下書き

社会に出て、自分がどれだけちっぽけで、才能と呼ばれるものがらなくて、そしてそれを磨く努力をしてこなかったのかを思い知らされる。こっち側だと思っていた奴がどうも輝いて見えたり、上手く社会の中で生きていたり。

社会の中に馴染みたくない、つまらないことはしたくないと願うのに、今目の前にある問題は社会や、誰かの下で必死になってもがかなくては解決しない。本当はそれが解決法ではないのか?でも少なくとも今の僕はそれ以外を思いつかない。

現実から逃げたくて、文庫をを開いてみたり、テレビをつけてみたりするけど、フィクションよりも重くて苦しくてハッピーエンドなんてきっと待っていない現実から逃げられる訳なんてなくて、すぐに辞めてしまう。最近好きなことをちゃんと楽しめてない気がする。読もうと思って買った本が溜まっていく。この本たちが溜まっていく分だけ自分の1番大事にしたい部分が遠くなっていくのを感じる。

自分の現状を自分の力で打破する方法なんて知らないし、たとえ知っていたとしても今の自分にそんな力なんてない。

昔の僕は全くそんなこと思わなかったのだけれど父と母、弟が恋しくてすぐに実家に帰ってしまう。車を買って、走らせるのが趣味だという都合のいい口実をつけて週に1回は帰る。帰ったところでなにがあるわけでは無いのだけど、今の僕にはこうやって辛くて苦しい現実という場所と、僕の心をどうにかして静かに治めてくれる場所とを切り離して、全く違う世界として捉えることしかできないのだと思う。所詮そんなものだ。

社会人1年目はみんなそうだとネットのサイトやヤフーの知恵袋は言う。果たしてこの先に待っている自分はどちら側の人間なのだろう。耐える必要があるのかどうか、もう少し粘ってみようか。無理かもしれないなあ。

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