イシューからはじめよ を読んだ

リアル本も持っているが、電子書籍でも購入したので二週目をした。
ソフトウェアエンジニアに向けて。という本というわけではないが、ソフトウェアエンジニアで仕事をするうえで重要なことと繋げられることがよく書いてあると思っている。
特に第1章は採用する技術の探索比較検討(技術調査)する時に重要な思考の持ちようが書いてある。

技術調査とイシュー

なぜ調査したいのか考えないとね

仕事をしているとポイ〜っと「これ系の技術調査して!!!」と投げられることがあるだろう。若き日の自分は先輩や上司に言われるがままに調査するようなことが多かった。
やがて仕事に子慣れてくるともっといいアウトプットしたい!と思い自分で「もっといいアウトプットするにはどうしたらいいか?」となるわけだ。
自分の場合、フィードバックでボコボコにされたりしながら、「そもそもなんで技術調査をするのかチャントカンガエナキャ…」と至った。
そして、「いい技術調査のためには、動機が大事なんだな。」とわかる。

「イシューからはじめよ」を読んでいると、ボコボコにされなくても「動機」に近しいであろう「イシュー」から始めるとこんなにいいのか!わかるのだ。素敵。
「イシュー」から始めることの一要素、仮説を持つことの重要性だってこの本を読めば明日から実践できるはずだ。

技術調査において仮説をもつのは難しい

いいイシューを見つけ出すには仮説が必要なんだと本にある。技術調査でもそのとおりなのだ。仮説を持つには調査したい対象についてある程度知識を持つ必要がある。
技術に限らないが知識は知識同士の繋がりが膨大だ。
さらに膨大な繋がりのどこからどこまでを拾って、どこが自分にとって必要なのか判別するのも難しい。

立場が変わって

技術調査をお願いする側になったときも「いいお願いの仕方」ってやつを感じる。
残念ながら自分がお願いするときに「イシュー」をちゃんと伝えられていたか?というと微妙だ。
お願いする時に説明が多く必要な相手であればたくさんん説明しようと思って、そこにその時自分が見つけた「イシュー」を書いていることがあれど、
お願いする相手が技術的に信頼を寄せられると伝える努力を怠っている。

全体通して

「ソフトウェアエンジニアのための」本ではないので後半以降これは自分の仕事で役立つのは相当先だろうな…と思うことが多くなる。
一方でこの記事に書いたように前半はエンジニアとしての視点を持って読んでみても学びになることが多い。
本の序盤に書いてあるのだが、よくある思考のフレームワークだったり問題解決のツールを紹介している本とこの本は違う。
フレームワークを使う自分自身のより根本的な行動や思考を改良するアドバイスをくれる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?