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親の関わりは子どもにどのような影響を与えるのか-3-

世界中の幼稚園を繋げ子どもの未来を創る建築家の藤井亮輔です。

mission
「世界中から保育園・幼稚園を選べる世界に」
vision
「世界中の子どもたちが友達になれる世界」

こんにちは。
今日は、私が2020年5月に出版した「天才を創る環境」から。


日本の文化から離れてこどもとの関係性を見つめ直すと、夜泣きというのは文化だと感じる事ができるはず

あと、日本の文化の影響も受けているのが親子の関わりです。基本的に、こどもは親離れできる時期でもありますが、親の守ってあげないといけない。という考えが定着しているので、いつまで経っても親の方が子離れできないのが現状です。一番よく聞くのが、夜泣きでお母さんとお父さんが苦労しているという事です。しかし、こどもは泣く事も表現の一つです。

なので、夜泣きという概念は日本の文化だからこそだと感じています実際にアメリカでは、こどもを授かった時からこどもの部屋を用意したりします。部屋でこどもを見守るので、多少の泣くという環境では、外から見守るだけです。

大泣きした時に、体調が悪いのかオムツの交換なのか確かめに行くぐらいなのでこども自身もそんなに大した事でなければまた眠ります。しかし、日本の文化ではこどもと母親は常に一緒。という考えがあります。
なので、こどもが泣いている事に、敏感に反応しこどもを泣きやます為にあやしたりする環境が普通。という感じで思われていますが、

一歩、日本の文化から離れてこどもとの関係性を見つめ直すと、夜泣きというのは文化だと感じる事ができるはずです。なぜなら、こどもは泣く。という事は、世界共通です。しかし、母親が子供の泣く行為で夜も眠れずストレスを抱えるほどしんどい。というのは、日本のみと感じる事がしばしばです。

起きているときはたくさんの愛情を注いであげる事ができる

私自身もそうですし、私の知り合いの小児科の先生も同じ事をして、夜泣きという事は一切経験しておりません。むしろ、1歳ぐらいから別々で寝るようにしていたこともあり、夜泣いているこどもをあやすという事は、ほとんどしておりません。どちらかというと、ぐずったときは、勝手に親の部屋まできて勝手に横に寝ているという状況でした。

泣いているな。と感じてもすぐに駆けつけず時間をあけてから様子を見に行く程度でした。なので、夜泣きで疲れています。という親の環境を改めて聞くと、一緒に寝ている。というのが実態です。

しかし、今までそのような環境で急に部屋を別々にして生活すると余計にこどもは泣くのではないか。と思われると思いますが、辛抱強く対応すれば、こどももその環境に慣れてくると思います。

私の周りの知人は後から、別々の部屋で対応すると最初はなかなか思うようにできなかったが、徐々に夜泣きという環境から脱する事ができた。と聞いています。

皆さんもこの機会に夜泣きは文化だと認識してこどもとの関わりを改めて考えて行動していただければ嬉しいです。

そして、こどもと一緒にぐっすり寝て、起きているときはたくさんの愛情を注いであげる事ができると思います。

こどもは、自ら学び、そして自ら行動できるという事を認識して頂ければその子は、いろんな可能性を秘めた能力を開花させることにつながると思います。そして、天才と言われる才能を見つける、そして創ることにこども自身が体現していくと私は感じています。

最初から出来る事はないけれど、失敗を糧に自ら考えて木登りができるようになるのと同じで、夢中になった時のこどもの環境を大事にし、そして、たくさんの体験をさせてあげる事が、大人ができる最高の贈り物だと思います。

建築家・教育者・著者・講演者
藤井亮輔


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