ブレア・ウィッチ・プロジェクトがアマプラ配信


ひとりで観始めたけど、やっぱやめときゃよかった。

あらすじは、「映画学科の学生3名がブレア・ウィッチの伝説に関するドキュメンタリー映画を撮影するため、メリーランド州の森へ向かう。」

というもの。以下ネタバレ注意。



99年の作品で、当時から一部で相当盛り上がっていたと記憶している。

なんとなく見ずに来てしまい、それから20年以上を経てはじめてみる。

内容は、魔女がいるって伝説の森に主人公たち3人の学生が迷うサバイバルなゲームで、ラスト変質者っぽい誰かに襲われてゲームオーバー。

だから、後味は良くない。

何が怖いって、伝説の魔女っぽい何かが徐々に主人公たちに近づいてくるホラー要素ではない。

ホラー要素よりも怖いのは、たぶん日本のそれの何倍もの広大な森で、地図をなくし、食糧も乏しくなり、夜も眠れず…

という主人公たちが極限状態にじわじわ近づくにつれての、3人の情緒不安定さや不仲、取り乱した感じがいちばん怖い。

学生だから半分ノリだった設定だと思うけど、3人の装備が、現代から見てもちょっと森というか自然を舐めてる感が彼らにある。地図ワンセットのみとか。食べ物すくないとか。
やっぱ自然怖ってなる。

念には念の装備って大事。メンタルがやられる。

あと、ヤバい伝説がある場所って、やっぱりなんかそういう空気が漂ってるし、そういうところに身を置き続けると、それだけでメンタルがやられそう。

そういう集団パニックの怖さも描かれている。

何はともあれ、君子危うきに近寄らず、を教えてくれる作品。

めちゃ怖いけど作品として面白い。しかもお金かかっていない。

ブレア〜っぽい作品って今でもみかけるけど、なんだろう、他の素人ムービーっぽくて怖いやつってここまで面白くない。

ブレア〜は主人公たちの演技をはじめ、魔女っぽい仕業の奇妙なトリック、説明がない訳わからなさとか、いろんな要素が絶妙なバランスを醸してそう。

夜ひとりでみると、ホラー初心者でも楽しめるけど、結構怖いよ。

いまだとiPhoneなどスマホで撮る映像が、その場でみてる臨場感がいちばんある気がする。




うちの子ノエルにちゅ〜るをあげます。