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2023よく使ったプラグイン!(UAD、IK multimedia、Acustica Audio、Slate Digital等)

こんにちは、こじまです。2023のブラックフライデーも終わって今年もあと少し!最近そんなに買い物多くしてないのですが、無料配布が大分充実していましたねー。Acustica AudioのPumpkinとかSlate Digitalのheatwaveとかサイコーでした。

私的メモ程度にですが、今年たくさんお世話になったプラグイン(今まで持っていたものも含めて)書いていきますね。

記事的にはランキング形式にでもすれば面白いのかもしれませんが、たくさん出番があれば良いプラグイン、ってコトもないし…(ピンポイントでたまに活躍するやつもある)普通に箇条書きでいきます!

それでは。


Acustica Audio「PUMPKIN」

かぼちゃだから…ハロウィンの時に配布されたやつだったかな?かなり汎用性の高いサチュでした。Acusticaは激重・高品質なイメージがあって手を出していなかったのですが、これは軽くて且つ期待通りのクオリティ。

右上のEQのpreで低域・高域に対する感度を調整できるのがかなりベンリで、低音素材のブーミーさを回避したり、高域のツンツンを積極的に潰したり、この部分が強力な汎用性に繋がっています。

他にもShape、Drive量、wet/dryとあの手この手で歪み量を微調整できるので、なんかしらの手段でクリーンさを残しつつ太くしたりできるようになってる。

こじまは、Omnisphereみたいなマルチシンセのバスとか、リズムバス(特にキック・ベースをまとめたやつ)によく使っています。
細かい調整ができる分、単体トラック毎にたくさん使うよりは、バスに丁寧にパラメータ追い込んで使う方が多かったかな。

これ使って大分Acusticaに興味がわいてきたので、次の機会にはもういくつか入手してみようかなと思っています。


Slate Digital「Heatwave」

これもハロウィンの時の配布だったかな。
トランジェントを保ちつつトラックにエネルギーを加える、というような触れ込みだったと思います。

シンプルな操作で、ググっと明るい成分が持ち上がってきて、歪みを加えた時のようにリリースも出てきます。アタックは、初めはパラレル的な処理で保たれてるのかな、と思ったのですが、一度歪みで潰したのを同社のFG-X的な技術で再度持ち上げてるのかな、と思いました。結果、独特な硬めのパンチが得られます。

割と成型感はあるんだけれど、逆にコレ一発でプラグイン何個か分の音作りが進むので、トラック単体にどんどん挿して音を作っていきたくなるプラグインです!

こじまは、ドラム単体(キックやスネア、タム等)やシンセベースに主に使っています。
特にシンセベースをよりギラギラさせたい!という時に破綻なくカンタンに正解ができるので重宝しています。(低域が膨らむ事なく、ブーミーに潰れ過ぎる事もなく、歪み感と明るさだけが得られるので)


Boz Digital Labs「Big Clipper 2」

コレは普通に買ったやつ。Biasコントロールによるファジィなクリップと、A/Bモードで深さが変わるドライブをブレンド/並列して歪みを作ります。

Push/Pullでも歪み量変わるし、Biasによる歪みも低域にだけ引っ掛けたり宙域寄りにしたりできるので、結構複雑。
なのでこじまはシンプルにPush/Pullを↑みたいにちょい上げして、Biasをメインで音作ってます。ちょっとかゆいトコに手が届くテープみたいなイメージかしら。

独特の荒っぽいボコンっ!って感じのコンプ感が好みで、スネアなんかにパラレルでよく使います。ピッチ高めで手数の多いスネアとか。
歌に隠し味で使ったり、、というのも良いんですが、結構極端に描けた方が面白いかも。
挙動が面白いので、何となく趣味的に使いたくなるんですよね。ギタリストで言うと、ファズペダル集めちゃうタイプの人が気に入りそうな…

ところでこのプラグイン、紹介動画とか記事が初代のばっかなんですよね。
複雑な検証や解説どっかがやってくれないかなぁと他力本願。


IK Multimedia「ONE」

T-RackS 5のやつです。結構長く使ってます。新しく買ったプラグインではないので、気持ち的にもわざわざ今から書くことないかな…と一瞬スルーしそうになったのですが、よーく考えたらメチャクチャお世話になってるなと気付き、改めて言語化しておくことにしました。

マスター段が最終的には違うものになる事もありますが、基本的には一番後ろにコレ挿して大体チェーンを決めています。そういう意味では、毎曲必ずどこかしらのタイミングで使用してるかも。

基本的にはあまり色んな所は触らずに、PushとVolumeを↑くらいにマイルドに下げつつ(初めの位置だと爆発したみたいにメッチャ持ち上がってしまうので)、
AnalogとBass Punchでトランジェントの雰囲気決めています。

潰した分はTransientで再成型するつくりだと思うのですが、そうしたい場合こじまは後ろにFG-X2を挿したりする事が多いかもしれません。でもできれば無しで済ませたいですね。

PushとVolumeでパキっと均されつつ硬い雰囲気に、AnalogとBass Punchでそこに粘りとかを加えていく、てイメージですね。Analogの具合がかなりキモで、2~3くらいでスッキリ仕上げるのが合う曲もあるし、アタック潰れ君でバシャバシャしてる位が良いロックとかなら8~10でも良いくらい。基本は、3~4あたりにしてます。程よ~くGlueする感じ。

そういう色々処理していくと全体的に音が下に溜まっていくので、外部でpreEQしたりします。Air/Focus/Bodyはあんまり使ってないので、ひょっとしたらまだ研究余地が眠ってるかも。

とにかく手軽でベンリで目指す方向をデモ的に定めやすいので2023年もたくさん使いました。来年もたくさん使うと思います。


LiquidSonics 「Cinematic Rooms Professional」

これは色んな場所で評価が高いので、たしか夏頃にセール関係なく買いました。テイルよりもERの質感が気に入って使っています。

パラメータが相当柔軟で何でもできるんだけど、プリセットの"Tight Room"を選ぶだけで、程よくリッチな鳴りが加わってくれるので、あんまり慣れてない段階でも良い感じにはできる。

何個も挿す場合は空間がごちゃごちゃし過ぎて設計が大変なので、Widthを狭めたパートも作ってメリハリを作るのが良さそう。(そもそもちゃんと空間の配置を設計するのが大事なのだが…)

こじまは割とリバーブはあんまりかけずにペタっと平面的に鳴ってる音が好きなのですが(これは正直マイノリティだと思うが)、それでも全部の音が前に張り付いてるのは良くない場合も多いので、そういう時はコレを重宝しています。

テイルがしっかり欲しい時は別途ディレイを使ったり、ValhallaのSupermassiveをリバーブ的に調整したり、色々選択肢がありますがコレはまた現行版のをまとめたいですね。


UAD「Avalon VT-737」

ギラギラっとしたボーカル用に欲しくてBFの時期に買いました。UADめっちゃセールしてて手が伸びまくりそうだったけどガマンしてコレだけにした!!

ギラギラっとさせるのには最適なチャンネルで、SSLとかNeveとかAPIのチャンネルとはだいぶ雰囲気が違うと思いました。32kをブーストする事による空気をたくさん含んだようなザラザラ感は他ではあんまり無いです。

本来は歌に使うつもりだったんですが、丁度インスト多く作ってたので今のところベースとかに多く使ってますが、これもかなり良い。若干腰が高くなりますが、そもそもシンベって下に沈み過ぎて出てこない帯域も多く若干ハイパスする事も多いので、丁度いいくらい。ぼわんぼわんしてたのがしっかり締まってくれて良い感じです。

そういえばベースに使ったこの感じ、AvalonのU5に近いのかもしれないな。そうするとベースによくマッチするのも納得です。

まだまだ使用回数が少ないのですが、他のチャンネルと明確に住み分けが出来てて良い買い物でした。むしろ2024もっと使っていく事になりそうです。


他いろいろ

IK quad comp
tranqilizer g2
v-comp
vitamin
mv2
butch big vocals
CLA guitar
UAD shadow hills comp
UAD 1176
NoiseAsh Finalizer
Softube Weiss Deess

あたりもお世話になりました。全部書くと重たすぎるので今回はこの辺で!
ひさびさに文章書いて脳が活性化しました。また書けたらなと思います。

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