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STARBUCKSのサイニングストアに行ってみて、感じたこと

先日、スターバックス コーヒー nonowa国立店に行ってきました。

今年の6月27日にオープンした店舗なんですが、この店舗には、他店舗にはない大きな特徴があります。

それは、手話が共通言語になっているところです。

聴覚に障害のある従業員を中心に、手話を主なコミュニケーション手段として運営されている、このような店舗はサイニングストアと言われており、マレーシアに2店舗、アメリカに1店舗、中国に1店舗あり、国内では初めての店舗だそうです。

自分は、サイニングストアの店舗がオープンした事を知り、実際の店舗の様子や空気感、お客さんの様子、そして、空間のデザインについて知りたいと思い、実際に足を運んでみました。

実際に店舗に行って、感じた3つのことを共有したいなと思います。

1.手話がより身近に感じられる空間

・手話での注文(音声や指差しなど、手話以外での注文も可能)
・STARBUCKSを指文字で表現したサイン
・商品の受け取り場所に設置されたデジタルサイネージ
・壁に飾られている、手話をモチーフにしたアート作品
など手話に触れることができる機会がたくさんありました。

その中でも、特にデジタルサイネージが印象的でした。

デジタルサイネージには商品番号に加えて、日常的に使う手話が表示されており、商品が出来上がるのを待ちながら、手話を学ぶことができます。

「商品の受け取り場所」のような必ず目に入る場所を上手に活用しているなと思いました。
#偉そうに言ってすみません

2.店員さんの接客

店員さんの接客がとても丁寧で、温かいように感じました。

決して、他店舗の店員さんの接客が雑で、冷たくて、この店舗の店員さんの接客が丁寧で、温かいと言っているのではありません。むしろ変わらないと思います。

でも、自分は、注文する時や、商品を貰う時になぜか温かい気持ちになったんですね。

なんでだろうと少し考えてみたところ、店員さんはコミュニケーション(接客)の手段として、『声』を使わない分、『目や表情』を人一倍使われていて、それを感じて、温かい気持ちになったんだと気がつきました。

また、声を使わないコミュニケーションに慣れていなのもあって、少しドキドキしていたんですけど、店員さんの接客の表情のおかげで緊張が和らいで、温かい気持ちになった(ホッとした)というのもあると思います。

3.みんなが自分らしくいられる場所 

店舗に行くまでは、サイニングストアに対して「聴覚に障害があるお客さんに優しいお店」というイメージを抱いていました。

しかし、店舗に行ってみて、「聴覚に障害があるお客さんに優しいだけでなく、聴覚に障害がある店員さんが、自分らしく働くことができるお店」というイメージに変わりました。

スターバックス コーヒー nonowa国立店は、このようなサイニングストアならではの特徴があり、また、会話を楽しんでいる人や勉強している人がいたりなど、他店舗と同じような雰囲気でもありました。

手話や自分らしさについて考える、良い機会になりました。

是非、気になった方は足を運んでみてください!
https://store.starbucks.co.jp/detail-1872/

最後に、お店の壁に記されていた文章を紹介します。

コーヒーを飲みに来た人も、働いているパートナーも、
みんなが自分らしくいられる場所をつくりたい。
ここは、そんな私たちの想いから生まれたお店です。
自分の可能性を信じ、一緒に育んでいきませんか。

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