ロウイエ監督のふたりの人魚もみる

※ネタバレ注意

スプリング・フィーバーの余韻をずっと引きずってしまい、ロウイエ監督のふたりの人魚も観る。

こちらは2000年の作品。
ヒロインが浜崎あゆみにソックリで、浜崎顔がトレンドだったんだろうか。
当時なら日本の影響を受けて、という可能性もあったかもしれないが、2023年現在ではほぼなさそう。

スプリングフィーバーもブラインドマッサージも本能むき出しな性描写があったが、ふたりの人魚はもうすこしピュアなラブストーリー。
スプリングフィーバーよりもさらに画質はざらつき、街並みも古い。

2018年頃、蘇州に遊びに行ったことがある。
当時は古い佇まいの街並みも残っていたけど、現在はすっかり街並みも変わっているのだろう。

冒頭はややダルな進行で一度止めてしまった。
が、中盤からはテンポ良く話が進んで一気にみれた。

ラブストーリーものはどうして恋に落ちた2人が死んじゃうことが多いんだろう。
死んじゃいたいほどの恋に落ちたことがないから、いつも疑問におもう。

ロウイエ監督の作品を3本みたけど、雰囲気が格好いい。
ペンキの剥げた壁や埃っぽい街並みに哀愁があり、空気は悪そうだけどその場に行ってみたくなる。
というか、カメラの位置が登場人物に近すぎて、間近でみている気分になる。
そんな近距離で性描写が映画ギリギリの露出ではじまるのでドキドキする。
ロウイエ監督が表現する中国の街並みと尖った性描写が見どころなのでは。

他の作品もあるけど、とりあえず3作みてお腹いっぱいになった。



うちの子ノエルにちゅ〜るをあげます。