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よなよなGPTsを磨き上げて効率化につなげている話

長いから要点を

  • 利用頻度が高かったり、前提のPromptが複雑な場合はGPTsを作ったほうが効率的

  • いくつか作ってるから参考にしてください

  • 使いながらconfigureをいじってクオリティを上げていくとよい

ChatGPTを主に何で使っているのか

ChatGPTを使うほどに、わざわざ前提を伝えることが面倒に感じられ、GPTの存在価値を実感するようになります。特に、相談内容が頻繁であるか、頻度が低いが細かなPromptの条件を要する場合、毎回前提を定義するのが本当に面倒です。
そのため、面倒だと感じ始めた内容は徐々にGPTに置き換えています。

この記事では、現在どのようなGPTを使用しているかを紹介しようと思いますが、その前に最近の使用履歴から自分の利用パターンを言語化してみたいと思います。

頻度が高い用途

  • 新規事業の立案

  • 超厳しい投資家になりきってもらってフィードバックを受ける

  • ピッチ資料の作成相談

  • コンテンツ企画の案出し

  • 医療、ヘルスケア、ウェルネス分野の専門家への質問や相談

頻度が中程度の用途

  • 資料用のイメージ生成(Midjourneyも併用)

  • ナレーション台本の制作(最近はTikTokの動画作成用)

頻度が低い用途

  • スプレッドシートの計算式作成

  • Web Pilotを使用した論文等のサマリー提示

  • 歌詞の作成(最近はSuno AIで曲作りを楽しんでいる)

上記の項目ではすべて、利用前にPromptで前提を定義しています。
前提とは、例えば「あなたは資金調達向けのピッチ資料を作成するスペシャリストです」という人物設定や、歌詞作成の場合は「[chorus]と[verse]を何小節作るか」といった具体的な設定のことです。
また、気軽な雑学的な質問やマーケティング関連の質問をする際には、前提を細かく設定せずに質問するため、負担には感じていません。
英訳を依頼することもありますが、これも同様です。
ただ英訳したいわけではなく、例えばトーンをカジュアルにしたい時などに利用しています。これはDeepLではできないことです。
ちなみに、DeepLよりもChatGPTの英訳の方が良いという声もありますが、DeepLの利点は、ブラウジング中にページ全体を動的に日本語訳できることであり、そのためにはなかなか課金をやめられません。

GPTsを作る

上記のように、ChatGPTへの依頼は多種多様で、アウトプットクオリティを考慮すると前提条件が不可欠になりますが、自ら作らなくても、既に存在しているGPTsで代替できるものもあると思います。

ただ、ものによってはどこかアウトプットイメージが違うため、毎回気になってしまう場合は自らGPTsを作ってしまうほうが効率的です。

最近は以下のようなGPTs作成をサポートしてくれるGPTsもあったりするので、初心者でも意外と簡単に作れると思います。

このGPTsもたまに使います。アイディアに対して色んな視点からコメントをくれるので色々参考になります。

最近作ったGPTsをいくつか紹介

ということで、よなよな色んなGPTsを作っては動かしています。

ディープテック領域のアドバイス
ディープテック領域は専門的で知らない言葉が多過ぎるので、特化したGPTsを作りました。

知りたいワードだけ投げると、何を聞きたいか確認してきます。

最近のニュースはWeb pilotで動くように設定。

ヘルスケア領域のアドバイス
ヘルスケア関連の相談用に作ったのですが、医療やヘルスケア領域に関するGPTsは制限が厳しく、全体公開がなかなかできないので、これは公開せずに個人的に利用しています。

ほぼディープテックアドバイザーと差異はないので詳細は割愛。

ビジネスアイディアに強い猫型ロボット
ひみつ道具をヒントに近しいビジネスアイディアを立案できるようにしました。(これはたぶん違反になるので公開はしません)

ChatGPTに「ドラえもんのひみつ道具って知ってるの?」と聞いたところ、「知ってる」と言ってたし、本当にマニアックなひみつ道具についても説明できたので、新規事業開発に強く、起業家の要素を持たせてみました。

直接ひみつ道具を投げ込んでも反応しますが、僕はのび太として振る舞うようにしています。
つまり課題やニーズを投げる形です。
そうすると以下のように、ひみつ道具を紹介し、関連するアイディアをリストアップします。
このアイディアはもう少しチューニングを加えて、例えば水平思考で考えさせたりするといいかもと思っています。

このGPTsもWebブラウジングができるようにしています。

おわりに:GPTsは少しずつ磨いていく

GPTsは基本的に作ったら終わりではなく、使いながらconfigureをいじってやり取りの過程やアウトプットのチューニングをかけていくものだと思います。
アクションの追加や、ベースとなる情報を読み込ませておくこともできるし、こだわればかなり優秀なcopilotになります。
そして自分に合ったGPTsを並べておけば仕事に限らずあらゆる面で効率化ができますね。

蛇足

・・・一方で、最近は何か考える瞬間がくるたびに即座にChatGPTを開いていて、これまでと脳の使い方が明らかに変わってきていることを実感しています。
これがいいことなのか悪いことなのかわからないですが、少なくとも今回新たに発表されたSoraで動画を生成したり、midjourney等で画像を生成するためには、想像を言語化したり、正しく指示を伝える能力がより求められる時代になります。
個人的にはけっこうビビってまして、クリエイティビティと言語化能力について考える日々を送っています。

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