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一人歩きする「起業」という言葉

今日は大学生になってからよく聞く「起業」という言葉について書いていこうと思う。

「起業」という言葉はとてもふんわりしている。

この言葉を聞いてもどういうことか分からないし、「なんか凄そう」といった感想しか出てこない人も多いだろう。

それが原因か分からないが、最近「起業」という言葉がどうも一人歩きをしているのではないかと思うようになった。

具体的に言うと、「起業」と言う言葉が「とりあえず起業したい」や「起業すれば楽に稼げる」といった中身のともなっていない受け取り方をされ始めているのではないか、と言うことである。

実際に起業を授業する高校が始まったり、起業家たちによるセミナーが最近各地で行われるようになっている。

私はその傾向に警鐘を鳴らしたい。

これらの傾向に共通して言えるのは「起業」が目的になっていると言うことだ。

これだけは言えることだが起業は目的のための「手段」でしかない。

自分が叶えたい目的、目標を実現するのに一番最適なものが「起業」であり、いわば必然的に「起業」せざるを得ないと言う状態になったから「起業」する、と言うことである。

だから「起業したい」と言う言葉は使わない方がいいと思う。

この言葉は起業自体を目的にしている言葉だからだ。

言うなれば「〇〇したいけど、このままじゃ出来ないから起業します」が正しい「起業」と言う概念の捉え方だと思う。

以上が最近一人歩きしている「起業」と言う言葉への私からの警告である。

一人一人目標や夢は違うと思うしそのプロセスも違うと思う。

だから皆さんには「起業」と言う言葉に惑わされないで自分の夢にとって最適な道筋を辿っていって欲しいと思う。

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