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【Race Report】UCI HC Coupe du Japon 国際八幡浜

大会名:Coupe du Japon MTB やわたはま国際

開催日:2023年5月28日

会場:愛媛県・八幡浜市民スポーツパーク

天候:晴れ

コースコンディション:ドライ

カテゴリー:Men U23

コース:4.20km × 6Laps = 25.20km

リザルト:9位



-使用機材-

ホイール:DT Swiss XRC 1200 Spline 30

株式会社マルイ様より


ドロッパーポスト:DT Swiss D 232 One



バイク:Canyon Lux World Cup CFR



タイヤ:Maxxis Apsen 29×2.4  1.3ber



グリップ:Ergon GXR Team



ウェア:Sunvolt S-Ride Proパフォーマンスセパレートワンピース



ボトル:Beka





シーズン前半戦の目標であったCJ八幡浜。アジア唯一のUCI HCクラスの大会であり、国内でUCIポイントを多く獲得できる大会。同日に全日本学生クリテリウムの開催があったが迷わず八幡浜に行くことを決めた。連日続いていた大会により調子は右肩上がりでこの大会に臨む予定だったが、全日本トラック後にインフルでダウン。木祖村で2日間のロードレースもキャンセルし回復に時間を当てた。体調が回復したのは良かったもののいきなりの激しい運動は避けるために追い込みは行わず不安要素を含みつつレースに臨んだ。

very good😎

金曜日から会場入りし土曜日と2日間かけて身体に感覚を馴染ませた。コースは昨年と同じといっていいほどのコースレイアウト。朽木を走ったからか登りは短く感じた。距離が短い分斜度があるので1回1回のパワーが重要になると思う。インフルにより体重が5キロ軽くなって登りは楽になったような感じがあった。少しでもプラスに捉えることでレースのモチベーションを上げることができた。今回はXCCがなく入念に試走を行えた。少しでも身体を循環させるために2時間ほどがっつり。タイヤも試行錯誤しつつ今回はAspenの2.4をチョイス。2.4を使うのは初めてだったが下りの安定感に驚いた。今まではタイヤが太くなった時の転がりに抵抗があったが、Aspenは全く重いと感じることがなかった。下りで抜群の安定感と登りでのトラクションを掛けやすくなったので迷う余地なし。DT Swissとの相性も相変わらず最高だった。グリップも今回はErgonのGXRを使用。エルゴンでは珍しい多孔性ゴムで握った時のフィット感が凄く良い。ESIグリップのようなフィット感に近い感じがあるが、ダイレクトな操作感と手にフィットする感じはグリップに強いイメージのあるエルゴンの凄さを感じた。新たな機材を堪能しつつコースを走りこんで身体を少しでも動かす。ゴジラで1回落車したが切り傷だけですんだので特には問題なし。久々にMTBで落車したので痛かった。

レース当日は比較的にリラックスできていた。前日とは打って変わって会場の雰囲気も熱い。八幡浜は毎年八幡浜市が盛り上げてくださるので祭りのような感じが良い。他のカテゴリーを観戦しつつレース時間までゆっくりできていた。アップはいつもどおり1時間前から。前日試走でかなり走ったので軽く脚を回し刺激を入れる程度に。アップで疲れないことを意識した。今回はエリートから2分差スタートとなったのでシビアなスタート争いが大幅に緩和された。一昨年の全日本での悪夢がよみがえるのではやく払拭させたいところではあるが。


📷ta_do
スタート前

スタートは1列目。MTBでは久々の1列目の景色だった。気持ちを落ち着かせレースに集中しスタートをきれた。5番手くらいでシングルトラックへ。抑えてスタートできたので身体も余裕があり状況判断もできていた。序盤は先頭パックの最後尾で様子をみつつ走行。しかし、桜坂から一気に離され単独になった。追い付いたエリート選手をかわしつつ前を追うが見えなかった。

📷ta_do
この時はまだ良かった。

2周目から身体がきつくなり一気にペースダウン。急にしんどくなり踏めない。。後続のU23選手に次々と追い越された。脚には問題はなかったが、心拍、呼吸がとにかく辛い。全く治まる様子がなく辛い時間が続いた。

📷ta_do
苦しい時。。

3周目からあまり記憶にない。集中力もかけていた状態になってしまいただ走っているだけ。すでに大きな差をつけられており精神的に苦しかった。だが、レースを降りる選択肢は思わなかった。何も考えることができなかったが、レースを自分から降りることは身体が拒否していた。見苦しい走りだったが最後まで走り切ろうと思えた。

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ゴジラは例年より荒れていた。
手こずりナウ

最終周回に入った時にアスファルトでエリートトップだった沢田選手に追い越されできるだけついていくことにした。結局フィードまでしかついて行くことができなかったが一気にペースアップに成功。しかし、走りのキレが戻ることはなく9位でゴールした。

📷sumpu_photo
何とかゴールへ🏁


レース後は動けなかった。頭痛、吐き気も少しあり軽い熱中症になっていた。集中力も切れていた状態で水分補給が疎かになっていた。レース中一切異変に気付けず。すべてにおいて上手くいかなかったレース。元はといえば体調管理ができず流行り病にかかってしまった自分自身のせい。病み上がりだから仕方ないと色んな方々から声をもらったが、自分のせいである以上仕方ないじゃ収められない。強い人はどんな状態でも結果を残せるのであるから。連戦による疲れはあったのかもしれないがアスリートとして体調管理、身体のマネジメントは徹底しよう。

📷ta_do

今回のレースでは同じマルイサポートライダーの2人が優勝争いをしている中、後方で不甲斐ない走りをしている自分が悔しくて仕方ない。たとえ万全な状態でも優勝争いに加わることはできなかっただろうし、昨年の全日本から何一つ成長できている気がしない。ネガティブなことは書きたくないのでここらへんで。まずは体調を万全に。そして残り1か月となったMTB全日本選手権に向けて今できることを全力で頑張るのみ。ポジションをもうちょい変更したらもっと良くなる感じがするので改善していきたい。今回のレースは苦しいものとなったがメカトラが多かったのにも関わらずノートラブルで完走できたことは良かった点かと思う。6月にはロードレースの全日本選手権もあるのでくよくよしている暇はない。悪かったところは改善してひたすら前を向いて頑張っていきたい。

沢山の応援、サポートありがとうございました。

立命館大学自転車競技部
高本 亮太


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