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僕が「テニス」という競技を経験して得た教訓

今回は僕の人生の時間の多くを費やしたテニスというスポーツについて書いて行こうと思います。

僕は小学校の頃は野球を主にしておりその体力トレーニングという名目でテニスをやっていた母の影響もあり小学校三年生の時に初めてラケットを握りました。それから週1回くらいでテニスに取り組んでいましたが、本格的にテニスを始めたのは中学一年生の冬でした。

僕の中学は中高一貫だったため中学テニス部男女、高校テニス部男女、ソフトテニス部の計5団体がテニスコートを分け合って活動していました。

当然そんな環境ではテニスを上達させるのは難しいと思い、母の勧めもあって家の近くのテニススクールの選手育成コースに入ることになりました。

その後戦績は段々とよくなっていき、関東公認のジュニアの大会でベスト8、4に入れるようになり中学三年生の時にはMUFG東京予選という大会で東京ベスト32に入るところまで戦績をあげることができました。高校でも一年生でNo.1になり順調なテニス人生を送っていました。

しかし高校一年生の冬のある試合をきっかけに僕のテニス人生は狂い出しました。

それは東京ジュニアという全国大会につながっている1年間で一番大事な試合です。

その試合で僕は予選のシード権を得ていました。

しかし結果は初戦敗退。

自分にとってはこの事実がショックで仕方なかったです。

冬に死ぬ気でトレーニングして、死ぬ気で練習して、死ぬ気で頑張ったのにこの結果かと。

今だからこうやってブログで書けますが当時はマジで死のうかと思ったくらい落ち込みました笑

そしてその日から僕はフォアハンドが上手く打てなくなりました。

イップスほど重症では全然ありませんでしたがボールがどんなに頑張ってもサービスライン付近にしか行かなかったり、打ち込むショットがネットの下段に行ったりとまあ簡単に言えばフォアハンドがクソ下手くそになったってことですね笑

その状態でテニスをしていると周りの目も変わってきます。

今まで通りの回数テニススクールに通っていたのに(部活との兼ね合いで週4、5回)お前はスクールに全然こないからやる気がないと言われたり

今まで通り、いやそれ以上にトレーニングや練習をやっているのに真面目にやってないと言われたりしました。

またその頃が一番テニスに悩んでいたのでコーチにテニスについて相談しても大抵は根性論精神論でまとめられて具体的にどうすればいいのかというのは教えて貰えませんでした。

技術的な話しをして欲しいとに少し口答えをすると「そんな口答えするなら教えない」と言われてしまいます。

当時の僕にとってそのコーチは神様のような存在でその人に見放されたらもう終わりのような感覚でした。

だから結局聞きたいことも聞けずモヤモヤしたまま、またそのモヤモヤがプレーに出て怒られるという最悪の循環を繰り返していました。

そして当然戦績も下がっていき高校二年生のインターハイ予選でも予選負け。新人戦でも予選負け。

この新人戦での負けで僕は完全にテニスに対するモチベーションを失ってしまいました。もうテニスのためにあんなキツイトレーニングや練習をしたくない、怒られたり人格否定されたくない。

そう思い、僕は高校二年生の秋テニススクールを辞めました。

東京ジュニアからここまで半年ちょいでしたが僕にとっては2年間ぐらいに感じました。

コーチに最後に言われた言葉は「お前は自分に甘すぎる」

約5年間ついてきたコーチに最後は人格否定されて僕のテニススクール人生は幕を閉じました。

なんか語弊がありそうなので一応言っておきますがこのコーチにはとても感謝しています。テニスに置いて一番大切なことを教えてくれたのはこのコーチですし熱心に指導していただきました。ただ僕に合わなかっただけです。僕はなんでそうなの?と思ったらその理由を理解しないまま行動には移せないタイプです。そのような理論派な人間よりもとにかくやってみる素直な人間がこのコーチには合っていると思います。

長くなりましたがこのような経験を得て僕は以下の教訓を得ました。

1、自分に合わないなと思ったら勇気を出して環境を変える

2、本当にしんどい状況になった時信頼できる相談相手を作る

3、「逃げる」ということを恐れない

一つ目はやはりコーチのことですね。僕のコーチはいつも責める時は「お前が悪いお前が悪い」というスタンスで怒ってくるタイプの人でした。

当時の僕はそれを超本気に受け止めて、ああ僕はなんてダメなやつなんだ、、と自己嫌悪に浸っていました(今でもその傾向はありますが笑)

もちろんコーチの言っていることは事実ですし僕が自分に甘いのも確かにそうかもしれません。しかしその生徒の特徴を理解し最大限力を引き出すのがコーチの役割ではないかと僕は思います。

そのコーチの場合それが人格否定だった訳ですが僕にはそれが合わなかったです。何くそ!となる人なら話は別だったでしょうが。

そういう意味で僕のテニスにおけるコミュニティーはそのコーチに集束されておりずーっと違和感があるままテニスを続けていました。

だからそのような違和感を感じたら環境を変えるということを今後の教訓にしたいと思いました。

二つ目はこれもコーチのことですね笑 そのコーチに怖くて相談できなかったこともあり誰にも悩みを相談できないままでした。

そんな時になんでも言い合える相談相手がいたらなあと今になって思います。

三つ目はテニススクールをやめる時に感じた教訓です。テニススクールを僕は逃げるように辞めました。やめる当日まで知らない人もいたぐらいですから笑 

当時は色々言われましたし当然テニススクールのメンバーにも逃げたなと思われていたはずです。

しかし今となっては自分判断は最善だったと胸を張って言えます。

あのタイミングで辞めたことで受験勉強に打ち込んだり、友達と遊んだり、部活を最後(高三の七月)まで続けれたりと色々な今までできなかったことができるようになったからです。

テニスという競技で挫折したからこそ今の自分がありますし、テニスをあのタイミングで諦めたことで今こうやってビジネスの勉強をすると言う選択肢を得た訳です。

自分が悩んで決断した答えに間違いなんてありません

悩んだ末に逃げると言う選択をしたならそれもまた正しい、そう僕は思います。

テニスをこんなに本気でやったこと、テニスから逃げたことどちらも自分の人生の中では大きな経験になっています。

長くなりましたのでそろそろ終わろうと思います。

では。

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