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アブザンパルヘリオン解説=CCFシーズン2ラウンド1=

割引あり

【自己紹介】

初めまして、Ryota09と申します。
友人達とアブザンパルヘリオンを調整している幽霊部員です。

先日行われたチャンピオンズカップファイナルで運よくPTの権利を獲得することができました。

部長から許可が下りたので今回使ったアブザンパルヘリオンと言うデッキについて少し解説させていただこうかなと思います。

【デッキ選択の経緯】

デッキがこれしかないです。

以前はラクドスミッドや青白コン等を回してましたがどうも勝ち切れなかったり
デッキに迷っていた頃にMOで無限にアブパルを回してる友人(rushi_00)の影響で使ってみたら思いのほかしっくり来て使い続けています。

店舗予選、エリア予選をアブパルで抜けたこともあり
メタに合わせてデッキを変えるよりも、メタに合わせてカードの選択を変える方がいいと思い
ファイナルもアブパルで行こうと決めてました。

部員たちで各々デッキの調整をして自分好みにしてたのですが
イクサランが発売して事件が起こります。

発見コンボの誕生
最初はロマンデッキか?なんて思ってました。
そしたらMOショーケースチャレンジで1,2フィニッシュ
これは本物だ…
しかもキルターンは発見側の方が早く、妨害も多いためこちらのコンボを決められない。

すでに《手練/Sleight of Hand》と《錠前破りのいたずら屋/Picklock Prankster》が加入したせいでイゼフェニに不利なのに
ここにきて不利そうなデッキが増えました。(緑信心が減ったのは追い風ですが…)

本番まで時間が無いのでとりあえずMOで何かいい対策カード無いか探してみましたが見つかりません。
《減衰球/Damping Sphere》などの置物対策は《徙家+忘妻/Consign+Oblivion》や《力線の束縛/Leyline Binding》で処理され
クリーチャーは《豪奢+誤認/Bedeck+Bedazzle》などで除去されてしまうためどれも完璧な対策とは言えず、どうしようか頭を抱えてました。

そんな時に部長のrushiから「《クチルの側衛/Kutzil's Flanker》の感触が良い」と教えてもらい、早速試してみました。

おまえやれんのか?

最初は半信半疑でしたがイゼフェニには墓地追放で《宝船の巡航/Treasure Cruise》のターンを遅らすことができ、発見コンボにはフラッシュの動きが強く好感触。
お試しでサイド3枚入れてたのが4枚に増え、メインの枠が1枚空いたのでメインに入ることになりました。

そんな感じで今回のデッキが完成しました。

【カード解説】

今回使用したリストは以下のものです。

https://www.mtggoldfish.com/deck/6001531#paper

だいたいの構成は変わりませんがいくつか珍しいカードがあるので
そこだけ解説していきます。


《沈黙/Silence》 / メイン2枚
イゼフェニには《思考囲い/Thoughtseize》などのハンデスでは火力が2枚あってコンボができないことがよく起こります。
そのため《強迫/Duress》ではなく《沈黙/Silence》で確実にコンボを通すプランにしています。
また発見コンボ相手にも強く、相手が動いた時に1ターンを貰うことができるので返しで《大牙勢団の総長、脂牙/Greasefang, Okiba Boss》で決めることもできます。

《クチルの側衛/Kutzil's Flanker》 / メイン1枚 / サイド3枚
今回はデッキリスト公開であるのとサイドの枠を空けるためにメインに1枚入れました。
イゼフェニには墓地追放が強く、発見コンボにはフラッシュでクロックを展開でき妨害を構えたまま動けます。
その他のデッキにも占術2+2点ゲインが沁みます。

《残忍な騎士/Murderous Rider》 / メイン1枚
確定除去枠として《苦々しい勝利/Bitter Triumph》3枚ありますが
4枚入れるとサイド後のミッドレンジプランを取った際に追加コストのデメリットが目立ちます。
しかし除去は全部で4枚入れたいとなり、《ウルヴェンワルド横断/Traverse the Ulvenwald》からサーチが可能な《残忍な騎士/Murderous Rider》になりました。
発見コンボが減れば他のカードに変更してもいいかもしれません。

《領事の旗艦、スカイソブリン/Skysovereign, Consul Flagship》 / メイン2枚 / サイド1枚
最初はメイン3枚だったのですがメタ的に緑信心が減ったため1枚はサイドに移しました。
サイド後のミッドレンジプランにする時やアグロ相手には3枚必要なので1枚はサイドに入れてあります。

《苔森の戦慄騎士/Mosswood Dreadknight》 / サイド2枚
サイド後のミッドレンジプランの際に使います。
もともと《墓地の侵入者/Graveyard Trespasser》を使っていたのですが、発見コンボのせいで3ターン目のクロックでは遅いため2マナの《苔森の戦慄騎士/Mosswood Dreadknight》になりました。

《破滅を囁くもの/Doom Whisperer》 / サイド1枚
ミッドレンジプランにする際に1枚で勝てるカード。
イゼフェニなどの妨害を火力に頼ってるデッキには1:2交換を強制しつつ
次の有効牌を探しに行くことができます。

【チャンピオンズカップファイナル】

いよいよ本番です。朝から沈黙のFoilを探して会場を走り回りました。

1日目
オラクルコンボ×〇〇
象コンボ〇〇
ジャンド異形化×〇×
象コンボ〇〇
グルール機体〇〇
ラクドスミッド〇×〇
青白ロータス××
象コンボ〇×〇
6-2

2日目
白単人間〇〇
赤単アグロ〇×〇
ラクドスミッド××
象コンボ〇〇
3-1

トータル9-3で10位でした。
2ターン目《ウィザーブルームの命令/Witherbloom Command》で機体が落ちたり、トップ《忌まわしい回収/Grisly Salvage》から《大牙勢団の総長、脂牙/Greasefang, Okiba Boss》がやってきたり
イゼフェニに1回も当たらなかったり、全体的に運がよかったです。

象コンボには《クチルの側衛/Kutzil's Flanker》を使ったプランが刺さり4-0することができました。

【まとめ】


今回自分だけではこのデッキリストにたどり着くことが絶対に無かったです。
プランや案をくれたrushi君には本当に感謝してます、ありがとう!

今回のメタ的にアブザンパルヘリオンは厳しい立ち位置にいましたが、まだまだ戦えることを証明できたのではないでしょうか。
75枚すべてに文句の付け所が無くベストな75枚で挑めたと思います。

最後に有料部分になってしまいますが各マッチのサイドプランを公開しています。
サイドプランの指針については無料部分で読むことができます。
これが正解ではないので、雰囲気だけでも掴んでいただければと思います。
あとおまけでrushi部長のこれまでのMOでの戦績を貼りつけておきます。
全部で700戦分くらいのデータになります。
どの相手に不利で有利なのか参考にしてみてください。

拙い文章でしたが最後までご覧いただきありがとうございます。
次はPTで結果残してNote書けるように頑張ってきます!


【サイドインアウト】

パイオニアはデッキの種類が多く、すべてのデッキに対するサイドプランを記載するのはかなり厳しいため
どの相手にコンボで行くかミッドレンジで行くかの判断が大事になります。
ただ、自分自身もふんわりしている部分が多いので、その辺は雰囲気でやってください。

以下だけでも覚えておけばふんわりサイドはできると思います

ミッドレンジプランを取る場合
例:ラクドスミッドレンジ、イゼフェニ
・《パルヘリオンⅡ/Parhelion II》を釣らなくても《エシカの戦車/Esika's Chariot》や《領事の旗艦、スカイソブリン/Skysovereign, Consul Flagship》で勝てる
・サイド後対策カード(墓地対策、軽量除去等)入ってくる

コンボプランを取る場合
例:白単人間、緑単信心
・速度勝負で最速で決めないといけない
・相手の妨害が少ない

コンボ&ミッドレンジプランを取る場合
例:発見コンボ、青白ロータス
・上記以外

だいたいこんな感じでサイドボードをしてます。

以下はCCFメタゲームブレイクダウンに掲載されている使用者4名以上のデッキについて解説していきます。

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