします笑)

植野さんにもすべての作品に的確なアドバイスと、伸び代を指摘して頂いたのが本当に嬉しかったです。プロの目からフィードバックを頂ける機会なんてそうそうないでしょう。植野さん、改めてありがとうございました!

さて、今回で講師を招いての講義は終了しましたが、来週もまとめの時間として授業があります!レポートの課題等はそこで示されますので、受講生の方々は忘れずにお越しください!





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?