見出し画像

今年度の抱負ー進路選択を支援する

自分が学びたいものを学べる場が大学なのでしょうが、最近は学びたいものを見つけるというのは実は難しいのではないかと思うのです。高校生までに法律や経済を深く学ぶことは通常ありませんし、教育を受ける側にはなってもする側になることはありません。心理学など触れることすらないかもしれません。やったこともないのに、それを本気でしたいか、4年間それに関わり続けることが出来るかなど、どのように判断すればよいのでしょうか。(※理系に関しては実情を全く知りません)

大学に入った後で、自分がやりたかったこととやっていることの差異に悩んでしまう、という課題を少しでも解決するために、僕は高校生が大学に入った後の自分というのをイメージ出来るよう、情報や機会を提供したいと考えています。僕が進学先を考える上で必要だと思う情報を以下に整理します。

1. 自分が探究したい問い(例:なぜ戦争がなくならないのか)
2. その問いに答えるために必要な知識は何か(例:政治学、歴史学、心理学、、?)
3. その知識、もしくはその研究手法をどこで、誰から得られるか(例:法学部、文学部、〇〇教授、、?)

そもそも自分の中に問いがない高校生に対しては、それを探すことの重要性を伝えるのが必要だと思います。目的のない大学進学は、最悪の場合時間の浪費にしかなりません。

探究したい問いがあっても、高校生がそれへのアプローチ方法を知るのは難しいでしょう。先人、つまりは大学生が、自分の持っている経験や情報を伝える必要があると思います。例えば、高校生と大学生が面談を行い、問いを聞き出してそれにアプローチ出来そうな学部などを教えたり、高校生が大学の学問をイメージするために、大学生が自分のこれまでの学びを共有したりする機会があると良いと思いますし、昨今の非常事態が収束すれば、実際に企画したいとも思っています。

また、今からでも、オンラインの媒体で大学生が自分が進路を決める上で考えたこと、特に自分が大学で探究したかったことと今の大学・学部をどのように選んだかをまとめて発信することで、高校生が自分の進路選択を考える上で少しでも参考になるものが出来るのではないかと思っています。

最後は今年度の抱負を語ったようになりましたが、自分なりに高校生が自分にあった進路選択が出来るような支援をしたいと思っていますので、その過程で皆さんにご協力をお願いすることになるかと思いますが、何卒宜しくお願いいたします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?