プロダクトレッドグロースを読んだ

プロダクトをプログラムを書いた実現する。っていうのは生業としてやっているんだけど、視野を広げたくて「売る」とか「売れる」みたいなキーワードから手にとって読んでみた。

自分の頭に残ったのは下の三点あたりだった。
* フリートライアル、フリーミアム、デモといったプロダクトとの最初の接点
* フリートライアルのための開発を渋るCTO
* ボーリングレーン・フレームワーク

フリートライアル、フリーミアム、デモといったプロダクトとの最初の接点

プロダクトとの最初の接点になるであろう、この3つのどれかしら大体実現したい!となるがどれかしらの基準など考えたことなかったが、本で答えの1つを得た。
どれを提供していくか?というのは本の著者が考案したMOATフレームワークを用いるとわかる。
逆にどれを提供しているか。を決定づけた要因を知るとプロダクトについてよくわかる。

フリートライアルのための開発を渋るCTO

デモを提供しているからいらんでしょ?、「デモリクエスト」がチーム目標になっている故に…とCTOが渋るようなことが著者の経験上ったようだ。
この本を読んでいると、「なぜフリートライアルが必要なのか?」がよくわかるので、必要な背景をよく説明してもらえればむしろ「じゃあやりましょう!」となる気がした。
正直、逆に他所がフリートライアルでいい感じだから…!とかちょっといい加減だなーと思える理由だけでお願いされたら自分も渋りそうだ。

この辺の「やりたいこと」にどんな顔をするかはプロダクト上のどんなチーム同士でも誠実に説明しあう必要があるんだなと理解が深まった。
自分はエンジニアなので「開発の工数が結構デカいよー。」とか、「リファクタリングやら構造見直しするからねー。」みたいな話をするときはとにかく丁寧に説明しないとイカンね。と気持ちが引き締まった。
まあ、どんな説明をしても渋い顔はされてしまうモノだがその後の進め方や関係性に大きく影響するだろう。

ボーリングレーン・フレームワーク

詳しくは本を…という感じだが、とくにバンパー2つが自分にとって考えることが多かった。

プロダクト上に設置されるプロダクトバンパーはプロダクト上でユーザがガーターしないようにガイドしたり、レーンに戻すための装置だ。
こういったプロダクト上にサインアップ直後のユーザのために、フローやユースケースをとにかくシンプルに絞ってまずは成果を得てもらうための機能っていうのはかなり重要だな!という学びを得た。
作るものはとにかく少ないほうが良いので本の中でいう、「冷蔵庫だけ好きにさせる。」ことのほうが重要だと思いがちだったが、バンパーとして機能させるために必要なんだ。と気づくと「無いなんてなんて不親切なんだ!」という気持ちになった。

コミュニケーションバンパーはプロダクト外でユーザをプロダクトへ引き戻すための装置だ。メールなんかがその一つ。
これも重要さは本を読んでいてよくわかったが、それ以上にシステム上でユーザの操作をとにかく活用できるようにデータとして残しておく必要性を感じた。
ユーザの行為やプロダクトの習熟度に応じたメール配信ができるのは最高にクールだ。

全体通して

プロダクトを売るための戦略っていうのはとにかく要素が大ことが感じ取れた。本に出てきた要素でさえ一部であろう。
本で出てきたような要素を把握してプロダクトの戦略を立てらるような人たちには本当に頭が上がらないなあ。と思った。

じゃあ、自分も戦略立てができるようにがんばるか!?というと自分の得意と今の好きはプログラムを書いてプロダクトを成立させるところにあるので、要望をあげられたら戦略にまで思いを馳せて実現を目指すことや、ちょっと待ったをかけられることを目指そうと思う。
その先でもしかしたら戦略立ても自分でやりたい!!!ってなるかもね。

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